仕事帰りに、ゾンビメイクやネコ耳カチューシャ、魔女の帽子をかぶった同僚と飲んだ。
俺は『疲れたリーマンの地味ハロで』と仮装は断った。
さすがにハロウィンとはいえ平日。深夜近くの駅に人影は無い。
座って帰れるなんて久し振りだ…。
「主任、行方不明だって?」
「そう。ハロウィンの晩から」