「
「クッソ重い、去勢した牡牛ですね」
鈍重な大飯喰らい、という事か。
ひどいひどい。
あまりのひどさに、思わず
それを見て、周顗は言う。
「まぁ、角を巻いた牝牛の、
外見ばっかりがきらびやかなのには
負けますよね」
うわべばっかりきらびやかな
王導さま、むぐっとなった。
明帝問周伯仁:「真長何如人?」答曰:「故是千斤犗特。」王公笑其言。伯仁曰:「不如捲角牸有盤辟之好。」
明帝は周伯仁に問うらく「真長は何如なる人か」と。答えて曰く「故より是れ千斤の犗特なり」と。王公は其の言を笑う。伯仁は曰く「角を捲きたる牸の、盤辟の好有れるに如かず」と。
(排調17)
Dis 絡みは、まぁ両名の仲の良さの証。それが次話で明らかにされます。