「これが私……?」
初めて見る自分の姿を直視する。
正直誰もこの目で見たことがないので感情がわかず、ただただ呆然と眺めていた。
「これが私、私の姿……どうなの?」
目の前にいる人?に問いかける。
「んん~? 多分、可愛い部類に入るとは思うよ~?」
そっか、可愛いのかぁ、と照れてしまう。
「それでキャラメイクはどうする? 好きな様に弄れるけど」
私は自分の姿を見る。
髪は黒髪長髪ロングでふわふわし、後ろは纏められポニーテール?みたくなっている。
身長は目測だが160cmくらいかな?
「うん、うん、基本このままでいく!ただ……瞳の色は真っ赤にして髪の色も白色でお願い」
「はい、はーい、了解っと、じゃあキャラメイクはこれで終わり、次は体力測定いっくよー!」
その言葉が終わると同時に……私の身体にガラガラガラ!とけたたましい音をたて……雷が降ってきた。
「痛い、痛い!!」
寧ろ痛いだけで済んでるって凄いことなんじゃないの、ねぇ!? これなに!? なんなの!?
「お、すごいねぇ、この痛みに余裕で耐えるなんて、現実の身体能力はそこまでだけどこのゲーム内ではすごいかも」
いやいや、いつまで続くのこれ!?
そして、私の意識は徐々に薄れていった。