「おい! お前ー! 李儒! いい加減にしろよー! 何で女性や小さな子にー! そんな酷いことをするんだぁあああっ!? これからも二人に酷いことばかりを続けるのならば! 僕はお前のことを許さない! 許さないぞー!」
僕はとうとう李儒が二人へとする残虐行為に対して我慢……。耐え忍べなくなり、とうとう切れてしまった。
だから何太后さまと小霊帝さまの容姿……。物の化と化している容姿を見てもいつものように恐れ慄き、震えるのではなく。
太古から二人の霊を束縛し、情け容赦なく苛め続ける李儒の悪霊に対して僕は怒声を吐き、諫めてやった。
「……ん? あれ?」
すると僕の身体……。
そうパジャマ姿だけれど僕の身体は何故か黒い暗黒の影……。李儒がいる城壁の上……。僕は異空間の中なのだろう? その場に立っているのだ。