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第5話 転生前への謝罪(2)

 だから僕は今後も恐ろしい日々……。怪奇現象……。ミステリアスな睡眠時間……。浅い寝の睡眠不足の日々……。


 まるで昭和の時代の夏の夜を賑わいさせたの主人公のように、自分の生気を吸われる生活を続けなければいけないみたいだから。

 僕は心身ともに本当に辛いのだが。何故僕がこんな怪奇、ミステリー……。


 両親や友人、知人に話し、相談をしても信じてもらえないような恐怖体験をするようになったか? と申せば。


 僕が今プレイをしている【三國志オンライ戦記】と呼ばれる後漢から三國志時代、晋までの歴史をモチーフにしたRPGとSGLゲームが混ざり合ったようなアプリゲームをスマートフォンでダウンロードし、プレイを始めてから。

 僕は毎日悪夢に魘されるようになった。


 だから僕は少しばかり気になり。SNSで僕のように恐ろしい恐怖体験をしている人達はいないかを調べてみたけれど。

 僕のような恐ろしい恐怖体験や怪奇現象を体験をした人達の記事は記載──投稿されていないから。

 何太后彼女の名前が何故かわかる僕だけがこんな恐ろしい思いをしているみたい。


 でも本当に恐ろしいのはこれからだから、僕はこれから何太后さまと小霊帝さまの身に起こる不幸を思い出しながら、自分の身体を震わせ恐れ慄く。






「きゃ~、許してください~、李儒~! きゃぁ~~~!」


 何太后さまの口から段々と声音が小さくなる絶叫がこのように放たれると。


《ドン!》


《グチャ!》


 と地面に何かが落下──!


 その後は何かが鈍い音を出し、地面で潰れる嫌な音が僕の耳へと聞こえると。



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