振る舞いなどに大いに感銘を受けており、
こと有るごとに華歆を称揚していた。
ところで華歆は年末に催される祭の時、
親族らを集め、飲み物を振る舞っていた。
そして華歆ラヴな王朗、この振る舞いを
「華歆がやっているのだから」と真似る。
さて、時が下って、魏の末期ころ。
ある人が
すると張華は言う。
「うわべばかり真似していて、
行いの意味にまで
踏み込もうとしていない。
そのようであるから、
王朗は華歆より遠ざけられたのだ」
王朗每以識度推華歆。歆蜡日,嘗集子姪燕飲,王亦學之。有人向張華說此事,張曰:「王之學華,皆是形骸之外,去之所以更遠。」
王朗は每に識度を以て華歆を推す。歆は蜡の日に嘗て子姪を集め燕飲せば、王も亦た之に學ぶ。人の張華に向かいて此の事を說けること有れるに、張は曰く:「王の華に學びたるは、皆な是れ形骸の外なれば、之の去れる所は以て更に遠し」と。
(德行12)
王朗
めっちゃ能吏だし、
張華
晋の元勲の一人。つーか圧倒的文武両道の化物。恵帝の皇后にしてどす黒い権謀術数を操って政敵を排除した稀代の悪女、