シリアとイラクの国境付近になんとグノーシス思想の一派でありかつ欧米では消滅したミトラ信仰のヤズーディー教が生きてます。ミトラとはアスラで日本だと阿修羅になります。その阿修羅系の神様が太陽神としてインドやイランでも信仰されインドではミスラとなりマイトレーヤになって仏教では弥勒菩薩という救世主の仏になりました。西にいくとミスラはミトラとなり古代ローマではミトラスとして太陽神信仰となったのです。そのミスラ信仰が生きているのですが最高神こそミスラですけどなんと人間に楽園で知恵の実を授けたルシファーこそ救世主とし7大天使の1柱とされます。造物主ヤーヴェ、イスラムではアッラーになりますがアッラーこそ偽の神としています。ヤズーディー教はクルド系が信仰していますが「IS」つまりイスラム国という原理主義者により命の危険にさらされています。クルド人の全員が、ではなくシリアとイラクの国境付近にそういう信仰部族が居るのです。この孔雀天使を「マラク=ターウース」と言います。日本語に訳すると「孔雀王」です。なおルシファーの象徴も孔雀で意味は「傲慢」です。これが漫画『孔雀王』の元ネタです。もっとも『孔雀王』は孔雀明王も混ぜていますが。