後漢の大物、
そのかれに嘆息させた人がいる。
陳蕃は言っている。
「周乗殿のようなものこそ、
国を導く器のお方、というべきだ。
宝剣に例えるならば、
そんな周乗のコメントも残っている。
「私がしばらく
卑しき心が芽生えているのだ」
陳仲舉嘗歎曰:「若周子居者,真治國之器。譬諸寶劍,則世之干將。」
陳仲舉は嘗て歎じて曰く:「周子居が若き者、真に治國の器なり。諸寶劍に譬うるに、則ち世の干將なり」と。
(賞譽1)
周子居常云:「吾時月不見黃叔度,則鄙吝之心已復生矣。」
周子居は常に云えらく:「吾れ、時月に黃叔度を見ざらば、則ち鄙吝の心、已に復た生じたらん」と。
(德行2)
周乗
干将
こう言うサイトを見るのが良い気がする。
https://prometheusblog.net/2017/02/13/post-2573/
要するに中国古代の伝説中に残される宝剣の中でも特に著名な奴のうち一つ。だいたい
黄憲
汝南郡の名士。ちなみに後漢書を読むと、周乗のコメントは陳蕃さんも言っている。まー三人でワンセット、みたいな人たちだったのでしょう。次話にも登場します。