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第5話 決意の形

 初めてのダンジョンを攻略したけれど、まだ攻める気にはなれない。

 そこで、他のEランクダンジョンでもレベル上げをしていた。

 ある程度停滞したかなって頃に、Dランクダンジョンに挑むつもりで。


 急ぎたいところではあるんだけど、死ねば全てが無意味になる。

 だから、焦りとはしっかりと戦わないといけない。


 愛梨は僕が死んだら死ぬと言っている。おそらく本気だ。

 つまり、僕は2人分の命を背負っているんだから。


 スタンピードなんて低い可能性だから、安全なところで待っていろと言われるかもしれない。

 でも、ダンジョンについては何も分かっていないんだ。楽観が通じるとは思えない。

 何もしなくて、愛梨が犠牲になってしまったら。後悔なんてものじゃ済まない。


 僕が死ぬリスクと、スタンピードで愛梨が襲われるリスクと、どっちが高いのか。

 分からないけれど、ダンジョンで強くなるのなら、どっちにも対策できるから。

 少なくとも今は、できるだけ強くなるように進めていきたい。


 ダンジョンに潜った日は、愛梨が食事を作って帰りを待ってくれている。

 僕がダンジョンに向かう日は、僕の家で待ってくれているんだよね。

 だから、それも生きる活力になってくれる。どんなご飯を食べられるのだろうかと期待することで。


 いつだって、愛梨の料理は美味しい。僕の好みをよく知ってくれているし、腕もいい。

 ちょっと茶色いかなって気もするけど、僕も男だからね。好きなメニューなんだ。


 今日は何を用意してくれているだろうか。

 そんな事を考えながら、何度目かのダンジョン攻略を進めていく。


 同じEランクダンジョンでも、見た目もモンスターも違う。

 いま挑んでいるダンジョンは、電車で1時間くらいのところにある。


 初めて挑んだダンジョンは緑の平原だった。

 いま居るところは、学校のグラウンドが広がったみたいな感じかな。


 走れば土埃が舞うし、鬱陶しくはある。

 とはいえ、モンスターはそれほど脅威ではなくなっていた。


 ゾンビみたいな敵が居て、取りつかれたら大変なようではある。

 誰かが助けを求めていて、それを救助した時に感じたことだ。

 茶色い手足にしがみつかれていて、とても苦しそうだった。


 だけど、僕からすれば動きが遅いだけで、力も弱い。

 本当に、さしたる脅威ではない。つい、油断してしまいそうになるほどだ。


 それでも、僕の命は大切にしないといけないから。気を抜けない。

 愛梨が待ってくれているんだ。ご飯を用意してくれているんだ。

 そう考えて、ダンジョンを奥に奥に進んでいく。

 すると、また結界のようなものに囲まれた。つまり、ボスだ。


 今回のボスは、包帯でぐるぐる巻きにされたゾンビって感じかな。

 外見では分かりにくいけれど、動きがゾンビっぽい。

 ということで、相手に取りつかれないように気をつけながら、バットで殴っていく。

 特に苦戦することもなく、手早く倒すことができた。


 ここで気をつけないといけないのが、僕の身体能力が上がっているだけだということ。

 技量によって効率的に倒せているわけではないから、より強い敵には行き詰まってしまう。

 今のうちから、できるだけ立ち回りなんかも気をつけておかないとね。


 ダンジョンを攻略したことを門番に報告して、愛梨の元へと帰っていく。

 僕がドアを開けると、駆け寄ってきて笑顔で出迎えてくれる。

 もう、半分くらい家族みたいな付き合いになっているな。嬉しいことだけれど。


「おかえりなさい、優馬君。今日も大きなケガが無さそうで、良かった。ご飯できているよ」


「ありがとう。今日は何かな? 愛梨のご飯はいつも美味しいから、楽しみだよ」


「嬉しいな。優馬君のことを考えて、腕によりをかけて作ったんだからね」


 そのまま用意されていたご飯は、唐揚げ、焼き魚、後はドレッシングが一杯のサラダと味噌汁。

 なんていうか、男の料理にサラダを足したみたいな感じだよね。僕の好物に合わせてくれているのだと思うけれどね。


 どれも良くできていて、夢中で食べる。いつも視線を感じるんだけど、愛梨の方を見るとニコニコしている。

 僕が美味しく食べているのを喜んでいるなんて、嬉しい限りだ。


「とっても美味しいよ、愛梨。いつもありがとう」


「当たり前のことだよ。優馬君は命をかけているんだから。支えるくらいはね」


 柔らかい声で、温かい表情で、胸にしみ入ってくるようだ。

 本当に、今の顔と声だけで、命をかけた対価としては十分だと思えるくらいには。

 僕は愛梨が心の底から大好きなんだって、よく分かる。


「愛梨が待ってくれていると思うだけで、力が湧いてくるんだ」


「それは良かった。ずっと、優馬君のことを待っているからね」


 それなら、きっと僕は最後まで頑張れる。

 愛梨だけが、僕の生きる理由と言っていいから。


 ダンジョンの問題が解決したら、必ず告白しよう。もしかしたら、先に言葉にされるかもしれないけれど。

 どちらにせよ、結果はきっと良いもののはずだ。そう信じられる。


「うん。そろそろ、Dランクダンジョンに挑もうと思うんだ。そろそろ、成長が頭打ちだから」


「まずは様子見をしてね。危ないことはしてほしくないからね」


「分かった。愛梨の所に帰ってくるために、慎重にやるよ」


「お願い。優馬君の居ない人生に、意味なんて無いんだからね」


 僕だって同じ気持ちだ。愛梨が居てくれなきゃ、何の意味もない人生なんだ。

 だからこそ、絶対に愛梨を失わなくて済むように、全力を尽くす。


 愛梨にだけは、全てを話そう。ダンジョンで起こった出来事も、僕の気持ちも。

 きっと愛の言葉だけは、もっと未来の話になるだろうけど。それ以外は全部。


 ダンジョンで僕の能力が上がっていることも、愛梨になら話せる。

 他の人になら、変な目で見られてしまうかもって思うけれど。


 だから、愛梨が居てくれるだけでいい。それだけで、僕は幸せなんだ。


 僕の幸せは、愛梨だけだから。ずっと一緒に居られるように。

 命も未来も、心だって、全てをかけてみせる。


「愛梨と一緒に居たいから、頑張るね。愛梨には幸せになってほしいから」


「優馬君なら、必ず私を幸せにしてくれるよ。だから、生きて帰ってきてね」


「もちろんだよ。愛梨のご飯を食べたい。愛梨の笑顔を見たい。そのために」


「嬉しいよ。優馬君を任せてくれたご両親には、感謝しないとね」


 両親は、僕のことを愛してくれているのだろうか。

 愛梨に任せれば手間が省けるって思っていないだろうか。


 いや、気にしても仕方がない。愛梨が居てくれるから、それで良いんだ。

 両親の心がどうであっても、僕のやるべきことは変わらないんだから。


 Sランクダンジョンを攻略して、ダンジョンという災害を終わらせる。

 儚い希望なのかもしれない。それでも、Eランクダンジョンは確かに消えたから。

 だったら、せめて近所のダンジョンだけでも攻略を終わらせたい。


 僕は、愛梨と平和にゆっくりと過ごしたいんだ。

 それだけで、全てが満たされていると思う。


 栄光も名声も、何も求めてはいない。

 ただ、愛梨がそばに居てくれるだけでいい。


 簡単な願いなのかもしれないし、とても贅沢なのかもしれない。

 どちらだったにせよ、僕の心は変わらないけれど。


「これからも、ダンジョンで戦っていく。怖くはあるけれど。でも、負けないよ」


「優馬君なら、きっと大丈夫。私のヒーローなんだからね」


「ありがとう。必ず、愛梨の期待に応えてみせるよ」


「うん。疲れたら、いつでも言ってね。全力で癒やしてあげるから」


 愛梨が癒やしてくれるなら、心の底から安心できるだろうな。

 なら、僕の心が折れることはきっと無い。


 改めて、しっかりとダンジョンに挑む決意を固めていく。

 よく分かった。僕は愛梨のためにしか努力できないって。


 だから、愛梨の笑顔をいつだって思い描いていよう。

 それだけで、全身から力が湧いてくるはずだから。


 僕の原点を思い返せた日から次の日。

 初めてのDランクダンジョンに挑むことにした。


 そろそろ、近場だったら平日に挑んでも大丈夫かもしれない。

 ある程度慣れてきたという感触はあるし、体力もついた。


 学校には通わないと、今後の生活も困るし、愛梨との時間だって少なくなる。

 だから、基本的には放課後になるだろうけれど。

 それでも、電車ならすぐに通えるダンジョンも多いからね。


「じゃあ、今日も待っているからね、優馬君」


 そう言って送り出される。

 やっぱり、愛梨が応援してくれるだけで元気が出るな。


 穏やかで、それでも意志を感じる声。

 僕のことを心から案じているとよく分かる。

 だからこそ、絶対に無事に返ってくるんだ。

 それだけで、僕も愛梨も幸せになれるはずだから。


 電車で2、3時間かけて目的のダンジョンへと向かう。

 そして、Dランクダンジョンの入口である門にたどり着いた。


 門番が待っていて、ダンジョン攻略の身分証明書をみせる。

 一般的にはギルドカードと呼ばれていて、手続きをすればもらえる。


 僕はいくつかのダンジョンを攻略した頃に、そのダンジョンの門番から登録を勧められた。

 そこで、攻略したダンジョンが照合されているらしい。

 無謀にも高いランクのダンジョンに挑んで、死ぬ人間を減らすためらしい。


 どういうことかというと、Dランクダンジョンからは、ギルドカードがなくては攻略できない。

 それも、Eランクダンジョンを攻略した実績を持つ人だけ。


 確かに納得できる方針ではある。

 ダンジョン攻略の手は、いくらでもほしいだろう。

 それでも、無駄死にをされれば困るだろうからね。


 しっかりと成長してもらって、問題解決に貢献できる人材を選定できる。

 それを考えれば、ギルドカードの存在意義は十分に分かる。


 カードを受け取った門番は、ICチップを読み込んで、画面を見る。

 すると、とても驚いたような顔をしていた。


「もう、いくつものダンジョンを攻略しているんですね。お願いします。できるだけ早く、このダンジョンを攻略してください。ここは私の故郷なんです」


「努力はしますけど、期待はしないでくださいね。僕は僕の命を優先します」


「当たり前です。こんな若い子に、命をかけさせて情けない限りですが。それでも、全てを押し付けないだけの良心はあります」


 門番の言葉が本音かは分からないが、言葉だけの応援に意味なんて無い。

 初戦は他人なんだから、命をかける義理だって無い。


 それでも、わざわざ失礼な態度を取る理由はもっと無い。

 ダンジョン攻略は命がけなんだ。不必要に敵を増やすのは、愚か者の行動だよ。


「ありがとうございます。では、頑張ってきますね」


「はい。応援しています」


 門番に送り出されて、Dランクダンジョンにつながる門へと入っていく。

 相変わらず景色が突然切り替わるが、今回は建物の中みたいだった。


 なんというか、長方形の部屋の中にいる。

 金属でできた壁に囲まれている感じで、それぞれの壁に扉らしきものがある。


 そして、目の前にはモンスターがいた。

 剣を持った鎧という様子だ。僕はバットを構えていく。


 ここで問題になるのは、バットで敵の剣と打ちあって良いのかということ。

 一刀両断にされてしまえば、僕は武器を失う。そもそも、バットごと僕を切り捨てられない保証はない。


 そうなると、敵の攻撃は横から弾いた方が無難だな。

 方針を決めた僕は、敵が剣を振り下ろす横からバットを当てていく。


 これまでは両手で振っていたバットだけど、今は片手でも十分だ。僕も強くなったものだな。

 いずれは人間の限界を遥かに超えて、僕自身がバケモノになってしまう気すらする。


 だけど、愛梨だけは絶対に受け入れてくれるから。恐怖はない。

 誰から遠ざけられたとしても、愛梨が居てくれるだけで十分だから。


「うん。Dランクダンジョンでも、敵は倒せそうだ」


 まだ油断する訳にはいかないけど、確かな手応えがある。

 剣を横から殴られて体勢を崩した敵に、続けてバットを叩きつける。


 バットが曲がったりしないか不安だったけれど、問題なく通じた。

 これなら、今のダンジョンはバットで攻略できそうだな。


 もしかしたら、これから先のダンジョンではバットでは通じなくなるかもしれないけれど。

 でも、少なくとも今は大丈夫。ちょっとだけ安心できた。


 そのまま何度も敵を殴りつけていると、倒れて消えていく。

 同時に、鍵の開いたような音がした。


 つまり、このダンジョンでは、敵を倒さないと先の部屋に進めないのか。

 困ったな。Eランクダンジョンでは逃げるという選択肢もあったけど、潰された。


 今はDランク。なら、以降はもっと厄介になりかねない。

 とてもじゃないけど、油断していたら生き延びることはできないだろう。


 次の部屋に入って、また敵と戦う。今度は違う種類だったけれど、同じ感じで倒せた。

 同様に部屋を進んでいき、しばらくして。


 とある部屋に入ったら、敵が居なかった。

 もしかして。そう思いながら、ゆっくりと部屋の中心部へと向かっていく。


 すると、また結界のようなものに囲まれた。つまり、ボスだ。

 同時に、骸骨の剣士のような敵が現れた。片手に剣を、もう片方の手に盾を持っている。定番って感じ。

 Dランクダンジョンだとしても同じ。ボスを倒せということだな。


 まずは、敵の動きを観察していく。

 剣を振り下ろしてくる。これまでのザコより早い。

 避けると剣が地面にぶつかり、甲高い音とともに少し地面が震える。


 とんでもない威力だ。当たったら、とても無事では済まないだろうな。

 だから、慎重に攻撃をしていきたい。


 それからも何度か敵の攻撃を避け、ある程度法則が見破れた。プログラムで制御しているかのような動きだ。

 反撃に移ろうか。そう考えていると、扉が開いたような音がした。


 近づいてくるような気配があるが、こっちには入ってこない。

 ボスと出会った時に出現するものは結界のような見た目をしているし、1対1になる仕様なのだろうか。

 効率を考える人なら、2対1になるように協力してきてもおかしくはないし。


 なら、遠慮なくボスに集中させてもらおう。

 敵は、剣を振り下ろし、次に横薙ぎにし、最後に突く。

 この一連の流れを繰り返している。


 狙い目は、最後の突きだ。少しの動きで避けられるし、反撃に移りやすい。

 ということで、振り下ろしを横に避け、横薙ぎを後ろに避け、突きと同時に反撃を合わせる。


 うまく行って、敵は態勢を崩した。

 だけど、追撃に移ろうとしたら反撃の体勢に入られていた。


 やはり、これまでのボスより強い。

 一度攻撃を当てたら、一方的な状況になる敵も珍しくなかったからね。


 でも、それだけだった。

 同じ作業を繰り返していけば、やがて骸骨剣士は倒れていく。

 そのまま敵は消えていき、ダンジョンが攻略できたことになる。


 結界も消えていって、後は帰るだけだ。

 そう考えていると、突然ナイフで斬りかかられた。


 慌てて避けると、相手の顔が見える。金髪の、いかにもなヤンキー。

 刀也だ。ダンジョンに潜っているとは聞いていたけど、ここまで来たのか。


「何をするんだ!?」


「お前が死んでくれれば、愛梨は俺のものになるんだ。ダンジョンなら、死んでも犯罪にならないよな?」


 何をバカなことを。愛梨はそもそもお前をゴミくらいにしか思っていない。

 だけど、そんな説得は無意味だろう。撃退するしか無い。


 バットを右手に構えて、敵の様子をうかがう。

 すると、刀也はまっすぐに突っ込んできた。ナイフでの突きを左にかわす。

 続けて敵はこちらにナイフを振ってくる。後ろに避ける。


「どうしたどうした!? やっぱり、俺に手も足も出ないか!? お前みたいなザコに、愛梨は相応しくねえんだよ!」


 さて、どうしたものか。刀也の動きはとてもゆっくりに見える。

 だから、殺すのは容易いと思う。


 それでも、僕は手を汚したくなかった。

 人を殺した、血に汚れた手で愛梨に触れたくなかった。


 だけど、ここで負ける訳にはいかない。

 愛梨の気持ちも無視して、ただ自分の物にしようとするやつなんかに。


 なら、どうすべきか。

 敵の振ってくるナイフを避けながら、ゆっくりと考えていく。


 こうして見ていると、刀也は僕より明らかに弱い。

 それが、問題をややこしくしている。適当に反撃しただけで、死んでしまいかねないからだ。


 相手に負けを認めさせつつ、無力化する方法がほしい。

 そう考えながら、敵の動きに対応していく。


「お前みたいなヘタレには、反撃すらできないか!? それでよくダンジョンに挑んだものだな!」


 好き勝手に言ってくれるけれど、僕としては反論すらめんどくさい。

 ただ、少しいい考えが浮かんできた。ナイフを壊してからなら、料理は簡単じゃないか?


 方針が決まったところで、ゆっくりとチャンスを待つ。

 刀也は動きが遅い上に、単調だ。だから、すぐにタイミングはやってきた。


 僕に向けて、ナイフを突き出してくる。それをよけて、伸ばしきった手の先にあるナイフにバットを叩きつけた。

 すると、刀也の持っていたナイフは折れていく。


「バカな……優馬ごときに……」


 茫然自失といった様子の刀也。

 だけど、とりあえず数発殴っていく。痛い目を見せたほうが良いからね。愛梨に妙なことをされたら大変だから。


 殴られている刀也は、抵抗しようとしていた。

 それでも、僕が一方的に攻撃しているうちに、怯えきった目に変わった。


「ゆ、優馬。許してくれ。もうお前に手出ししたりしないから」


「愛梨にも近づかないことだね。破ったら、今みたいな軽いものじゃ済ませないから」


「ああ。分かった!」


 そう言いながら、刀也は部屋の隅っこまで逃げていった。

 だから、僕はいつもどおりにダンジョンから帰る。


 そして、門番のもとに戻ると、門が消えていった。

 疑問があったので、門番に尋ねてみる。


「ダンジョンを攻略したんですけど、他にも人が居たんですよね。どうなるんですか?」


「場合によりけりですね。生きていれば、そのうち戻ってくることもあります」


「分かりました。ありがとうございます」


「こちらこそ、ありがとう。君のおかげで、家族は無事でいられるはずです」


 刀也を殺してしまったんじゃないかと、ちょっと焦ってしまった。

 さて、今日も愛梨の元へ帰ろう。しばらくはDランクダンジョンの攻略を進めて、成長が落ち着いたらCランクダンジョンだ。

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