このゲームの名前は"ネームレス・オンライン"なんでも出来、自分の生きたい様に生きれる……と言うのが謳い文句であり、ただ1つの条件がずっとゲームの中にログインしている事。
だからこのゲームをする為にはまず専用の居住区(という名の病床)に住み、リアルでの生活面を保護して貰う必要がある。
私のようにリアルでハンデを背負っている人、リアルでの生活に嫌気がさした人など様々な理由でこのゲームの売上は好調な様で直ぐに第1期の定員である10000人は埋まってしまった。
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「これが血の色? これが赤? 痛い……」
ゲームにログインして、早々に平衡感覚を失い転び、膝を擦りむいた私……