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恋の誘導尋問~恋に不器用なアイツから僕は彼女を略奪する~ 綾瀬川澄司編11

☆☆☆


 笑美さんをゲストルームのベッドに寝かせてから、千田課長にさっきあったことをLINEで報告・数日休むことを伝えてスマホをオフにし、笑美さんの荷物を備え付けのクローゼットにしまってあげた。


「僕の腕の中で静かに眠ってる笑美さん、すごくかわいいな」


 上半身を抱き起し、彼女が着ているブラウスのボタンを、ひとつずつ外していく。スカートのファスナーをおろして脱がせてから、肌を守るようにつけられているストッキングや下着のすべてから、笑美さんを解放させた。


「僕の想像どおり、一糸まとわぬ姿の笑美さん綺麗だね」


 触れるだけのキスをして、彼女をベッドに寝かせる。そのまま添い寝したい気持ちを抱えつつ、備えつけの浴室に向い、浴槽に湯を貯めた。眠っている笑美さんをお風呂に入れるのには、あまり温度は高くないほうがいいかもしれない。


「僕の手で丁寧に洗ってあげて、気持ちよく眠ってもらわなきゃね」


 寝てるところを襲うなんてことは、絶対にしない――無抵抗な女のコほど反応がなくてつまらないし、なにより……。


「笑美さんに抵抗してもらわなきゃ、楽しくないんだよな」


 ココロとカラダは裏腹なことを、抵抗しながら感じてほしい。僕の手や口で感じさせられて、涙ながらに絶頂したときの笑美さんが見たい。


「お風呂に入れるときの僕の気分はそうだな、笑美さんに尽くす執事という役柄がいいかもね」


 僕の愛情を込めて、隅々まで洗ってあげる。佐々木さんが知らないところを探しながら、ゆっくりと――。

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