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第2章 第2話 イカ焼きシスターズ①

「あらぁ~みっちゃん。ちょうどよかった」

 廊下で偶然、アイリさんに会った。


「……ってう゛ぎゃああああ!!!!」

 そして拳銃を見て驚かれた。両手を上げてガクガク震えている。まぁ、そうなる。


「あ、すみません。これさっき蟹原部長に貰って……」

 謝罪と言い訳をしながら、背中に銃を隠した。


「もう!」

 アイリさんは、ぷんぷん! という擬音が似合うような感じで両手を腰に当てて頬を膨らませた。そういえば、この人何歳なんだろうなんて考えていると


「銃は、むやみやたらに持ち出しちゃダメなのよ! 使わないときは武器庫にしまっておきなさい……あ、武器庫って場所分かるかしら? アタシがついて行ってあげるわ」


 世話焼きお姉さんスキルが発動して、一緒に武器庫に行くことになったのだ。

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