目次
ブックマーク
応援する
1
コメント
シェア
通報
020 白い何か

陽も落ちた頃。

田舎道を車で走っていると、車線の左側に白い何かがチラチラと見えた。

もしや、と思い速度を落とすと、それは靴の白いソールだった。

足首から上は暗色の服だったのでそう見えたのだ。

少しオーバーに追い越すと、先にも白い何かが見えた。

足首から上の無い、白い足袋たびが歩いていた。

コメント(0)
この作品に、最初のコメントを書いてみませんか?