んん?この子は今なんと言った?……一緒に行く?
「え? あなたでもここでチュートリアル? やっているんじゃないの?」
もっともな疑問を投げてみる。
「……私もね、色々とあってこのゲーム始めたのよ」
そう、遠くを見つめ呟くように、さっきまでのおちゃらけた雰囲気を出さずに返事をしてくれた。
「ま、一緒に行くといっても期待しないでね? 一緒にゲームをやるってことは一般プレイヤーと一緒ってことだから」
なるほど……?さっきみたいな特殊な能力は使えないってことかな?
「それでも他の人よりはこのゲームについて少しだけ詳しいから、一緒に行って損はさせないわよ~?」
あ、さっきまでの調子に戻った。
「一緒に行くのは心強いし、今まで見えてなかった部分が色々見えて迷惑かけるかもしれないけど……いい?」
私は今まで友人はもちろん他者との接点が無さすぎる。
きっと迷惑をかけるだろうから一応確認をとる。
「大丈夫だよ~よろしくね? えっと……私は
んん?
「わ、私は
2人して目を見つめあった。