俺、異世界からの最強 絶対無敵 チート転生者・異界天晴(いかいてんせい)!!
この世界の物語の主人公になる男だ!
まあ転生っつても、死んだときの年齢と姿でこの世界に来たから、厳密には異世界転移だけど細かい事はいいっこ無しだ!
それにしても異世界転生って言ってもこの世界、よくあるナーロッパ的なやつじゃなくて、現代世界の技術に近い生活なんだよな。マテリアルブーツってやつを除くと。
これじゃあ前世の記憶で現代知識無双! が出来ないのはかなり残念だぜ。
けど俺には神様にチート能力貰ったから、十分無双は出来る筈!
その名も"絶対無敵"!! 30秒間の間文字通りどんなダメージも効果を無効化出来る凄い能力だ!
これでまたトラックに轢かれたとしても、絶対生き残れるんだ!
しかもこいつは、この世界のマテリアルブーツとかいう能力とは違う自前能力だから、いつでも発動できるぜ!
さあ、早速この世界特有のマテリアルブーツの大会に参加して無双してきてやるぜ!
これだけ現代ファンタジー要素を持ってるようだが、どんな魔法も攻撃も"絶対無敵"で防いでやるぜ!
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Rank1 ソロトーナメント大会
1回戦
プレイヤー:ハクト
Rank:1
VS
プレイヤー:異世界からの最強 絶対無敵 チート転生者・異界天晴いかいてんせい
Rank:1
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お、早速俺の一回戦の相手が決定したな!
プレイヤー名がハクト? 俺の名前に比べたらめっちゃ地味だな! モブキャラか!
まあ実際に会ってみたら、男でウサギパーカー着てたからある意味目立つが。
とにかく、俺のマテリアルブーツ、初デビュー!
華々しく飾ってやろうじゃねえか!
────ところで、このギアってやつどうやって発動すればいいんだ?
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バトル・スタート!
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ヤッベ、とか言ってる間にバトル始まっちまった!?
レンタル品一式借りて、操作説明何も聞いてない状態で挑んじまった!!
いや、問題ない! 俺には"絶対無敵"があるんだ!
とりあえず、相手のギアの発動の仕方を見て、それを参考にして戦って見ればいっか!
さあ、こい! ウサギ野郎!
水でも炎でも雷でも、どんなとんでも攻撃を放ってこい!
それを"絶対無敵"で防いでから、ギアの発動の仕方を覚えてやる!
そう考えていると、ウサギ野郎は走って近づいてくる。
近づいて、近づいて、近づいて……
あっれ、ウサギ野郎そのまま蹴って来た。
ギア使わない?
まあまだ序盤だしな、それにこれくらいのダメージなら"絶対無敵"を使うまでもない。
とりあえず大技が来るまで待って、と。
待って、待って、待って、待って、待って────────
〜数分後〜
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バトル・フィニッシュ!
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バトルルール:殲滅戦
残りタイム:6分14秒
プレイヤー1:ハクト
残HP:476
Rank:1
スロット1:────
スロット2:バランサー
プレイヤー2:異世界からの最強 絶対無敵 チート転生者・
残HP:0
Rank:1
スロット1:────
スロット2:────
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異世界からの最強 絶対無敵 チート転生者・
よって、勝者 ハクト!
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「ハクト君、一回戦突破おめでとうー!! めっちゃ地味だったけど!!」
「ああ、ありがとね! めっちゃ自覚あるけど!」
☆★☆
「いっやー。酷かったわね、記念すべき大会デビュー戦が、あんな地味な試合になっちゃうなんて」
控室へ向かう廊下で、カグヤがそう話しかけてくる。
その時のカグヤの目は、なんか盛り上がりどころが分からない微妙なテレビ番組を見ていたような目で話していた。
「ああ、まさに"足でするチャンバラみたいな感じ"をめっちゃ自覚したよ。あれか、初心者同士だとああなっちゃうのか」
「まあ、そうねー。相手もギアの使い方全然分かっていない状態で試合出てたっぽいし。一応何か狙ってたっぽいけど、ハクト君がただ地味に蹴り続けてたからそのまま抱え落ちしちゃった感じ?」
まあ今となっちゃ何狙ってたのかは分からずじまいだけど。
そう言ったカグヤの言葉に、ハクトは大いに同意した。
「それにしてもハクト君、結局【インパクト】使わずに終わっちゃったでしょ。通常の使い方はともかく、せめて"ラビットスタンプ"使えば結構試合盛り上がったんじゃ無いの? おかげであの場所だけ会場冷えっ冷えよ?」
「仕方ないでしょー、大会の試合会場は屋外だし。天井が無い以上、ラビットスタンプは自由落下の速度で使うしかないから踏みつけるまで時間が掛かる。相手を転ばせでもしないと、普通に避けられて終わりだよ」
さっきの人、中々転ばなかったから蹴り続けるしか無かったけど。
その状態で【インパクト】を通常の使い方して距離を取っても意味が無いから、やっぱりただ蹴るしか無い。
ハクトはそう言って、さっきの試合の振り返りを纏めていた。
「折角のハクト君の必殺技みたいなものが出来たのに、実用性が無いロマン砲にしかならないなんて悲しいわね……」
「こればかりは試合会場の問題だからねえ、切り替えていくしかないか」
「けど実際問題どうするの? ハクト君の技それこそ"ラビットスタンプ"しか無いけど、使えないんじゃこの先の試合ちょっと不味いんじゃない? ずっと蹴りオンリーで行くのも辛いでしょ」
「それなんだよなあ……」
ラビットスタンプが使えない以上、手持ちの装備で新たな技を作る必要がある。
さっきの試合、結局スロット枠で公開したのは永続の【バランサー】のみ。
ある意味手札を一つ隠して勝てたとも言えるが、もう少し戦術にバリエーションを持たせないとすぐに敗退してしまうだろう。
「あ。そういえば結局、その【バランサー】のギアの使用感どうだった? 永続ギアだったから常に効果は出る筈なんだけど、なんか変わった?」
「ん〜……強いて言うなら、気持ち蹴りやすかった?」
「地味ね。と言うか、蹴りやすかった?」
「あー、いや。蹴る時片足立になるんだけど、その時の姿勢の意地がやりやすくて、すぐ次の蹴りを放つ準備がしやすかったなって感じ」
思い返してみると、確かにいつもより体の姿勢の維持がしやすかったなと、ハクトは感じでいた。
「ふ〜ん。まあ、名前から察すると"体の体幹の強化"。それが【バランサー】の効果ってところかしら?」
「カグヤさっき、5段階で最高レアのギアって言ってなかったけ? それなのにそれだけの効果?」
「んー、まあ永続ギアって文字通り効果が永続だから、その分ささやかな効果量になりやすいから不思議では無いんだけど……」
確かに本当にそれだけかしら?
そうカグヤは静かに呟くが、それの答えを持つものはこの場に誰もいない。
ならば、かつての持ち主ならどうだと思いつくのだが……
「……ダメだ。これをプレゼントしてくれた父さんに電話を掛けても繋がらない。というか留守電で、急用で家を出てるって入ってるから暫く連絡が付かないなこれ。平日は兎も角、土日にこれは珍しいけど」
「せっかく直接効果を聞けるかもしれなかったのに、残念ね。まあ兎に角、今は把握出来た部分だけで戦って行きましょう」
そう結論づけて、一旦ハクトの現状状態の確認は完了した。
「っと、そろそろ控室よ。ひとまず休憩しましょ。他の選手もいるから、迷惑かけないようにね」
「分かった。飲み物でも飲んで落ち着こうっと」
そう話しながら、二人は廊下の先を一緒に歩いて行った……
☆★☆
「ここが控室か……」
「ええ。小さな大会で16人しかいないからそんなに狭くは無いけど、大きな部屋ね」
ハクトは初めて選手控室に入ったが、確かに大きい部屋だった。
選手全員がこの部屋に待機する形になっているようだ。
初心者大会だから個室は使わず、そのような扱いになっているのだろうか?
「あ、自販機のドリンク飲み放題だって。ハクト君何飲む?」
「ん? ああ、じゃあカルピス欲しい」
「ウサギパーカーのその姿には合ってるわねー。私はイチゴミルクが飲みたいわ」
そう言いながら、二人はそれぞれの紙コップが出てくるタイプの自販機で好きな飲み物を頼んだ。
そうしてドリンクを持った二人は、適当な机で改めて向き合って座る。
「さて、と。トーナメント表を改めて確認してみましょうか」
そう言ってカグヤが自身のグローブをタッチすると、例のソリッドビジョンが現れた。
そこには、大会のトーナメント表で現在の状況が記載されていた。
「あ! ハクト君の次の試合相手がもう決まったみたい」
「え! どれどれ?」
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Rank1 ソロトーナメント大会
2回戦 第一試合
プレイヤー:ハクト
Rank:1
VS
プレイヤー:アリス
Rank:1
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「この"アリス"って子が、次の対戦相手なんだ」
「ええ、ハクト君に取っては準々決勝になるわね。第二試合の勝者が相手だから、こんなに早く決まるなんて、もう決着ついてたのね」
「つまり、相手は結構の実力者の可能性が高いってこと?」
「初心者大会だから五十歩百歩のところはあると思うけど、少なくともハクト君の一回戦とは比べ物にならないくらい、ちゃんとした試合になるんじゃ無いかしら?」
つまり、ある意味ここからが本番だと思った方がいいと。
ハクトはそう改めて気を引き締めた。
「それにしても、アリスって名前は可愛らしいわねー。女の子かしら?」
「まあ女の子相手でもちゃんと戦うつもりはあるけどさ。流石に見た目小学生の相手と戦うのは、そうなったらちょっと気分が乗らなさそう」
「そうね。ハクト君模擬戦で私踏みつけるくらいだからちゃんと戦えるわよね。あと、動画でも見たと思うけどプロにも見た目小さい女性がいるから、今の内に慣れておいた方がいいわよ」
「んー、まあそっかー……」
「────あはは。悪かったね。女の子じゃ無くて」
「「っ!?」」
そんな会話をしていたら、ふとハクト達に声を掛けられる。
見ると、黄色髪の顔立ちのいい少年が近くに立っていた。
年齢はハクト達と同い年くらいに見える。
先程まで控室にはいなかった姿だ。ということは今来たばかりということで……
「初めまして。僕がアリス。有栖流斗アリスリュウトだ。プレイヤーネームは言いやすい名字から取ったんだ。よろしく」
「あ、うん。俺は因幡白兎イナバハクト。よろしく」
「それじゃあ、私は卯月輝夜ウヅキカグヤよ。よろしくね」
「そっか。じゃあイナバ君とウヅキさんって呼ばせて貰っていいかな。自分も名字だし、そっちの方が呼びやすいんだ。そっちもアリスって呼んでいいよ」
佇まいがやたら紳士的な少年だった。
若いのに、まるで物語から出て来た騎士のような少年のような印象を二人は受けた。
「名前の呼び方についてはそれでいいわ。あと、性別勝手に誤解してごめんなさい」
「ああ、俺もてっきりそうなのかと思ってた。ごめん」
「別にいいよ、良く間違われるし。気にしないで。それより……」
そう言って、アリスはハクトの方を向き直る。
その目は静かに相手の力量を図ろうとしているような視線だった。
「イナバ君、君が次の僕の対戦相手になるらしいね。話し声が聞こえて来て勝手に聞いて悪いと思ったけど、ちょっとついでに挨拶をと思ってね」
「それはどうもご丁寧に。同じ男なら遠慮なくやりやすくて助かるよ」
「助かる、ね。けど1回戦の試合の内容見てたけど、あれはまだ試合に慣れていなかったのかい? それとも手の内を晒したくなくて隠して戦ってたのかな?」
その発言に、ハクトはウッとなった。
さっきまでそれで反省会してたところで、ちょっと痛い所だった。
「君個人にはちょっと気になることがあってね。さっきの試合がどういう狙いだったかは分からないけど……僕との試合でその余裕を出せるとは思って欲しくは無いな」
「つまり、全力を出してこいって事?」
「そうしてくれた方が僕も嬉しいかな。お互い全力を出せれた方がいいと思ってね」
ハクトは改めてアリスと言う少年を観察する。
紳士的な態度とは別に、かなり自分自身に自信を持っているように感じられる。
少なくとも、1回戦の内容は彼に取ってはお気に召さなかったようだ。
「って、あー!!」
「ちょ!? どうしたのカグヤ?」
「今気になって調べて見たんだけど、アリス君ってプレイヤー割と有名らしいわ!」
HPグローブではなく、普通のスマートフォンを操作して調べたカグヤはそう叫んだ。
「ここ数ヶ月の初心者ソロトーナメント、いくつか優勝経験があるわその人! 少なくとももうとっくに中級者レベルの大会に出ててもおかしくないわね」
「はあ!? って事は、もしかして初心者狩り? 見た目とは違って、随分セコい事しているように聞こえるけど」
「あはは。それはちょっと申し訳ないね。確かに最近慣れてきて、もっと上の大会に挑戦しようかと思っていた所だけど、最後にちょっと気になることがあってこの大会に参加したんだ」
「気になること?」
「さっき言った筈だよ。君・個・人・ってね」
「……え。アリス君ってそっちの気があるの?」
「俺、ノーマルだから一切答えないけど」
「うんそう言う意味じゃないね。ごめんね言い方が悪かったね」
仕切り直して。
「俺個人に興味って、どう言うことさ。てっきり1回戦の無様な試合に物申しに言いに来たのかと思ったのに」
「無様って言っちゃたわねハクト君」
「別に試合内容とは関係なくて。ちょっと個人的にある人と繋がりがあって、とある面白い選手が大会に出る可能性があるって聞いてわざわざやってきたんだ」
「ある人?」
「流石にその人の名前は言わないけど、"白いウサギパーカー"の選手がいたらそれだって聞いていたんだ」
「完全にハクト君のことじゃん」
「そう言うわけで、君との試合は実は楽しみにしていたんだ。それを言いに来たんだ。それじゃあ、また後で」
そう言って、アリスはハクト達から離れて控室の隅の方に移って行った。
途中自販機のドリンクで悩んでレモンジュースを買っていたが、それは気にするような内容でもなく。
「にしても、ある人に聞かされたって誰なのかしら? ハクト君がこの大会に出るなんて、本人すら直前まで知らなかったのに」
「直前まで知らなかったのはカグヤのせいでしょうが。……まあ、そんな予想がつく人なんて、なあ」
「……ん? ハクト君もしかして心当たりある感じ」
「二人ほど、と言うか完全に俺の身内というか、父か兄関連というか……」
ぶっちゃけ、この日この施設に来ることを知ってるのは父親と、その後話した兄くらいしかいない筈。
なので、この二人の関係者だろうとハクトは予想は付いていた。
「そうなの? まあ心当たりは別にいいとして、実際の所問題はプレイヤーとしてのアリスよ。初心者大会とはいえ、何回も優勝経験あるなら間違いなく今回のトーナメントの強敵よ。まさか2回戦でそんな人とぶつかっちゃうなんて……」
「あー、良くケンジ兄……俺の兄なんだけど、その人に『ハクトは微妙にそういう運悪いよなあ』って良く言われてるなあ」
「良く言われちゃってるの? ハクト君可愛そう……」
カグヤに同情される目で見られたが、まあ運自体の話は良くあることだったのでハクトは気にしていない。
「けど、こうなると1回戦の試合内容がちょっと痛いかもしれないわね。ただでさえ足りていない実戦経験が上手く積められなかったもの」
「ほぼぶっつけ本番で、優勝候補と相対するしかないって事か……」
「ハクト君大丈夫? 棄権とか考えてたりする?」
「んー。まあ大会自体は知らない間に参加させられていたようなもんだけど……」
「……なんか、このまま素直に負けるのも気に入らない」
そうハクトは、カグヤの目を見てそう言った。
なし崩しで参加させられた大会だが、だからと言って適当にやって終わる、なんて事はあまりしたくない。
ハクト自身には、棄権するという選択肢は無いようだった。
「……そっか。それなら良かったわ! うん、全力でぶつかって来て!」
「その前に、試合の順番的にカグヤが先でしょ。1回戦 第八試合だけど」
「ああ、そうだった! それじゃあ、私の後に頑張って! その前に私の応援よろしくね!」
「うん、了解」
そうカグヤとハクトはゆったりと会話を続けていた。
選手控室でゆっくり時間を過ごし、カグヤの試合の時間になったら二人とも部屋を出て試合と観戦に向かって行った。
ちなみに第八試合の結果はカグヤが【ファイアボール】オンリーで勝利していた。
流石の結果である。
そうして、次にハクトの準々決勝の出番が迫って行った……
☆★☆
『さあ、間も無く2回戦 第一試合、準々決勝が開始致します! 選手が入場されてきます! ウサギパーカーを羽織った地味蹴りの少年、ハクト選手と! 対するは、目の前に立った相手は切り捨てる! 甘いマスクの通り魔、アリス選手の登場だー!』
『勝手な二つな実況側で付けるの辞めたげない? 一応初心者だぞあの子達』
『体は初心でも、心は挑戦者チャレンジャー! その精神が大事です!』
『だからって精神にダイレクトアタックしまくって鍛えようとさせるんじゃねえ!』
1回戦でも思ったけど、解説の人大変そうだなあ。
そう他人事のように思いながら、ハクトは試合会場に入場して行った。
「ハクト君ー! 頑張ってねー!」
「ああ! やってくる!」
観客席側にわざわざまわって、カグヤが応援してきている。
それに応えるために、ハクトは一層気合を入れ直した。
「ははっ。僕のこと通り魔だって。あの実況の人中々洒落てるねぇ」
「めっちゃ余裕そうだね、アリス。あんな事言われてるのに普通に笑えるんだ」
「まあね。ある意味僕に合ってると思ってるし」
そう言いながら、アリスは軽く足を振り上げたり蹴りを出したりして動きを確かめている。
準備運動の動きのようだが、その時点で足の動きのキレがいいと見てわかる。
「さて、イナバ君。準備は出来てるかな?」
「ああ、いつでもどうぞ」
『それでは! 選手二人の準備が出来たようなので、2回戦 第一試合開始です!』
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バトル・スタート!
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試合開始の合図が鳴り響き、アリスとの対決が開始された────
★因幡白兎(イナバハクト)
主人公。
白兎パーカーを着た、空を飛びたい夢を持った少年。
一回戦消化不良でちょっと不満。
★卯月輝夜(ウヅキカグヤ)
ヒロイン。
空から降ってきた系女子。
2回戦のハクトとアリスの試合をワクワクしてる。
★有栖流斗(アリスリュウト)
15歳(とある事情により、本当は14歳)
157cm
黄色髪
中立・悪
ハクトと二回戦で戦う少年。
紳士的な態度で話しかけてきた。
優勝候補の一人。
★異世界からの最強 絶対無敵 チート転生者・異界天晴(いかいてんせい)
20歳(転生っていうより、転移)
170cm
黒髪
混沌・善
Rank不明
主な使用ギア:
不明
ハクトの1回戦の噛ませ。というか噛ませ試合すらなれていない。
チート転生者で絶対無敵の特殊能力があったらしいが、戦闘経験が無さすぎて切りどころを見逃してそのまま負けた。
折角の異世界転生なのに、現代基準の世界、しかも下手したら技術水準がこちらの世界の方が上なせいで、転生知識も活かすことが出来ず嘆いている。
──実は、元いた世界とこの世界の差異を比べて唯一認識出来る重要人物であることは、彼はまだ知らない。