嗚呼、楽しもうぞよ、若人たちよ。飲めや歌えや、騒げや騒げ。あら、明日はお仕事ですか?いいじゃないのさ、歌いましょうよ。
草木を眺めて丑三つ時に、影の世界で彼らは躍った。コインやカードを使ったような、軽い博打にも興じるものだった。
王の者やロボットや、それに立ち並ぶ騎士たちも、剣を交わせや、言葉はいらぬ、ならばやるのは勝負のみ。
どっちが潰れるか、やり合いましょう?
どうという事もありませぬ。ご心配には及びませぬ。我々まだまだ若いのでして、よほどの事では死にませぬ。
ああ、夜が明ける。また日は昇る。夜はいつか終わる。日はまた輝き、空は晴れて光は溢れ。
さて、次の夜を待つとしましょう。
影の武者たちは眠りについた。
若人たちは、家を出た。