「お姉ちゃん!」
──小さい頃の私は何時も姉の後ろ姿を眺めていた。
「なぁに、×××ちゃん」
今思っても姉の才能は異常の一言だった。
小学生でありながら大学級の問題を解く知識と理解力を示し、様々な分野でその才能を遺憾無く発揮した。
特に芸術の分野では小学二年生の時に書いた絵が評価され数百万の値が付き、その後も様々な作品が高値で取り引きされ、我が家の財政は姉の稼ぎによって成り立っていた。
「ねぇ? ×××ちゃん? ×××ちゃんは、ずぅっとお姉ちゃんと一緒に居ようね?」
これが私に対する姉の口癖だった。
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私達が戦術等の話をしていると何処からかガリガリと、音が聞こえてエレオノが慌て始める。
「えっ! なんの音、まさか何か来た?」
「あっ、もうそんなに時間経ってたんですね? 大丈夫ですよエレオノ。恐らくアクアの進化が終わっただけですから」
「えっ!? もうそんな時間経ってたなんて気付かなかった」
「フフッ、私もです。夢中になりすぎてしまったみたいですね」
私達の会話の最中にも音は鳴り、ついにバリバリと音を立て繭の中から出て来たアクアは、前よりも少し成長してご主人様と同じ位の十~十二歳位の少女になっていた。
正直何度見ても驚きますね。
「えっ! えと、貴女が本当にアクアなの?」
エレオノが繭から出て来たばかりのアクアに話し掛ける。
「そうゴブ。アクアがアクアゴブ!」
驚いた事にアクアが普通に喋っている。
妖精種になっても語尾は変わらないんですね? いけませんね。我ながらずれた事を考えてます。これもご主人様の影響でしょうか?
そんな事を思いながら、アクアが成長して変わった姿に若干の戸惑いを感じ、変わらぬ語尾に安堵を覚える。
「凄いね……。進化ってこんなに変わるんだ」
エレオノはアクアに防具の服を着せながら感心していた。
アクアの衣装である防具は、女性用の神官服で白を基調にした足元まである法衣と黒のミニスカート、アクセサリの透明な魔石が付いたペンダントを着けている。
成長したアクアの腰まである淡い金髪と相まって、正に妖精という感じだった。
はう、かわいいです!
「妖精っていっても羽は無いんだね?」
服を着せ終わったエレオノがそんな事を言う。
そう言えば妖精のイメージは羽のあるイメージですね。
「羽なら有る。ゴブ」
そうアクアが言うと着たばかりの服を脱ぎ捨て、今まで無かった筈の羽を拡げて飛んでみせる。
「うわぁ~……」
「凄いですね……」
「ふぅ、疲れたゴブ」
「あれ? もう終わり?」
十秒も経たない内に降りてしまったアクアに、エレオノが残念さを隠さず問い掛ける。
確かに、もうちょっとだけ見たかったです。
「まだ飛ぶのに馴れていないゴブ。もうちょっと練習させて欲しい」
今まで無かった羽で飛ぶという行為は想像以上に疲れるみたいですね。
羽を出す時の為にも、防具を羽の分加工しないと駄目そうですね。ご主人様なら絶対そうしたいって言うでしょうし。それと、必ずしも語尾が付くわけではないんですね?
「おねちゃんはまだゴブ?」
「ええ、もう直ぐだとは思いますよ」
アクアの問い掛けに返事をする。
ご主人様も成長してるんでしょうか? だとしたら楽しみですね。と、そんな事を考えて居るとガリガリバリッバリッと、音が鳴りご主人様が繭から出てくる。
「おはようございますご主人様」
「おはようハクア」
「おはゴブ、おねちゃん」
私達は全員で挨拶をした。
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▶ハクアがパラライズミニゴブリンから疫鬼に進化しました。
進化した事でスキルポイントを100獲得しました。
ハクアの進化が完了しました。
〈マスター? 目が覚めましたか?〉
うん、おはよーヘルさん。てか、またコレから出なきゃなんだよね? 引き込もったら駄目?
〈…………〉
いやいや、冗談だよ冗談……。はい、今すぐ出ます。
まさかツッコミすら無いとは、少し悲しい!
しかし、進化の度に姉の事を思い出すのはなんでなんだろう? 何かのフラグになりそうな予感がするんだけど? まぁ、今考えてもしょうがないか。
私は繭の内側から外に出る為に行動を開始する。
しかし内側から繭を掻き分けるもなかなか外には辿り着かない。
あれ? 繭がクソ厚くなってる?
〈進化の度合いにより繭の厚さも変わるようですね〉
なんだろう? その内、卵にでもなるんじゃなかろうか? そしたらパッカーンとかって生まれたりするのだろうか。ちょっとやりたい。
そう思いながらも私は繭の外に出る為にガリガリバリッバリッと、掻き分ける。
暗い。って、ああ洞窟の中だっけ?
「おはようございますご主人様」
「おはようハクア」
「おはゴブ、おねちゃん」
私は皆の声がする方を見る。
と、言うか最後誰?
そう思いながら視線を向けるとアリシアとエレオノが、──そしておねちゃん! と、勢い良く半裸の美少女が抱き付いてくる。
キタコレ!? ではなくて。
「アクア?」
「うん、アクアはアクアゴブ!」
語尾がゴブとか微妙にあざとい! でも許すだって可愛いから。そう可愛いから! これとても大事。
「大丈夫ですか? ご主人様」
何が? 頭がじゃないよね!? ちょっと分かりません! って、違うか。
アリシアが私に服を渡しながら聞いてくる。
「うん、平気。でもどうしてアクア半裸なの?」
うん、進化して凄い喋り易くなってる。
「羽を見せてたゴブ!」
「羽?」
えっ、羽ってあの羽だよね? 今抱き付かれてるけど無いよね?
アクアの言葉に混乱していると、私から離れたアクアの背中から、いきなり羽が現れてアクアが浮かび上がる。
コレは……! スカートの中が少し見えそう……だと!? チラリズムか!? アクア……恐ろしい子。
「ご主人様?」
アリシアの声に険があるので素早くステータスを確認して飛行スキルが増えてる。と、話題を逸らす。
「えっ!? そうなんですか?」
よし、成功した。
〈……マスター〉
「ふぅ、疲れたゴブ」
ヘルさんの言葉を聞き流した私は、飛行を止めたアクアを横目に防具である服を着ながら自分の身体を確かめる。
手足が伸びて少し成長してる? それに頭の角が小さくなったかな?
自分で確かめた結果、私の身体は今までの小学生位の大きさから中学生位になっていた。
でも、防具が何故かぴったりなんだよね? 大きくなってるのに何故?
〈新しくマスター達が買った防具は、使用者の体格に合わせてくれる機能が付いています。それと角は戦闘時等、マスターが本気を出す時に伸びるようなので、引き続き隠しておいた方が良いと思われます〉
何それ便利!
〈この世界のアイテムには通常、魔法、制作、ダンジョン、秘宝、幻想と言うそれぞれの等級があります。エルム村に有った物は全て魔法級でしたが、大きな街や都市に行けば製作級までは比較的簡単に手に入ります〉
そして防具は魔法級以上の物には全て、この使用者の体格に合わせてくれる機能が付いているらしい。
やだ便利。流石ファンタジー世界。
「それ以上の装備は、たまにオークションで売られる事もあるけど、基本手が出せない位高値が付くってお父さんが言ってたよ」
「へ~、そうなんですね?」
なるほど、この世界はダンジョンも在るのか。
〈ダンジョンは主に都市などの大きな所に大型の物が在ります〉
それ以外にも小型の物は多数あり、20層レベルの中型ダンジョン以下は、この世界に突然現れる事が多々あります。
小型のダンジョンの多くは、最下層のボスを倒すとダンジョン自体が崩れ去るものも多くあるらしい。
〈更にダンジョンには外では出回らないアイテムが多数あり、それで生計を立てる者も数多くいます〉
「ダンジョンハンターですよね?」
「うん。ダンジョンハンターは基本ギルドに登録してるけど、ギルドの依頼よりダンジョンに潜る人の方が多いんだよ」
「……ダンジョン行ってみたいかも」
オラ、わくわくすっぞ。
「あっ、私も行ってみたい」
「では次の目的はダンジョンですか?」
「それで良いんじゃないかな?」
「それではユルグ村を通ってアリスベルですね」
「ユルグ村?」
「ゴブ?」
アリシアの方針を聞いた私は、聞いた事の無い村の名前に思わず首を傾げる。
私が首を傾げると真似してアクアも首を傾げる。
うわぁ~、可愛いわこの子。
「ユルグ村は元はドワーフの集落だったんだけど、鍛冶や加工技術を学ぼうとする人が増えて大きくなった所だよ」
とは、エレオノの言だ。
ドワーフかぁ、ドワーフと言ったらなんと言っても鍛冶だよね! 武器とか作って貰いたいな! ドワーフ製の武器……夢がある。
「ユルグ村の武器は買える物の中では最高峰だから、アリスベルに沢山武器を輸出してるんだよ。だから私もずっと行ってみたかったんだ!」
ドワーフ! 期待裏切らないなドワーフ! 楽しみが増えてきた。
〈マスター、ではそろそろ食事を食べて体力を回復して下さい〉
「そういえばお腹空いた」
「もうすぐ出来ますから待ってて下さい」
実はアリシアが私が繭から出て来た段階で料理してくれてたから、ずっと楽しみにしてたんだよね。
「出来ましたよ」
アリシアが大量の食事を持ってくる。
「えっ? 多くない? これ全部食べるのハクア?」
「進化は体力を沢山使うから、進化したてはHPも無くなるし、お腹が凄く空く」
「へぇー、そうなんだ」
さて、それじゃあ。
「「「いただきます」」」
私達は食事の間、進化している内に二人が訓練していたという話を聞いて、ステータスを改めて全員確認する事にした。
〈マスター。その前にアリシアとアクアの二人と契約して、レゾナンスを覚えましょう〉
あっ、そう言えばそんなんあったっけ?
「契約? レゾナンス? それって何?」
エレオノが契約について聞いて来たので、ヘルさんが改めてエレオノに説明している。
「そっか、この間聞いたけどアリシアってハクアの奴隷なんだよね」
「ええ、私はご主人様のものです!」
アリシアさん何か意味違わない? そしてなんでそんなに胸を張って自慢げなの?
「ねぇ? それってハクアの奴隷にならないと契約出来ないの?」
〈いえ、大丈夫です。ただやはり、一応は
「屈服と、服従かぁ~、それってハクアが好きで力になりたいっていうんじゃ駄目かな?」
美少女に好きとか言われるとドキドキする。
〈それを心の底から思っていれば大丈夫だと思います〉
「じゃあハクア。私も僕にしてくれる?」
美少女が僕にしてくれとか! してくれとか! アリシアの奴隷にしてくれって時も思ったけどさー! こう、なんて言うか、こう、御馳走様です!!
「わかった」
〈やり方はそれぞれに向かってスキルを使うだけです〉
ふむふむ。なるほどね。それじゃあ……。
▶【主従契約】をアリシアに使用しますか?
はい⬅
いいえ
はい。を選択すると私からアリシアに光の糸が伸びる。
「私の方に【主従契約】を受け入れますか? って出ているのをはい。にすればいいんですよね?」
〈そうです〉
アリシアがはい。を選択した事で私の掌に魔方陣の様な物が浮かび上がる。
〈後はそれを相手の心臓に押し付けて下さい〉
「「心臓?」」
えっ、それって胸を触れって事!?
〈はい〉
私が突然のご褒美! ではなく、事態に狼狽えていると。
「ご、ご主人様? あの、どうぞ」
アリシアさんが胸を突き出して来る。
アリシアがここまでするなら! アリシアがここまでするなら仕方がないね! と誰にだか分からない言い訳を心の中でしつつアリシアの豊かな胸にさわる。
あくまで仕方無くだから! 仕方無くだからな! 大事な事だから二回言いました!
「ゥン」
私が触れた瞬間声を出すアリシア。
なにコレ凄く柔らかい!? ティリスともクラリスとも違う柔らかさが此処に!
そんな事を思っていると掌の魔方陣がアリシアの胸に入っていく。
「アッ、ゥンッ!」
魔方陣が胸に入って行く瞬間、アリシアの体がビクンッと震え、手首が光り痣のようなものが浮かび上がると、アリシアはそのまま立っていられなくなる。
コレは?
〈その痣のようなものが僕の証です。痣の色が赤色から黒に近付く程、マスターへの服従度が高い事になります〉
「はぁ、はっ、ぅん、はぁ! こ、これで契約、出来たんです……か?」
アリシアが息を荒げながら聞いてくる。
〈はい、契約完了です〉
そして私はアクアとエレオノに向き直り。
「あの、私は今日はまだ心の準備が──」
「ゴブ!」
エレオノの言葉にアクアもコクコクと頷き、そう言って逃げようとする。
──だが、ここまで来て逃がすわけがない。
私はそんな二人の肩を掴もうとすると、その前に──。
「駄目ですよ? ちゃんとやってしまわないと?」
アリシアさんが良い笑顔で捕まえた。
「「きゃああ」」
こうして二人も無事? 契約出来ましたとさ。閑話休題。
「はぁ、はっ、ぅん、はぁ!」
「アッ、ゥンッ! ゴブ~~」
「私もあんな風になってたんですか?」
アリシアが真っ赤な顔で聞いてくるので、可愛いかったよ? と、フォローを入れる。
私、気配り出来るようになったな! うんうん。
「あぅぅぅ」
あれ? もっと赤くなっちゃった? 何故?
〈何時も通りなのでステータスの確認に移ります〉
名前:ハクア
進化:2
レベル:1/20
性別:女
種族:パラライズミニゴブリン→疫鬼
HP:320→290
MP:180→150
物攻:90→85+30
物防:90→85+50
魔攻:73→75
魔防:73→80+30
敏捷:145→150+10
知恵:225→230
器用:170→170
運 :70→80
武器:黒耀の短剣
副武器:疾風のナイフ
防具:滅邪の千早
アクセ:ゼーゲンの腕輪
魔法:
風魔法LV.6、空間魔法LV.3、影魔法LV.1
邪眼LV.1(新)
魔法名:
ウインドブラスト、鎌鼬
ユニゾン:
ボルケーノ、インフェルノ
レゾナンス:
ゲイルテンペスト、オールフルヒール、アイシクルクロス
称号:
転生者、同族殺し、同族喰らい
スキル:戦闘系スキル
【マヒ爪攻撃LV.7】→【疫爪→LV.5(新)】
【マヒ噛みつきLV.4】→【疫牙LV.3(新)】
【麻痺崩拳LV.7】→【疫崩拳LV.5(新)】
【魔闘技LV.2】
技能系スキル
【鑑定士極】【集中LV.6】【直感LV.4】
【罠師LV.4】【跳躍LV.5】【会心LV.5】
【見切りLV.6】【忍び足LV.3】
耐性系スキル
【異常耐性LV.6→LV.MAX】→【状態異常無効(極)】
【痛覚無視】【風耐性LV.3】
ステータスUP系スキル:
【剛力LV.6】【堅牢LV.6】
スキル補助系
【魔法の片鱗LV.7】【魔法のコツLV.7】
【武器のコツLV.6】【風魔法のコツLV.4】
攻撃ダメージUP系
【背後攻撃】【急所攻撃極】
【ゴブリンキラー(極)】【格闘LV.4】
属性スキル
【破壊LV.4】【マヒ附与(極)】【麻痺毒(極)】
【疫攻撃LV.1(新)】
補助、その他スキル
【喰吸LV.7】【言語】【奴隷術】【主従契約】
【魔物契約】【魔獣調教LV.2】
【危機察知LV.3】【ユニゾン魔法】
【レゾナンス】【念話】【?????】
スキルポイント230
「戦闘系スキルが殆ど変わってるね」
「疫攻撃?」
なんだコレ?
〈【疫攻撃】は疫鬼固有の特殊スキルで、確率で相手に毒、マヒ、睡眠、石化が最大四つ同時に掛かります。戦闘系スキルは殆どこれに変わりました。【邪眼】はMPを使い、眼を合わせた相手に状態異常を掛ける事が可能です〉
「うわぁ……、我ながらタチが悪い、絶対相手にしたくない」
「同感です」
マスターしたやつに極ってつけたんだね? 後、レゾナンスの項目が増えてる。
〈はい。その方が見やすいかと思いまして。レゾナンスのゲイルテンペストはアリシアとMPを消費して巨大な竜巻を起こす技です〉
その他、オールフルヒールはアクアとMPを消費してパーティー全員のHP、ケガ、状態異常を完全回復。
アイシクルクロスはエレオノとMPを消費して、複数の氷の剣を作り相手を切り裂き凍らせる攻撃だ。
〈この全てがマスターとの絆が深まるとパワーアップします〉
凄い! どれも超強力なんだけど!
〈今回の進化では私は変わりありませんでしたので、次はアクアです〉
名前:アクア
進化:2
レベル:1/20
性別:女
種族:ミニゴブリンプリースト→エーリエル
HP:250→220
MP:310→280
物攻:39→35+10
物防:47→45+45
魔攻:100→98+30
魔防:102→100+40
敏捷:67→80
知恵:230→240
器用:150→145
運 :50→55
武器:魔導の杖
防具:聖なる法衣
アクセ:守りのペンダント
魔法:
風魔法LV.7→暴風魔法LV.1(新)
治療魔法LV.8→回復魔法LV.1(新)
光魔法LV.6、強化魔法LV.4
魔法名:
シューティングレイ、ウインドブラスト
ウインドカッター、ヒール、ストログ
ユニゾン:
ボルケーノ、インフェルノ
レゾナンス:オールフルヒールLV.6(新)
称号:眷属、
スキル:戦闘系スキル
【爪攻撃LV.3】【噛みつきLV.2】
【魔闘技LV.1】
技能系スキル
【直感LV.1】【罠師LV.4】【飛行LV.1(新)】
ステータスUP系スキル:
【剛力LV.3】【堅牢LV.4】【魔術LV.5】
【魔抗LV.6】
攻撃ダメージUP系
【背後攻撃LV.4】【ゴブリンキラーLV.5】
スキル補助系
【癒しの天才LV.8】【癒しの技巧LV.8】
【杖のコツLV.6】【棍棒のコツLV.3】
【風魔法の片鱗LV.3】→【風魔法の天才LV.1(新)】
【風魔法のコツLV.3】→【風魔法の技巧LV.1(新)】
補助、その他スキル
【言語】【言語理解】【ユニゾン魔法】【MP消費緩和LV.2】【レゾナンスLV.6新】
スキルポイント375
「風魔法が天才と技巧に変わってますね?」
「あれ? レゾナンスと技にレベルが付いてる」
〈レゾナンスのレベルはマスターへの心服度ですね〉
「じゃあこれが高いほどご主人様との絆が深いって事ですね!」
〈はい、そうですね。では続けてアリシアです〉
名前:アリシア・アールヴ
レベル:18/20
位階:1
性別:女
種族:エルフ
クラス:森呪使いLV.1→LV.2
HP:350
MP:380
物攻:55+30
物防:80→83+40
魔攻:220→225+10
魔防:215
敏捷:69→75
知恵:340
器用:148→155
運 :15
武器:狩人の弓
副武器:疾風のナイフ
防具:森人の狩服、鋼の胸当て、革の手袋
アクセ:功魔のピアス
魔法:
風魔法LV.8土魔法LV.3火炎魔法LV.1
水魔法LV.4除去魔法、呪魔法LV.1、範囲魔法
魔法名:
ウインドブラスト、ウインドカッター、ファイアブラスト
ファイアアロー、ウォーターウォール、アースクリエイト
クオリア
ユニゾン:
ボルケーノ、インフェルノ
レゾナンス:ゲイルテンペストLV.8(新)
称号:奴隷、
スキル:戦闘系スキル
【魔闘技LV.1→LV.2】
技能系スキル
【薬草調合LV.5】【集中LV.8→LV.9】
【料理LV.6】【野生LV.7→LV.8】
ステータスUP系スキル:
【剛力LV.3】【堅牢LV.3】【魔術LV.5】
【魔坑LV.4】
スキル補助系
【魔法の天才LV.7】【魔法の技巧LV.7】
【弓のコツLV.4→LV.5】
攻撃ダメージUP系【魔力覚醒】
補助、その他スキル
【精霊契約】【速攻魔法】
【MP消費緩和LV.4→LV.5】
【MP効率upLV.3→LV.4】
【魔力操作】【無詠唱】
【レゾナンスLv.8(新)】
「あれ? レベル上がってないのにスキルが上がってる?」
「ハクア? えーと、スキルは熟練度だからレベルは関係無いよ?」
あ~、そうかそうか確かにそうだよね。レベル上がった時にばっかりアナウンスあるから勘違いしてたわ。それならこの間考えてたアレも出来るかも?
〈では続けてエレオノです〉
名前:エレオノ・アノマリス
レベル:10/20
位階:1
性別:女
年齢:17
種族:半吸血鬼(ダンピール)
クラス:戦士LV.1→LV.2
HP:400
MP:100
物攻:115→120+40
物防:85+60
魔攻:40
魔防:60→75+10
敏捷:110→115
知恵:130→135
器用:115→125
運 :55
武器:鋼の剣
副武器:ミスリルバックラー
防具:戦士のインナー、玉鋼の胸当て、ミスリルの籠手
アクセ:魔防のピアス
魔法:なし
武技:
三段突き→四段突き(新)パワースイング
連撃、ブラッドソード
レゾナンス:アイシクルクロスLV.3(新)
称号:
半吸血鬼、
スキル:戦闘系スキル
【魔闘技LV.1→LV.2】
技能系スキル
【直感LV.1→LV.2】【受け流しLV.2】
【見切りLV.3→LV.4】
ステータスUP系スキル:
【剛力LV.4】【堅牢LV.3】【魔術LV.1】
【魔坑LV.2→LV.3】
スキル補助系
【剣の天才LV.3→LV.4】
【剣の技巧LV.5→LV.6】
攻撃ダメージUP系
【剣技攻撃力up】
補助、その他スキル
【MP消費効率upLV.2→LV.3】
【背水】【多勢無勢】
【学習】【日光無効】【レゾナンスLV.3(新)】
「う~ん、皆に比べるとまだまだだね」
いや、ステータス面ではほぼ同じ位なんだけど!?
〈英雄の資質と種族のお陰でステータスが高いのでしょう〉
うん、壊れキャラだね!
「扱いが酷くない!」
「とりあえず皆の確認終わったね」
「流された!?」
「最初に比べて、比較にならない位に強くなりましたね!」
〈いえ、まだまだです。総合のステータスはまだ低いので注意が必要です。ここから先の魔物はこの周辺に比べると強いですからね〉
「「「はい」」」
こうしてステータスのチェックを終え、ヘルさんからの注意を貰って私達はユルグ村へ向け出発した。
て言うか、この世界に来て結構経つし、死線を何度もくぐってるけど、未だにゲームで言えば始まりの町周辺なんだよね? この世界本当に難易度鬼畜だな。
『女神様:苦情は受け付けません』