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あとがき

 終わりました。

 本作を書き始めた切っ掛けは「前に書いた魔法少女ものが不完全燃焼だったから、次は持てる力を全て注いで満足いくものを書いてみよう」これなんですけど。

 バキネタが混じり始めたのは最初の妖魔獣が自動車で、それの攻撃を回避するのに「死に際の集中力を使う」というネタが普通に出たところから、連鎖的に。


 そっから連鎖的に色々決まりました。


 しかし、完全にふざけて物語を作ると、話がしまらなくなると思ったんで、ラストの妖魔神帝フレアーとの問答だけは最初に決めて、そこに到達する形でプロットを組みました。


 なろう版をカクヨム版とだいぶ変えたのは、カクヨム版が群像劇で読者が離れやすい物語だったことと。

 阿比須町が言うほど狂った町に書けてなかったなと。

 反省があったので、こうなりました。

(特に、阿比須町は公開処刑が名物で、処刑場には屋台が立ち、死刑囚を斬首した後に賭けサッカーがはじまるというくだりは、書きながらゲラゲラ笑ってました。しかしどうも、一般の人はこういうので笑わないらしいですな。知らなかった!)



 以下、設定とキャラクターについて。


①物語の舞台「阿比須町」

 命名の由来は、ヤンジャンの暗黒ラブコメ「少年のアビス」の舞台の田舎町が、通称「アビス町」と呼ばれているので、そこから決めました。

 住人の8割が人間のクズで構成されている町。

 滅べばいいのに。


②阿比須真拳

 命に別状なければそれは活人拳で良いだろというざっくりした定義で決めたトンデモ拳法。

 その技は命に別状がないだけで結果は重大。これを意識しましたね。


③阿比須真拳奥義・鉄身五身

 命名の由来は、漫画「覚悟のススメ」で登場する零式鉄球から。

 主人公・葉隠覚悟の父、葉隠朧が零式鉄球の効果を息子たちに伝えるために言った「銃火器など恐るるに足りぬ! 鉄身の五身こそ真の武器!」という台詞から取りました。


④阿比須族滅流

 主人公の流派の対抗勢力をと思って設定した流派。

 名前はできるだけ残虐な感じを、と思ったので族滅流にしました。


⑤妖魔獣

 本作の怪物枠で、イメージしたのはハートキャッチプリキュアに登場するデザトリアン。

 プリキュアシリーズの怪物役で一番好きなのがアレなんですよ……。

 浄化するためには、彼らの他責思考を全開にするために、言ってることを木っ端微塵に論破して全否定しなければならない。

 絵面的に最悪だなと思ったので、そうしました。(すんな)


⑥妖魔神

 自分たちこそ最も尊く、他の生命体には価値はないと思い込んでいる生き物。

 最初から主従関係と仲間意識だけは本物という設定にはしたのですが、彼らと人間との差別化は要りますよな。

 で、だいぶ考えてそれは「世界のために自分を役立てられるなら、自分の存在は消えても構わない」と思えるかどうか。

 ようは彼ら、他のためってのは「顔を知ってる仲間4人」を指し、人間のような「顔も知らない誰かのため」が想像できないし理解もできない存在なんですよ。

 こういうの、コメディでもしっかりさせといた方が、自分的には好みなので。


⑦六道ホン

 プリキュアと携帯電話ってわりと縁深いし。

 携帯電話といえば、555。

 これは宇宙の真理です。


⑧人血饅頭

 魯迅先生の作品「狂人日記」に登場する小道具なんですが。

 処刑があった日に販売され、住民は万病に効くという迷信を信じて皆こぞって買うのです。

 で、

「万病に効くなら仙豆の位置づけで良いよね?」

 と(狂ってる)


⑨キャラクター


主人公・閻魔花蓮えんまかれん

 阿比須真拳の使い手である女子中学生。

 正義感が強い。そして基本的に自分のことでは怒らない。

 最初に決めていたのはこのあたりですね。

 外見のイメージはリコリコの錦木千束。

 彼女のイラストを見ながら外見描写をしました。


変身体・ヘルプリンセス

 八大地獄の力を操れる六道プリンセス。

 それだけ。身体能力の向上は一切ない。(死に際の集中力だけは基本能力なので身に付くけど)



親友枠・国生春香こくしょうはるか

 元いじめられっ子の主人公のクラスメイト。

 web小説家で、ざまあ系の小説を書いている。日々えげつない人体欠損系ゲームを空想している。

 基本的に優しく、反省が出来て、細やかな心遣いが出来る子ではあるけど、悪認定した相手にはその内に秘めた残虐性が火を噴く。

 こういう設定です。


変身体・ビーストプリンセス

 畜生道の力を操り、狼、蛇、蜘蛛、鶴、馬の能力を自分の身体に反映させて戦う。

 ……最初はアニマルプリンセスという名前で、ビーストテイマー的立ち位置を考えていたのですけど「いや、それは違うだろ」と思ったのでボツに。

 ちなみに畜生道の力としてチョイスしたのは555の主人公サイドと縁深いオルフェノクのモチーフから。


ビーストプリンセス最終形態

 龍騎のディスパイダーリボーンを軸に色々盛り込んでみました。

 やっぱ、本体が鉄身五身を習得するくらいパワーアップしたら、変身体の方にも変化が出ないとさ。



強キャラ枠・阿修羅咲あしゅらさき

 後で登場する最強の敵の前段階・ゲヘナプリンセスの強さを演出するために、噛ませになってもらうキャラを作らねばと生み出したキャラ。

 恋人の智を心から愛している。

 外見イメージはトロプリの滝沢あすか。


変身体・バーサーカープリンセス

 阿修羅道の力を操る六道プリンセス。

 その特殊技能プリンセススキルは、技では無い。自動発動。



ショタ枠・萬田智まんだとも

 ツバサ君、かわいいですよね。


変身体・グラトニープリンセス

 餓鬼道の力を操る六道プリンセス。

 その能力はだいぶ悩みました。

 最終的に決めたのは「飽食」「飢饉」この2つの言葉からイメージされる能力です。



年齢不詳枠・天野祈里あまのいのり

 あなた本当に中学生?

 こういうキャラはプリキュアではたまに出てくるものです。

 古くは水無月かれんさん。

 または天ノ川きらら。

 性格イメージは覚悟のススメの散様。


変身体・デウスプリンセス

 天上道の力を操る六道プリンセス。

 主に天候と生命を操る。

 ファイナルフラッシュ?

 あれは死のエネルギーを放射している設定です。



科学者枠・飛馬菜々子ひゅうまななこ

 人間道のプリンセスを作らないとと思い、考案したキャラ。

 外見イメージはデビサバ2の菅野史。

 性格関係は、TRPGダブルクロスのNPCの神崎瑠璃絵をイメージしました。(マッドサイエンティストだよね)


変身体・ヒューマンプリンセス

 人間道の力を操る六道プリンセス。

 人間に作れるものを全て錬成で用意することができる。



ラスボスの素体枠・阿比須夕子前

 ラスボスが最強の肉体を奪い取り、ラスボスになるという展開にする予定だったんで。

 その最強の人間枠で、主人公の使う拳法・阿比須真拳の源流の開祖として設定したキャラ。

 命名の由来と外見イメージは、漫画「少年のアビス」の黒瀬夕子。


転生後の姿・閻魔優子

 過去の人間のクローンで転生するのはあるあるだよね。(バキならな)

 宮本武蔵編は嫌いだけど、やっとかないとね。

 性格設定は、曲がった行動を取ってる人間や、プライドの無い行動を取る人間は容赦なく殺害するとても厳しいものに。

 だって阿比須族滅流の開祖だし。


変身体・ゲヘナプリンセス

 主人公の上位互換って素敵ですよね。

 それをイメージしました。



主人公の母・閻魔あおい

 外見イメージは成人した閻魔あい。

 性格は、社会不適合者じゃない朱沢江珠。

 仕事の裁判では、有罪判決を出すときに傍聴席に「有罪ギルティ! 有罪ギルティ! 有罪ギルティ!」の大合唱をさせて場を盛り上げさせてます。

 ちなみに夫が地上最強の生物なので懲罰解雇は絶対にされません。(酷過ぎる)


主人公の父・閻魔大王之介

 外見イメージはケンガンオメガの黒木玄斎をちょっと若くした感じ。

 設定はほぼほぼ範馬勇次郎ですけど。(でも、勇次郎よりは社会不適合者じゃない)


主人公の想い人・天野信也

 主人公の恋の相手は必要なので設定したキャラ。

 外見イメージは宇宙の騎士テッカマンブレードの相羽シンヤ。(テッカマンエビル)

 当然、他の男兄弟の名前はタカヤにケンゴ。(じゃあなんで妹の名前はミユキじゃないんだ)

 高校生をしつつ、副業でコンビニを経営しているのは、六道プリンセスの認識阻害が「体育教師、用務員、コンビニ店長、自分のストーカー、ヤリチン学生には無効」なので、必然的にそうなりました。

 最後主人公と結ばれるのかどうかは最初は決めてなかったんですけど、流れ的に失恋させざるを得ないと思ったのでああなりましたわ。


⑩最後に

 ここまで読んで下さった方、本当にありがとうございました。

 本作で私の作品に興味を持っていただけたなら、他の作品も読んでいただけますと嬉しいです。

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