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曹叡1  高い高い陵雲台1

明帝めいていさま、陵雲台りょううんだい、と呼ばれる

展望台を建築させた。


これがまた一級の芸術品。

組み立てに使うすべての木材の重さを計量、

それに基づいた、精緻なバランス感覚で

構築された。


陵雲台はめっちゃ高い。

風に吹かれて揺れまくるが、

けど倒れそうな気配もない。


さて明帝さま、のぼってみてビビった。

揺れる。マジで怖い。


なので丈夫な支え木で、台を支えさせた。

ら、台は壊れた。


ある論者が言う。

「あーあ、変にバランス崩すから……」。




陵雲臺樓觀精巧,先稱平眾木輕重,然後造構,乃無錙銖相負。揭臺雖高峻,常隨風搖動,而終無傾倒之理。魏明帝登臺,懼其勢危,別以大材扶持之,樓即穨壞。論者謂輕重力偏故也。


陵雲臺の樓觀の精巧たるは、先に眾木の輕重を稱りて平らげ、然る後に構えて造らば、乃ち錙銖も相い負く無し。臺の揭ぐること高峻にして、常に風に隨いて搖れ動きたると雖ど、而して終には傾倒の理無し。魏の明帝は臺に登れるに、其の勢の危きを懼れ、別に大材を以て之の持するを扶けんとするに、樓は即ち穨壞す。論者は輕重の力の偏れる故なりと謂う。


(巧蓺2)




論者も何ほざいてんだ。建築基準法にしょっ引かれちまえ。

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