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124. 『ましポん48』~真の大和撫子選手権配信~②

124. 『ましポん48』~真の大和撫子選手権配信~②




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『誰が勝つんだ?』

『姫頑張れ』

『お嬢様応援してます!』

『ソフィたんがんば!』


「それじゃ早速いこうかな。最初は『敬語に関する問題』今からひなたが読み上げる文章が合ってる時は『合ってる』間違ってる時は直してくれればいいから。普段敬語使ってるから普通のことだよね?まずはましろちゃんからね。『よろしかったでしょうか?』」


 《え?……よっよろしかったでしょうか?》


 《簡単ですわね!ラッキー問題ですわましろ先輩。贔屓してませんひなた先輩?》


 《ソフィアは分かりました。簡単です》


 いや……改めて言われると結構ムズいんだが……。


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『ましろん?』

『姫?』

『ましろちゃんがんばれ~』


「どう?ましろちゃん」


 《えっと……あって……ちがっ『よろしいでしょうか』だ。うん絶対そう!》


「うん。正解だね。ましろちゃん1ポイント」


 《なんか危なくありませんでしたましろ先輩?》


 《そんなことないよ?ほら次いこ次》


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『姫可愛い』

『ましろちゃんの動揺が伝わるw』

『お嬢のツッコミが的確すぎるw』


「次はクララちゃんね?『ちょうどお預かりいたします』」


 《は?》


 《イージーだなぁ?ひなたさん贔屓してるでしょ?》


 《ソフィアはすぐ分かりました》


 《煽るなw……待って……合ってるかな?どうしよ……全然分からないかも……》


「おーい。語尾なくなってるよクララちゃんw」


 コメント

『素のお嬢降臨』

『ですわを封印された』

『お嬢の不安な気持ちがw』


 《あ。ごめんなさい。ちょっと焦りましたわ……『ちょうど頂きます』ですわね?》


「うん。正解だね。クララちゃんも1ポイント」


 《ふぅ。いたすのは良くないですわね》


 《それはダメじゃないかなクララちゃんwライン越えてるけどw》


 《え?は?そう言う意味じゃ……》


「これひなたの枠だから!まだ昼間だぞ!」


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『草』

『www』

『お嬢の『ふぅ。』が……』

『クララ……お前……』

『これはアウト』


「まったく……次いくよ次。ソフィアちゃんへの問題は『恐れ入ります』」


 《シンプルだね》


 《こういうのが意外に厄介……》


 《合ってます。それは敬語です》


 《早wソフィアさんもう少し考えても……》


 《ごめんなさい。簡単すぎて声に出ちゃいました》


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『ソフィたん……』

『先輩を煽るな』

『さすがリアルお嬢様』


 《え?そんなことないよ~!全部簡単だったよ?あんなの常識も常識だし!姫先輩もクララ先輩もパフォーマンスだって》


 《すごい煽ってくるじゃんソフィアちゃんwやめてよ、ましろ恥ずかしいじゃん》


 《そうですわよ!こっちは冷や汗かきながら真剣にやってますわ!》 


「はいはい。じゃあ次に行くからね」


 そのあとも何問か答えて、正解したり間違えたりを繰り返した。そして最終問題。


「今の得点がましろちゃん3点、クララちゃん3点、ソフィアちゃんが5点か」


 《ねぇひなたさん?あれはないの?お決まりのやつ》


 《よくクイズ番組であるあれですわね?ひなた先輩なら分かってると思いますけど?》


「先輩なのに恥ずかしくないの2人とも?」


 《恥ずかしさより、この配信の楽しさだからさ》


 《わたくしたちの仕事ですもの!ほらひなた先輩、最終問題は1点じゃなくて?》


 コメント

『草』

『姫開き直る』

『煽りよるw』


「いいのソフィアちゃんは?」


 《え?構いませんよ?どうせ答えられますから。ソフィアが勝ちます!》


 《言うねソフィアちゃんw》


 《おいこのガキ!調子に乗るんじゃないわよ!わたくしが勝つんですから!》


 コメント

『ソフィアちゃん煽ってるw』

『お嬢がブチ切れ寸前』

『いやキレてるw』


「まぁまぁ。それじゃ行くよ最終問題は3点ね?」


 こうして最終問題は3点になったが、問題が難しく、結局ソフィアちゃんだけが正解し全問正解で1位に輝いたのだった。やはり、リアルお嬢様には『社交マナー』では勝てないのであった。


 クララちゃんとは『まっしろココア』ラジオ以来だったけど、あの時と変わらず接してくれたからよかった。さすがは『プロレス芸』を確立しただけあるよな。

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