411. 『NOプランでごめんなさい……1期生オフコラボ延長戦』配信①
ということで急いで簡単なサムネを作り、枠を取ることにする。月城さんは立花さんに怒られてたけど、全然気にしてない様子だった。本当に酔うとこの人無敵だよな……とか思いつつも配信の準備を進める。ちなみに配信内容は『NOプランでごめんなさい……1期生オフコラボ延長戦』で本当に何も決まっていない。さてどうしたものか……
「ねぇ颯太。募集のところに一応凸大丈夫か送っておいたら？万が一があるじゃん？」
「確かに日咲さんの言うとおりかもな……うん。送っておこう」
「あはは。大丈夫だって！私たち1期生だよ？お正月にお題なくても大丈夫って言ってたじゃんみんな。私忘れてないからねwたまには司会の気持ちを考えてもらわなきゃw」
「あれは颯太が言い始めたんだから責任取りなさいよあなた？」
「え？オレですか？立花さんも乗ってましたよねw」
「ああいうのは最初に流れを作った人の責任だからw」
と立花さんとやり取りをする。なんか暴論のような気もするが、確かにオレから言い始めたので仕方ないけど。
「……なんか日咲さん大人しくないか？」
「七海。あなた自分だけ安全なところに逃げようとしてるわね？」
「え？そんなことないよwほらあたし酔ってるからw」
「私だって酔ってるわよ！あなたも責任取りなさいよ！」
「助けて陽菜ちゃんw」
「2人とも。七海ちゃんは年下なんだから優しくしてあげなよw大人げないよ？」
いや、オレと日咲さんは1つしか変わらないから月城さん。ということで完全にハズレの進行役になってしまったが、配信をするとリスナーさんに言った以上やるしかない。そして時間は22時30分。配信が始まる。
コメント
『NOプラン』
『頑張れ』
『大丈夫だろ1期生だし』
「こんばんはましろです。自己紹介はいいよね？さっきのメンバーでオフコラボ延長戦やっていくのでよろしく。とりあえず……どうしようかな？本当に何も決まってないからさw」
「まずは乾杯じゃないましろちゃん？リスナーさんお酒持って！乾ぱ～い！」
「ポアロ！ひなたを黙らせてw」
「無理だよリリィママw」
コメント
『はっちゃけひなちゃんw』
『酔うと無敵だな』
『更に1期生もいるからな』
『それなw』
「とりあえず、みんなから質問募集して話していこうかな？ましろたちも5年目を迎えてるから聞きたいこと聞いてほしいかな？答えられそうなやつねw……ましろから順番に拾って答えていくからよろしく。えっと……『ましリリィのコラボまだですか？』だって。どうリリィさん？」
「コラボ？あー……まぁ……ね？ましろ？」
「ね？リリィさん」
コメント
『匂わせw』
『マジ！？』
『早く観てぇ！』
「時が経てば分かるかなw」
「じゃあ次は私が拾おうかしら……『ましリリィもそうなんですが、みこたんのコラボはないんですか？』って来てるわよ？」
「『みこたん』？もうしばらくないね……去年の『すたフェス』の司会くらい？最近だと？」
「うん。確かにひなちゃんとは2期生がデビューしてくらいにコラボしたっけ？なんか相性占いみたいなやつ」
「そう！私と相性良くなかったよねポアロちゃんw『赤の他人』みたいなw」
「ひなちゃん！私になってるよw」
コメント
『私助かる』
『もうひなちゃんはそれでええ』
『ビールやれw』
「あはは。もう私でもいいやw次はひなたが拾おうかな」
「いやひなちゃん。ポアロが拾うからビール飲んでてw変なの拾われると困るしw」
「え？大丈夫だよひなた意識あるから。えっと『ポアロ探偵に質問です。1期生のお姉さんがたを『嫁』『彼女』『親友』にするなら誰がどのポジションですか』だってw」
「変なの拾ってんじゃん！しかもなんでポアロだけなんだよw」
「どうなのポアロちゃん？」
「えー……姫は親友じゃないかな。嫁がリリィママでひなちゃんが彼女かなぁ……」
コメント
『ポアリリィ来た！』
『なるほど』
『やっぱりな』
「なんだよやっぱりなってwリリィママは料理も出来るしポアロのこと管理してくれそうだからだよ？」
「ポアロ探偵はましろのこと恋愛対象として見てくれないんだね……」
「いや姫もそうじゃんwなんでそんな面倒臭いキャラになるのw」
「ならましろちゃんはどうなの？」
「ほらポアロ探偵。次の質問拾おうか」
コメント
『逃げたw』
『姫w』
『姫には逆らうなw』
『ママおる？』
『体調悪いのかな？』
「ん？いるわよ。ごめんなさい。飛び火すると大変だからステルスしてただけだから心配しないでw」
「じゃあリリィちゃんはどうなのw」
「ポアロ！ほら早く次の質問拾いなさい！」
「リリィママ必死じゃんw」
と、何も内容が決まっていないふわふわしたオフコラボ配信が続いていくが何とかなりそうだな。まぁ……もう5年目だし、こういう突発的なものがあってもリスナーさんにとってはいいのかも知れないな。
