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巡る思い

 今井杏は疑問に思っていた、おかしい、異常だ。

 喜屋武杏もおかしい部類だが、レイジ……ブラッドレイジはもっと異常だ。

 素の戦闘力、しかも投擲した槍であの破壊力?


 (これは調査対象だねぇ~)


 そう、キョウこと今井杏はこういったゲームバランスを崩しかけないプレイヤーを見かけると運営に報告する手筈になっている、もちろん喜屋武杏もその対象だがこちらは自分がパーティーを組むと言って、常日頃からバランスを整えている……少し行き過ぎな部分はあるが。


 (とりあえず運営にブラッドレイジのプレイヤー調査、現実での生態等を詳しく調べる旨のメールを送信……っと)


 しかし送れない、目の前に現れるのはERRORの文字。


 (なにか不足の事態が起きている? いやまだ始まって3日だしそこまで脆弱な運営ではないはず)


 しかし何度送信ボタンを押しても現れるERROR。


 (う~ん、あんまりやりたくはないんだけど直接連絡するしかないかなぁ? でも流石にノゾミちゃんやレイジくんにバレるのもなぁ)


 とりあえずしばらく様子をみるしかないかな?

 弟分くんを助けるまでは要観察っと。


 3人は最初のバジリスクを倒して以来、他の魔物にすら出会わず砂漠を延々と歩く。

 ひとまず目指すは砂漠の国、イグニス。

 砂漠の原因ともなっている火山が他の国と国境を遮る様にそびえ立っている山々。


 そう、砂漠の国とは言うものの実質には火の国である。

 その街を目指し3人は歩を進める。

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