49. 結愛先パイが悪い
今日から8月。夏休みも残り1ヶ月かぁ。時間が立つのは早いよね。あたしは今結愛先パイの家に向かっている。予定より早く戻れるらしい。特に結愛先パイには言ってないけどお泊まりセットも持っている。なんならあたしの着替えとかおいてもらおうかな……どうせお泊まりする事多いんだし。
早く会いたいな……一応準備はしたし……可愛い下着選んだつもりだし……。
ピンポーン インターホンを押すと、すぐに扉が開いた。ガチャッ! 結愛先パイだ!!結愛先パイに会えた事が嬉しくて思わず抱きついてしまった。
「ちょっと……まだ玄関でしょ?とりあえず中に入りなさい。」
結愛先パイの顔を見ると、少し顔が赤くなっていた。
「えへへ~ごめんなさーい!」
「まったく。はしゃぎすぎよ凛花。」
そう言いながら部屋に入る。結愛先パイの匂いがする。それだけで幸せな気持ちになる。リビングに行くといつものようにソファーに寝転ぶ。
「だから、パンツ見えてるわよ凛花。」
「見せてるんですよ結愛先パイ」
「え?」
あ……しまった……今の言い方だとあたし変態みたいじゃん!違うもん!結愛先パイはあたしの隣に座ってきた。
「見せてるって……可愛いのを履いてるからかしら?」
「違いますよ!ほら……結愛先パイ」
あたしは寝転びながら両手を広げる。すると結愛先パイはあたしの上に覆い被さってきた。そしてそのまま抱きしめられた。やっぱり結愛先パイの腕の中が一番落ち着く。でもドキドキして心臓の音が大きくなってる気がする。
しばらくお互い何も言わずただじっとしていた。そして、ゆっくりと結愛先パイは起き上がった。
あれ?もう終わり?もう少しくっついてたかったな……。そんな事を思っていると急にほっぺたにキスされた。唇じゃない……。もう!じれったいな!分かるじゃんここまでしてるのに!
「結愛先パイ?あたしお昼寝してもいいですか?少し眠くて。」
「ええ。布団なら敷いてあるから好きにしなさい。」
「あー。寝込みを襲わないでくださいよ?今日は抵抗できなそうなので。」
「はいはい。分かったわよ。」
あたしは寝室に行く。しばらく待っていたが結愛先パイは寝室には来ない。なんで今日に限ってなにもしてこないの!?いつもするくせに!昼寝するつもりもないので仕方なく扉を開け、リビングに戻る。
「あら?昼寝はいいの?」
「昼寝なんかしたくないですよ!結愛先パイの鈍感!」
「ふふっ。ならそろそろいいかしら?」
結愛先パイはそう言ったと思ったらあたしを押し倒して首筋に吸い付いてきた。その瞬間身体中に電気が流れたように感じた。やばい……この感覚久々かも……。
それからしばらくは結愛先パイからの刺激に耐えていた。時々漏れてしまう声を抑えるのに必死だった。
「あらあら?もうこんなにしちゃって?したかったんでしょ?素直に言えばいいのに。」
「結愛先パイの意地悪……。わざとですね?」
「凛花が可愛くて。それにしても今日はすごいわよあなた?もしかしてひとりでしてきた?」
「しませんよ……結愛先パイにしてほしいから。もっと気持ちよくして……お願い結愛先パイ……あたしずっと我慢してたの」
あたしの言葉を聞いた後、結愛先パイは深いキスをしてくれた。結愛先パイと触れ合うだけで幸せになれる。
「結愛先パイ……もっと……」
「仕方ない子ね。本当に可愛いんだから。」
そして何度もキスをして、触ったりしてくる。でも焦らすような動きが多く、なかなか先に進んでくれない。あたしはたまに漏れてくる喘ぎ声を抑えながら、耐え続けた。やっと結愛先パイが服の中に手を入れてきた。ようやくだ……。
結愛先パイの手が触れる。んっ……あっ……気持ちぃ……でもちょっと物足りないかな…… そう思ってると結愛先パイの動きが変わって……。
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しばらくその場で呼吸を整える。そしてふと我にかえる。どうしよう……恥ずかしすぎる。まさか結愛先パイにあんなにおねだりするなんて……。とりあえず起き上がる。
「あの……結愛先パイ……?これはその……。」
「あら?気持ち良かったんじゃないの?」
「うぅ……それは……気持ちよかったですけどぉ。」
「ならいいじゃない。凛花があんなおねだりしてくれるとは思わなかったわよ?あなたってやっぱりイヤらしいわね?」
「もう……忘れてくださいよ……あ、あたしシャワー浴びてきます!」
あたしは逃げるように浴室に向かう。これは結愛先パイとしばらく会えなかったからだから、結愛先パイが悪いんだから!