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第11話 駄女神様とお別れ?

「な、何を申しているのじゃ、李儒理樹と言うか? 何と言う恐ろしいことを朕に告げてくるのじゃ、李儒理樹は~! 朕は只夫婦の営みをしてジャレているだけではないか~? なのに~、何故~、そなたは怒るのじゃ~? あんまりじゃ~!」


 僕が何太后駄女神さまへと離婚宣言を突きつけると、彼女は自分の顔色を変えたじろぎ始める。


 だけど僕は日本男児だから! 男としての性欲を満喫、堪能して、発散するのはいいけれど。女性としての性欲を満喫、堪能して、満たし、僕の性欲が変な方向性へと目覚めるのは防ぎたいのだ。


 だって今の日本は少子高齢化? だと言われているから。我が家の駄女神さまには最低でも三人に子供は産んで欲しい。


 それに何太后さま自身も五人は子供が欲しいとか、子沢山家庭を先ほど僕に要望してきたぐらいだから女性同士で優艶に戯れるのはよくないので。


「いいや、駄目だ、! 夫婦の営みも僕が男性の時しか受け付けない! わかったな、! それが嫌ならば離婚だ! いいな、!」


 僕は荒々しく、何太后さまを諫め、下知をだした。


「うえぇ~、ん。そんな~。あんまりじゃ~。朕は同性愛も好きなのに~。そんな~、殺生なぁ~」


 僕に百合、百合は駄目だと諫められた何太后さまは泣き真似をしながら不満を漏らしてきた。


 でも僕は家の駄女神さまの不満を受け入れず。自分の首を振り、「NO!」と諫めた。


 だから何太后さまは諦めて、


「はい、陛下……。朕は主さまの指示に従います。だから許してたもれ」


 僕に反省の顔をしながら謝罪をしてきたから。今度こそ僕も何太后駄女神さまを許すことにしてだ。

 前世の自分李術を倒すことに対して集中しようと思うのだった。



 ◇◇◇



(済)

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