スクリーンに主演の名前が映し出されED曲が流れ、私はすぐに席を立った。
主演は、若いながら役を深く理解し、瑞々しい演技を見せた。
脇を固めるキャストも個性が光り、重めの題材ながら清々しさがあった。
だがED曲は、流行りのアイドルポップスで余韻が台無しだ。
私はプロデューサーに電話した。