店の奥へキョウちゃんと2人で行くと、そこには色とりどりのシスター風の衣装が展示されていた。
服だけでなく、装飾品……帽子や小物などもあり、2人でキャッキャ言いながら品定めをした。
「うーん、どの色かなぁ、髪色が白だからやっぱり、黒かグレーがいいかなぁ?」
「ノゾミちゃん~! 私はこの真っ赤な赤い色のにするからね~!」
シルバーがかった髪色にオレンジ色の瞳のキョウちゃんにはお似合いの色であった。
同じ衣装で白色の髪に真っ赤な瞳の私は潔く白を基調としたものにした。
「うんうん、ノゾミちゃんも似合っているね~」
……ただ、なんでこの衣装ミニスカートなの!?確かに動きやすいには動きやすいけど!?
「キョウちゃん、あとスパッツ、絶対スパッツ履こう」
「え~? そこは黒のタイツでしょ~?」
しばらくの間スパッツとタイツで言い合いになったが私が根負けし、タイツになってしまった。
「あとはこの専用の帽子を被って……うんうん、これで十字架を掲げれば立派なシスターさんだねぇ~!」
衣装の色以外はね……と私は苦笑しながら返事をする。