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第13話 こんな娘達で?

 よ~し! ジャンプだ!


「とぅ~!」と僕の口からカッコ好い、正義の味方のような台詞が漏れれば。


 その次は城壁の上から僕はチャイナドレスのミニスカなので、スカートが捲れ上がった状態……。スカートの中身の優艶な黒い下着を前世の僕に魅せながら勢いよく地面へと落下!


 そして着地!


 ま・さ・に! 日本の特撮物のヒーローやアニメの魔法少女のヒロイン達のように変身──! まあ、しない。しないよ。あっ、ははは! と僕は笑い誤魔化せば。


 まあ、僕が落下した場所──! 前世の僕が目の前……。奴と対峙ができる場所だけれど。僕の後方を見てもらえればわかる通りだ!


 只今、三国志オンライン戦記この世界の僕の魔力と戦闘レベルは100の内の5だけれど。僕はちゃんと柳葉刀と盾を持った、盾職の兵士を召喚できた。


 だからやった~! 凄い~! 理ちゃん~、カッコ好い~! 可愛い~! キャ~、ステキ~! となることはない。


 まあ、ないから、僕は自身の肩を落とし、「はぁ~」と溜息を漏らしつつ、守備能力の高い陣形──。


「方円の陣を発動……」と最初に下知をだせば。


「みんな、敵の攻撃を防いでくれる」と再度下知をだしてみた!


「「ピィー!」」


「「キャー!」」


「「キッ、キキキ」」


 僕が召喚した可愛いおもちゃの兵隊……。


 そうゲームと同じ埴輪のお人形さん達のような、ゲーム内のNPC──。三頭身の可愛い娘達から元気のある声が返ってくるから。


 僕は相変わらずおんぶお化けや子泣き爺のようになっている女神さまへと。


「あのさ、何太后さま?」


 と落胆したままの声音で声をかけた。


「……ん? 何じゃ、李儒理樹? 朕は忙しいのじゃが何か用だ?」


 僕の身体をおもちゃにしている駄女神さまは、やはり駄目な台詞しか告げてはこない。


 だから僕は「はぁ~」と溜息をついて。


「こんな日本の昔話や出雲神話に出てきそうな大黒さま達の容姿した埴輪仕様の三頭身の兵隊で化け物化した前世の李儒を倒せるのか、~~~!?」


 その後僕は何太后家の駄女神さまへと荒々しい声音で尋ねた。


「……ん? 李儒理樹は何をイライラしているのかは、朕もわからぬが。ゲーム内では倒せているから大丈夫じゃろぅ~? チュチュ」


 でも僕の背後のひとは駄女神さまだから、何も思案しないで安易に言葉を返してきた。


 だから僕はまた駄女神さまに対してまた「はぁ~」と大きな嘆息を漏らしつつ肩を落とし、やる気無し男ちゃんへと変わってしまうのだった。



 ◇◇◇



「何太后さま~! それは僕一キャラではなく仲間……。そう二キャラ、三キャラ、四キャラ、五キャラ……。それ以上の仲間でパーティーを組んで戦をするから、強力な敵の兵達を倒せる訳で……。それにゲーム内ではまだ、ボスモンスターの実装……。アップデートの方はまだのはずなのに。何で僕の中の悪しき心が凶悪なボスモンスター化するんだよ~? それって可笑しいから~?」


 僕はまた凝りもしないで駄女神さまへと説明し、最後は嘆く。


 でもゲームと戦闘シーンが一緒ならば、僕達二人がパーティーを組めばいい訳で……。


 それならば何とかなるかも知れないから?


 僕はまた背後の何太后おんぶお化けへと。


ー! お前もいつまでも僕の身体を弄んでいないで、戦闘の方を手伝えー! わかったなぁ、何~? でないと僕はお前と離婚だー! 離婚をするからな、わかったな、何~!?」


 僕は本当に凝りない我が家の駄女神さまへとと言う脅し文句を使い、脅迫して、主に従えと告げる。


「えぇ~、うそ~? それは嫌じゃ、李儒理樹~。朕の身体はもうお主無しでは生きてはいけぬ。だから許してたもれ、陛下~。ブチュ~!」


 何太后さま我が家の駄女神さまは僕の背で嘆き、不満も漏らせば。僕の頭をグイ! と強引に後ろへと回して接吻……。


 それも大人のキスを濃厚……。魅惑的におこなうから、僕の脳内はクラクラと麻痺して蕩けるから。


「はい、今回だけよ」


 と僕は自分の腹部の下の大事な物を大きく出来ないけれど、オス発情したので、今回は何太后さま新妻さまのことを許し、埴輪仕様のおもちゃの兵隊達さんと頑張ることにしました。




 ◇◇◇




(済)

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