◆本編ぶった切り上等!
今日の邪神さんのコーナー◆
今日解説するのは、名状しがたき者ハスターを首魁とする、風の精。双子の邪神と『ツァール』と『ロイガー』だよ。
初出はオーガスト・ダーレスの短編『潜伏するもの』だよ。
風の精としての属性を持つ彼らは、空を飛ぶ緑色の肉塊だよ。長い触腕を持ち攻撃するよ。ダーレスの物語の中ではミャンマーの奥地に潜むチョー=チョー人と呼ばれる部族に崇拝されていたけれど旧神と、星の戦士たちに滅ぼされたよ。
これはダーレスが作りだした神話に特筆されることなのだけれど、火・水・風・土
の四大属性と善悪二元論が根底に存在するよ。
旧神と呼ばれる存在は、邪神=旧支配者と対立していて、人間に味方する善なる存在として描写されたりするよ。またほかの旧支配者も、属性ごとにカテゴライズされて、いろいろな説明がなされたよ。
始祖であるラヴクラフトの作り出した邪神たちが、ひたすら途方もなく、人類には理解できない、昏く、果てしなく、どうしようもない存在として描かれるのとは対照的だね。その分理解がしやすくはなっているけれど、ホラーとしては、神秘をはく奪されていくみたいでちょっともにょるよね。
話がそれたね。
作中ではワンセットで種族名みたいにして星の風精として出しちゃったけど、一応それぞれ独立した神だよ。
『ツァール』と『ロイガー』はようするに、風の邪神で、悪者で、どっちかっていうとやられキャラってことだね。その印象を引きづって、仕事ぶっちの作中ではいいとこなしで、ドクターに
でも弱いかっていうと全然そんなことなくて、ひたすら相手が悪かった感じだね。
ドクターは空に強い。覚えておこうね。アサヒだと多分撤退するしかなかったよ。
そういえば、中国の妖怪に『