ちょう歌が上手い、でも性格最悪の歌妓。
ムカつくから殺したい、
でも歌声は素晴らしい。
だからそばに置いておきたい、
でも近くにいるとほんとうざい。
突然歌妓を百人雇った。
で、一斉に教育を施した。
そしたら、例のアレ並に
うまい子が一人出てきた。
「よっしゃあいつ殺せ」
めでたしめでた……くねえよ!
何度同じオチ使わせる気だ!
魏武有一妓,聲最清高,而情性酷惡。欲殺則愛才,欲置則不堪。於是選百人一時俱教。少時,果有一人聲及之,便殺惡性者。
魏武に一なる妓有り、聲は最も清高たれど、情性酷惡たり。殺さんと欲せど則ち才を愛しみ、置かんと欲せど則ち堪えず。是に於いて百人を選び一なる時に俱に教う。少しき時にして、果して一なる人が聲の之に及ぶ有り、便ち惡性の者を殺す。
(忿狷1)
ソソサマの懊悩はブンガクしてていいんですけどねえ……この辺の殺しオチに対しては、もっと八郎潟のような広い気持ちで接していくしかないですね。あ、ちなみにタイトルは