◆お久しぶりの今日の邪神さんのコーナーだよ!
今回は、『イタカァ』ドクターの幻想器
初出は1933年、オーガスト・ダーレスの『風に乗りて歩むもの』だよ。
イタカァは、四大邪神の中の風の大神、ハスターの眷属とされていおり、暴風と氷雪を操る雪の魔人だよ。びゅうびゅうだよ。ひえひえだよ!
イタカァの元ネタとして、アメリカ原住民の中で伝わるウンディゴ伝説があげられるよ。姿が見えない悪霊で、人の背後に忍び寄り、徐々に人をおかしくするという言い伝えだよ。どうもこれはビタミン欠乏を由来とする病気が元ネタみたいだね。
そのウンディゴ症候群から、アルジャーノン・ブラックウッドという人が作中でウンディゴは風の悪霊であるとしたようだよ。ダーレスはそれを下敷きに、イタカァをウンディゴの異名としたようだよ。風のイタカァ爆誕!
イタカァは、『人をさらう』という特徴があるよ。
イタカァに連れ去られた人は、地球外の様々な場所を連れまわされたあと、高所から落とされたような凍死体として発見されるらしいよ。怖いね。カチカチだね。宇宙空間までいかなくても、地球の上空を連れまわされればカチカチに凍っちゃいそうだね。
ドクターの通常必殺技
ちなみに、風でのタコ殴りを防ぐと、最後の異星追放は発生しないので、技の出先を潰すと対策可能だよ。ぜひ最後までつなげたいね。フィニッシュブローはロマンだからね。超必殺技はよい文化だね。
◆威神顕現イタカァについて
幻想器のオーバーロード技、威神顕現について説明するよ。この技は、幻想器に封じられた虚神の力を暴走させ、使用者の存在に被せ、意図的に明け渡す技だよ。その為、非常にコントロールが難しく、ミスるとそのまま人間に戻れなくなるよ。
過去編での宇賀原ミウは最後、幻想器
ドクターは、最初にイタカァと接触した時点で壮大に呪われたので、幻想器との相性が非常にいいよ。エヴァのシンクロ率みたいなもんだと思ってくれていいよ。なので彼は、威神顕現でイタカァ化しても元に戻れるよ。
巨大な風雪の獣イタカァと化して、核ミサイルの攻撃を防いだドクターだけど、絶対零度の技を出していたね。絶対零度……、ちょっと科学やSFに詳しい人なら、絶対零度になった時点で、地球がやべぇ、大気がやべぇ、そもそも絶対零度の中で物質の運動がある時点でおかしいよね? どうなってるの??? 説明を求む!!! ってなるかもしれないけど、そんなの知るか―!! 絶対零度ってかっこいいじゃん!
超冷え冷えだってことがわかればそれでいいんだよォ!!! の精神で行くよ!
バトルものには、はったりが重要なんだよォォォおおお!!
作者は派手なバトルが大好きだよ。あとイタカァは作者の一押し邪神さんだよ。