目次
ブックマーク
応援する
9
コメント
シェア
通報

第9話 さらなる創造

―――クレーブスと呼ばれた美女は、その眼鏡の奥の鮮やかな緑の瞳を細めて八雲を値踏みするように見つめてくる。


「こちらは、あの御子様……ですか」


クレーブスの鋭くなったその視線に当てられた八雲は―――


(ああ、この人……完全に俺のことを不審者認定していますよね……)


と、彼女の放つ猜疑心の空気を何となく察していた。


ノワールを始め彼女を敬愛しているこの城の臣下達は黒神龍の御子になったというだけで八雲が別世界から来たことや、その出自など細かいことを気にする者は今まで一人もいなかった。


しかしそれは八雲の感覚からすれば御子になったとはいえ、まったく知らない赤の他人が同じ場所に棲んでいる、という事実だけを考えればすぐに受け入れられる気持ちのいい話ではない。


そう考えると八雲にとっては至極真面な反応を示してくれた相手だとも言える。


そんなクレーブスに八雲は逆に常識をもって自身の意志を持つ人物だという、割と好意的な感情が芽生える。


だがこのままクレーブスに挨拶をしないのも、それはそれで八雲としては筋が通らないことだと思い―――


「はじめまして。九頭竜八雲だ。これからよろしくお願いします」


―――と言って八雲はクレーブスに向かってスッと腰から身体を曲げて頭を下げ、しっかりと一礼した。


それを見たクレーブスと隣にいたアリエスまでが


「―――え?」


と驚きの声を吐いて瞳を見開いて驚いている。


「―――い、いや御子様?!どうぞ、頭をお上げください!」


クレーブスは先ほどまでの不審者を見る目から一転、慌てて気をつかいだしたがその時はもう遅い。


この世界では八雲のいた元の世界ではなく、男性が気軽に頭を女性に下げるなどという挨拶の風習はない。


この世界で頭を下げる行為は身分に寄るものであるため、今の八雲の行動は常識外の行為に見えるのだ。


ノワールは鼻歌混じりにまったく気にする様子もなかったが八雲の隣に控えていたアリエスは、この状況にクレーブスに対してその蒼い瞳を鋭くしたかと思うと睨みつけ、お得意の無言の威圧を静かに発動させていた。


「八雲様……以前も申し上げましたが、眷属にそのような遜った態度で接するのは、どうかおやめ下さい―――気をつかわせるような態度を取った眷属の方がここでは問題ですが……」


そう言って、キッ!と鋭い目つきのアリエスがクレーブスを睨みつけると、その威圧を強めるのを傍で見た八雲は、


「いやアリエス、いいんだよ。俺のいた世界、俺の国では初対面の相手に頭を下げて、しっかり挨拶を交わすのは当たり前の礼儀作法なんだ。だからクレーブスが悪いわけじゃないし、そもそも御子になったとはいえ知らない男が同じ城の中にいるんだ。警戒心を持っていてもそれは責められることじゃない」


とアリエスを宥めるように説明した。


「……八雲様が、そう仰るのでしたら……これ以上は私も控えます」


アリエスはクレーブスにかけていた威圧をスッと解き、それを見ていたノワールは、


「クックックッ♪」


と笑いを堪えながら改めてクレーブスを紹介する。


「―――八雲、改めて紹介しよう。コイツがクレーブスだ。」


するとクレーブスも改めて、


「クレーブスです。右の牙ライト・ファング序列03位でございます。以後、お見知りおき下さい」


そういって軽く頭を下げた。


「このクレーブスは魔法・魔術について我の龍の牙ドラゴン・ファングの中でも随一の逸材だ。それだけに留まらず、外の世界―――つまりこの世界の情勢や経済状況についてなど、様々な情報や知識にも精通している」


「へえぇ……凄いな。確かに情報は力だからな。近代戦争では情報戦が勝敗を決めるくらいだったし」


八雲の言葉にクレーブスが身を乗り出すようにして八雲に接近する。


「―――それはどこのお話ですか!?」


身を乗り出してくるものだから、その白衣の下のメイド服から盛り上がる立派な双丘が今にも八雲にぶつからんといったところまで来ていた。


それにまた少しアリエスの威圧が噴き出した……


「え?ああ、俺のいた世界だと、そうだな……簡単に言うと遠方の相手と話をしたり、情報を届ける機械が存在したり……この世界だと絡繰りでいいのか?とにかくそういう道具があったんだ。あ、『伝心』っていう能力があるだろ?あれを能力のない人でも出来る道具みたいなイメージだ」


「ほう、『伝心』の出来る道具ですか?」


八雲が言いたいのは電話機やネットのことを示していた。


「ああ、それを一般人はほとんど持っていて、いつでもどこでも遠方の人と連絡が取れるから戦争している国同士でも便利な道具の数々を使って、より情報を得て先んじて攻撃を仕掛けた方が有利に戦況を進められるっていう話なんだけど―――」


分かりやすく説明する八雲の話をクレーブスはアリエスの威圧もどこ吹く風と気にせず、一言一句聞き漏らすまいといった雰囲気で身を寄せて耳を傾けていた。


「―――そんな道具があった世界……素晴らしい!だが同時に『伝心』を能力のない多くの者が使えるという状況は想像すると―――ある意味恐ろしいですね」


聞き惚れていたクレーブスは、そう言って美しい瞳を覆った赤いフレームの眼鏡を、クイッと人差し指で上に直した姿はまさに黒髪褐色女教師のようだと八雲は思った。


「そうだな。だからその後に情報漏洩という行為に対して制限や制約、罰則なんてものが法令化されたりしていったけど、もう世界中に繋がる情報網には、そういったセキュリティーの対処の方が大変な時代に入っていたな」


「便利になっていく半面、そういった便利なものには制限をもうけなければならない、というジレンマですね……勉強になります」


「―――いや勉強教えるのはお前だから!」


八雲の話に夢中になっているクレーブスに、思わずノワールがツッコミを入れた。


「とにかく!明日から八雲はクレーブスに魔術の講義と一緒に外の世界の情勢についても学んでおけ!クレーブスもいいな!八雲がこの胎内世界を出る時には、その知識が必ず必要になるからな!」


その言葉にクレーブスは自分の研究時間が無くなる!などと色々ノワールに抗議の声を上げていたが、


「―――講義をしっかりとすれば、八雲の世界の話を教えてもらうことを許可してやってもいいぞ?」


とノワールが付け足した。


「お任せ下さい。世界一の賢者に育ててみせます」


と掌をペロンと180°捻ってキリッとキメ顔で答えたクレーブスに、八雲はもう苦笑いしか出てこなかった……


「では八雲様、明日また、この時間に来て頂けますか?それまでに必要な物を用意しておきますので」


明日から講義を受けるのか、と普通なら勉強にガックリと肩を落とすところだが、学ぶのは神の強制召喚で初めてやってきた世界のことであり、しかもこんな黒髪褐色眼鏡美人教師と、マンツーマンで授業なんて嫌がる理由など健全な男子学生の八雲にはない。


だがそんなことを思い浮かべているとき、隣にいたアリエスがきゅっ!と八雲の腕を痛くない程度で抓ってきて、ムゥッ!とした蒼い目で睨んでいた。


「な、なに?どうした?」


八雲もいまさらアリエスの気持ちに気づかないほど朴念仁ではなかったが、面と向かって「妬いてるのか?ん?」などと上からの言葉が吐けるほど、イケメンを気取ってカッコつける勇気はない。


なので、頬を少し膨らませたアリエスの耳元で、そっと囁いた。


「……かわいい」


と、一言だけ囁くと、アリエスはほんのりと頬を赤く染めて押し黙ってしまった。


「ほう……」


その様子を黙って見ているノワールとクレーブスは二人揃ってお互い目線を重ねると、ニヤニヤと厭らしい笑みを浮かべていたが俯いて照れていたアリエスは気づかず、気づいていた八雲はスルーすることにしたのだった―――






―――地下から戻って、それから八雲は再びレオとリブラと一緒に城を出ると魔物相手にLevel上げの日課に入る予定だったのだが、その前にシュティーアの工房に立ち寄ることにした。


その予定を話すと、なんとクレーブスも一緒について来ると言い出して、


(……引き籠りじゃなかったの?)


と八雲の心の中のツッコミが炸裂する。


昨日レオとリブラには食事を終えたあとに、黒槍=闇雲やみくもと黒小太刀=羅刹らせつの使い心地について少し話をしていた。


「―――闇雲は何の問題も感じませんでした。むしろ今まで使ってきた槍の中では一番です♪」


レオは闇雲について、今のままでまったく問題を感じないと八雲に報告し、もう一人のリブラは―――


「羅刹も何の問題もないと思います……ですが、私はやっぱり大きな剣の方が個人的には合っています」


と、得意な武器について正直に申し出てくるので、


「そうか、わかった。それじゃリブラはどんな剣が使いやすいんだ?」


「そうですね……私は八雲様の夜叉やしゃよりも長めの、重さのあるロングソードがしっくりくる感じです」


「なるほど、ロングソード……両手剣ってヤツだよな。よし、それじゃ造るか」


「―――え!?」


八雲の思わぬ言葉にリブラが素っ頓狂な返事を上げる。


八雲の『創造』のことを知らないクレーブスは、黒神龍装ノワール・シリーズについても何も知らないので、何の話だ?と興味を向けていたため、八雲は簡単に一連の武器を『創造』の加護で造り出したことを説明する。


「―――なんと!そんな加護をお持ちとは、八雲様はますます興味をそそりますね♪」


と言いながらも、その瞳は猛禽類が獲物を見つけたような危険な色をしていたことを八雲は本能で敏感に感じ取り、迫るクレーブスから一歩下がったのは言うまでもない。


ここはリブラの武器に話を戻そうと―――其方に目を向ける。


「せっかくノワールが希少素材の鱗を山ほどくれたからな。何か色々造ってみないと勿体ないし。それに俺の世話をしてくれている二人にも御礼がしたいから。鍛錬に付き合ってくれている二人が使いやすい武器を造れる加護があるんだから有効活用して、俺が用意できるものは用意する」


「そ、そ、そのようなこと、本当に、よろしいのですか!?/////」


リブラはまさか自分に合わせて武器を造ってもらえるとは考えておらず、恐縮した様子で八雲に恐る恐る問い返した。


「ああ、加護で造るのは正直簡単だし全然問題なんてない」


「あ、ありがとうございます八雲様/////」


「よかったわね♪リブラ」


「―――ふむ、羨ましい」


自分に武器を用意してもらえると知ったリブラは感動して顔を真っ赤にしながら、八雲をますます尊敬する眼差しで見つめていた―――だが最後のクレーブスの言葉に、


「それじゃクレーブスにも、これから講義で世話になるし興味あるなら武器造るよ?」


「―――よろしいのですか!?」


「もちろん。クレーブスはどんな武器が好みなんだ?」


「そうですね……何でも使えはしますが、好みで言えば―――細剣でしょうか」


「細剣?レイピアみたいな認識でいいのか?」


「―――そうです。重たい武器よりも軽い武器を用いて手数で攻める感じですね」


「わかった。リブラの剣と一緒に造ってみよう」


「あ、ありがとう、ございます/////」


引き籠り生活で御礼を言うのに慣れていないのか、クレーブスが少し照れている様子に八雲もおかしくなって、そして見知らぬ世界で人を喜ばせるということに嬉しいという気持ちが胸の中に温かく広がる感覚を覚えていた―――






―――こうした経緯もあって、シュティーアの工房に立ち寄ると、


「おお!御子様!今日はどういったご用で?」


と工房で忙しそうに汗をかいて働いていたドワーフ達から次々に挨拶される八雲。


「シュティーアいるか?」


「―――八雲様?今日はどうしたんだい?アタイに何か用事でも?って、エッ?!―――クレーブス!?なに?どうしたのさ!?外に出て来て!?何か城に攻めてきた!?」


ドワーフ達の声が聞こえたのか工房の奥からシュティーアがやってきたが、一緒に来たクレーブスがいることに城の緊急事態発生かと言わんばかりの驚き様だった。


「ああ、今日はまた『創造』で武器を造ろうと思って。リブラに合うロングソードと、クレーブスに合う細剣が造りたいから意見を聴きに来た。武器を造る時は見せるって約束していたし」


「リブラとクレーブスの?そういうことなら何でもするけど、リブラって確か―――大剣が好きだったよね?」


「うん、それで八雲様が剣を造って下さるということで/////」


八雲と同じようにリブラの使いやすい剣についてシュティーアも質問していく。


「俺はロングソード、両手剣をイメージしたんだけど?」


「う~ん、そのイメージで間違ってないと思うけど、こう見えてリブラはかなり重い剣を好んで使っていたから、剣自体はイメージよりもっと長くて重い物が一番合うと思うよ」


シュティーアの意見に八雲はどんな剣なのか参考になる剣がないか尋ねると、


「―――ちょっと待ってな!」


一旦工房の奥に引っ込んだシュティーアが、その手に巨大な金属の塊としか言えないくらいの大剣を持ち出してきた。


「アタイには少し重たいんだけど、リブラがよく使っていたのってこれだよね?」


「そう!これです八雲様!」


そこにある剣と呼ぶには長く、刃幅も柄に近い最大幅のところで三十cmくらいは余裕である金属の塊を見て、八雲は開いた口が塞がらなかった。


「……これか」


予想の斜め上の剣が出て来て八雲はまだ顔が引きつり気味だった。


「クレーブスは普通の細剣が好みだったよね?」


シュティーアが改めてクレーブスに確認すると、クレーブスは頷き、


「ああ、流石にそんな金属の塊は使わないな」


とシュティーアの持ち出してきた大剣に視線を向けて首を横に振っていた。


「ええ~!大剣、使いやすいのに……」


リブラはブツブツちっちゃい抗議の声を上げて、ちょっと落ち込んでいたが、


「まぁまぁ。人にはそれぞれ好みがあるから。それじゃリブラ、サイズとか重さはこの剣と同じくらいで良いのか?」


リブラを励まそうと八雲は剣の細部について確認し、


「はい!お願いします!」


その言葉に元気を取り戻して、また笑顔を八雲に向けていた。


「それじゃ―――始めるか」


『収納』のスキルで異空間から黒神龍の鱗をドンドンッと音を立てて取り出す八雲は、全部で四枚の大きな黒い鱗を取り出して積み上げた。


そして、三枚と一枚に振り分けて、まずは三枚重ねた鱗に『創造』の力を発動する。


「おお、これが神の加護……『創造』の力なのか。実に興味深い……」


仄かな光に包まれた鱗は空中にゆっくりと浮かび上がるとひとつに纏まるように形を変形していき、そして剣の形に形成されていくと『創造』の発動を初めて見るレオ、リブラ、クレーブスの三人は驚きを隠せない。


シュティーアは以前にも見ているのだが、それでも八雲の『創造』の力に視線は釘付けになっていた。


「―――よし、こんな感じでどうかな?」


そしてそこには巨大な剣が姿を現す―――




―――黒大剣、銘を黒曜こくよう


長さは百八十cm、剣の黒い刃はクロムメッキのような鏡面。手元の刃幅は最大三十cmほどあり、鍔の代わりに刃と柄との境目に四十cmほどの広がりがある四角い飾りを形作っていた。




他の素材も使って鞘を造り、担いで持ち歩けるように鞘にショルダーカバーと鎖を取り付けて完成した。


「リブラ、どうだ?」


そう言って手渡すとリブラは顔を真っ赤にして興奮を隠せずにいる。


「は、はい!スゴイです八雲様!『創造』ってスゴイんですね♪/////」


「気に入ってもらえたみたいで何より。さ、次はクレーブスだな」


残った鱗は一枚だが、八雲の黒刀=夜叉と同じく重さよりも速さを追求するなら、この一枚でいいだろうとシュティーアとも確認するが、


「……いいな」


聞こえないくらいの声でシュティーアが、そう囁いたことを八雲は聞き逃さなかった。


「それじゃ、クレーブスの細剣を造るか」


黒大剣=黒曜と同じく、再び『創造』の力で黒い鱗を変化させて、おもいっきり圧縮をかけた最硬の細剣がその姿を現した。




―――黒細剣、銘を飛影ひえい


世界最硬の黒神龍の鱗を極限まで圧縮して、折れることのない細剣。

だが重さは見た目の通り軽く、斬れ味は夜叉と変わらない。




鞘の意匠をクレーブスに訊いて金の装飾を頼まれたので、それと一緒に手を保護する部分のヒルトには八雲が拘った。


八雲は家の道場で武術を学んでいた兼ね合いから、色々な武器について興味を抱いた時期……厨二の入口に立った時期があった。


八雲の世界でレイピアの最も注目すべき点である手を保護するカバーであるヒルトは、時代や生産国で多種多様な形の展開を見せていた。


これは剣の握り方に関係し、八雲の世界の十五世紀半ばでは「ロマネスク握り」と呼ばれる普通に柄を握る持ち方から、「ゴティク握り」と呼ばれる人差し指をガード(鍔)にかける持ち方へ変化していったことで、ガード部分に指をかけるためのリングが付けられるようになったという経緯があった。


拘りを持って造りたい八雲は素材の金と鱗を使ってヒルトは複雑な曲線のガードを造り、指を掛けて持つこともできるように銀を使用したリングも取り付けた。


最後に黒い鞘を造り、完成した黒細剣=飛影をクレーブスに渡す。


「―――このような素晴らしい剣を、本当に頂いてもよろしいのですか?/////」


普段は知的な眼鏡美女教師といった雰囲気のクレーブスだが八雲から、どこぞの国の国宝級の細剣を手渡されてリブラと同様に顔を赤らめていた。


「ああ、これから講義で世話になるんだし、気にしないでくれ」


八雲はそう言ってから、また『収納』から鱗を三枚取り出した。


「あれ?八雲様、まだ何か造るんですか?」


気になったシュティーアが鱗を置く八雲の背中から身を乗り出して尋ねる。


「ああ、シュティーアはどんな武器が好みなんだ?」


「……え?」


突然そんなことを言われて、思考が固まるシュティーアに、


「工房を使わせてもらってるし、シュティーアにも何か造りたいと思っていたから。何がいい?」


そう言われて、再び思考が活動を始めたシュティーアは顔を真っ赤にして、


「い、いいの?それじゃ……ハンマー/////」


ちょっとしたサプライズを受けて、シュティーアは顔を真っ赤にしてブツブツと小声で返事すると、その姿を見て八雲も笑みが浮かんだ。


「分かった。武器として使うハンマーでいいんだよな?」


再度確認する八雲にシュティーアはコク!コク!と顔を赤くしたまま、何度も頷く。


「それじゃ、造ってみる」


八雲は三度、『創造』を発動させて、目の前の鱗をシュティーアのために加工していくのだった―――


この作品に、最初のコメントを書いてみませんか?