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番外2 画像挿入と解像度

何だか見ている人も多いようなので、久しぶりに更新いたします。


さて、今回は画像の挿入について少しだけお話いたします。

小説同人誌のメインは勿論物語。そして文字です。ここに拘り持つ人は多いと思います。

が! 文字だけでは寂しいのが現状です。

イラストソフトを使うのはハードル高いし持ってない(フリーで程よいのもありますので、今度教えましょう)

でもワンポイントくらい欲しいじゃん! なそこの貴方! Wordの挿入機能が使えます。


Wordの上部に「挿入」というものがあるのは既にご存じですね?

そこに「画像」というものがあるのは見つけられますか? これです。

事前に使いたい画像を保存しておき、「デバイスの画像」を選ぶと自身のPCに保存されている画像を貼り付ける事ができるのです。


ここで一つ注意!

Web上では「フリー素材」というのがかなり存在しています。

これは素材を作成してくれた方の善意です。

が! フリーだからと全てが許されているわけでないので、ちゃんと利用規約を読みましょう。

基本どんなものでも「自作発言禁止」はあります。「加工禁止」「他の素材との合成禁止」「商業利用(同人誌含む)禁止」もよくある事です。

”フリー=何しても許される”ではないことを念頭に、作った方に敬意を持って使用しましょう。

まぁ、少額であれば購入するのも手ですよ。自作発言は絶対に駄目ですが、購入した物は印刷物対応できている物が多いですし、商業利用も可がほとんどですから。


さて、その画像を選ぶのにも一つ注意が必要です。それが「解像度(dpi)」というものです。

解像度というのは、1インチ内にどれだけの画素(ピクセル)数があるかを数値にして出したものです。

画像って、もの凄く拡大するとドット絵みたいに色情報を持つ点みたいなものなんですよ。これが密に集まってイラストは出来ています。

この解像度が低いと1インチ内の画素の数が少ないので、アップにするとカクカクした感じの荒いものとなり、数字が高いとみっちり詰まった感じになり滑らかな画像となります。


一般的にweb上のイラストは100dpiないくらいかと思います。

これには理由があって、解像度が高いとデータ量が多いので重くなるんです。webでは不向きなんですね。

一般家庭の印刷機だと300dpiが一般的です。

このくらいあればご家庭の印刷物としては十分ですからね。

同人誌のカラー表紙は350dpi以上が推奨です。

印刷所の本格的な印刷機ですからね。かなり綺麗に繊細に仕上げてくれます。

そして驚く事にモノクロ原稿は600dpi必要なんです。

漫画のトーンとか、ベタとかって繊細なんで、解像度が低いと潰れたり、白飛びしたり、モアレという状態を起こしたりする原因になるんです。これを防ぐ為にはこのくらいの密度が欲しいのです。


よく素材に「印刷物には使用しないでください」というのがありますが、それは解像度の問題かもしれません。

使用したい素材があった時には絵柄は勿論ですが、この解像度にも注意が必要です。


さて、Wordにおける画像挿入ですが、「挿入」→「画像」→「デバイスの画像」→「使用したい画像を選ぶ」で出来ます。

これ、細かな加工は無理ですが位置をずらしたり、少しの拡大縮小ができたり、色調変化、トリミングなども出来るんです。

しかもボタン一つでちゃんとセンタリングとか、左上部とかも出来ます。

素材持ってきて貼り付けて、そこにタイトルを追加するくらいの事なら出来てしまうんですよね。


画像については私も素材を貼り付ける程度しかできない人間なので詳しく解説は難しいのですが、実際に弄ってみるのが早いと思います。

注意点については上記のようなものなので、そこに気をつければ後は感覚で!

他にも定型の図形を挿入したり、線を入れたりもできます。「Shift」キーを押しながらやると真っ直ぐ線が引けたり、元の割合を崩さない図形で拡大/縮小が出来たりしますよ。

案外奥付を作る時に使えるので覚えておくといいかもしれないです。


それでは、今回はこのへんで!

読んで下さる方がいるようであれば、また作業の合間に更新したいと思います。

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