霜月
BL現代BL
2024年10月26日
公開日
51,780文字
連載中
この物語はイケメン小説家如月とスパダリという名のおかん睦月、腐った妹の卯月の日常生活を描く、シチュエーションコメディ!!(少しえっち)
あらすじ。
粗大ゴミ置き場に捨てられていた、粗大ゴミは住所不定、無職のオジサン(?)?! 佐野卯月(さのうづき)14歳は如月を家に持ち帰る。身なりを整えた如月はただのイケメンで、小説家だった?! 如月は生活能力のないダメ人間?! 兄妹と小説家の奇妙な生活が始まる!!!
性的指向の変化の恋。セクシュアルマイノリティへの理解。性への興味。シュールなギャグに混じりながら、セクシュアルを学んでいく、ドタバタ日常系ラブコメディ!!
※4話(2)からBL要素が出てきます。前半はギャグ要素強めです。物語が進むにつれ、性に関する事柄が増えます。セクシュアルマイノリティに対し、現代の状況と合わせているため、ハラスメントに当たる表現をする人間も出てきます。
えっちな描写があるエピソードには#がついています。(※ねこみみえっち、クリームでどろどろえっち、目隠し、拘束、鏡プレイ……色々だぜ!!でも2人はらぶらぶ!!)
いちゃらぶ、ヤンデレ、年下攻め、分からせ、などあり。基本は思い違いや食い違いで笑いを誘うシチュエーションコメディです。後半は、もう溺愛でしかない!!!
表紙の絵はらたんさんに描いて頂きました!!ありがとうございます!!
なろう、アルファポリスにも投稿中。
1話 粗大ゴミだからってなんでもかんでも持って帰っていいわけじゃない!
世の中は目まぐるしく変化し、新しいモノを生む。そしてまだ使えるモノも、少し修理すれば使えるモノもゴミ捨て場へ捨てられていく。
佐野卯月14歳。中学3年生。
私は粗大ゴミと不燃ゴミの回収日をいつも楽しみにいる。何故ならたくさんのお宝が眠っているからだ。
※勝手に家へ持ち帰ってはいけません!
爽やかな風が私の横を吹き抜ける。歩きながら空を見上げた。雲ひとつ見当たらない、気持ちの良い天気だ。スクールバッグを片手に軽い足取りで学校へ向かう。
ふと、立ち話が耳に入った。
「ねぇ聞いて~~。明太子公園の入り口に粗大ゴミが置いてあったのよ~~」
「ぇえ~~公園の側に捨てるってどうなの?」
これは、不法投棄か? それとも粗大ゴミの日か? どちらにせよ、行けば分かることではある。
近所に住む、オバサンたちの噂話を電柱の影に隠れ、耳を傾ける。側から見たら不審者かもしれないが、今は話が気になる。
「それもね、アレは捨てちゃダメだと思うの。流石に回収できないと思うわ~~」
「むしろ通報した方がいいんじゃないの?」
(アレとは?!?! 何が捨てられているの?!?!)
気になる気になる気になる気になる気になる気になる超気になる!!!! これは明太子公園へ行くしかない!!!!
てか明太子公園って何?
学校へ行くことなどすっかり忘れ、電柱の陰から飛びだし、明太子公園へと向かった。(※ただし、場所は知らない)