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遠征の壱


「寺川殿ぉー?」

「んあぁ?」


 寺川殿の長屋の一室で、わしはテレビゲームをしながら寺川殿に話しかける。

 目の前のテーブルにはしゅわしゅわ唸る漆黒の液。あと、さっきまでゆうげとして一緒に食べておった“ピザ”なるものの空箱が置かれておる。

 わしが泊りに来るということで、寺川殿が事前に電話で注文してくれたのじゃ。


 わしはこの食物を一軒家城でも食べたことがあるし、勇殿の母上から頂いたこともある。

 見た目はあれだし、なんだったらぐちゃぐちゃ具合が吐しゃ物みたいな感じだけど、大好きじゃ。

 そんでさっきまで2人揃ってこの円盤にむしゃぶりつき、腹も満ちたところでゲームを開始したという次第じゃ。


 でも……今やっておるのは2人で協力するタイプの戦闘機操作ゲームなんだけど、あいかわらず寺川殿のゲーム技術は絶望的に低いな。

 敵機に囲まれたとたん冷静さを失って、操る戦闘機を地表にごつごつ当てておるんじゃ。

 今はイージーモードでゲームを進めておるから墜落しても大丈夫だけど、さっきノーマルモードにしたら大変なことになっておった。

 寺川殿の操作する戦闘機がぽんぽん地面に墜落して、むしろミサイル兵器を着弾させるタイプのゲームじゃないかと勘違いしてしまったわ。

 されど、そんな情けない寺川殿はいいとして……。


 父上から歪んだIT教育を施された今のわしならわかる。

 高性能な8コアCPUとGDDR5規格のメモリによって生み出されるこの映像。

 桃山文化の急先鋒、狩野派の先鋭たちに負けるとも劣らんレベルのクオリティじゃ。


 とか思いながらテレビに映し出される映像美に感動しておったら、寺川殿が敵機に撃墜されやがったわ。

 んでわしはまだまだ死にそうにないから、寺川殿が暇そうにわしの雄姿を眺めておるこのタイミングを見計らって、話しかけてみたのじゃ。


「寺川殿はさぁ……」

「んー?」

「その名前が実は偽名で、他に本当の名を持っておったりするのか? “ねね様”以外で……」


 忘れてはならん。

 転生者のネーミングルールについての調査じゃ。

 これをしっかり調査するために、わしは勇殿の誘いを断らねばならんかった。

 その代償を無駄にはできん。

 まぁ、たとえ寺川殿に隠された本名があったとしてもそれを簡単に教えてくれるとは限らんし、“寺川恵”という名が本名だったらそれだけのこと。

 わしも寺川殿を厳しく問い詰めるつもりはないから、寺川殿の答に期待してはおらん。


「んー? あるよー。 寺川寧々。

 漢字は“安寧”の“ねい”と……あと、なんて言うんだっけ? “諸々”とか“多々”とか、同じ字が二つ続く時に、二文字目に使うやつ。

 まぁ、いいや。そんな漢字だよ」


「あるんかい!」


 いや、そうじゃない!

 “ねね様”だから、“寧々”。

 完全に前世の名が影響しておる!


「そのまんまやんけ!!」


 いや、そうじゃない!

 5年も――いや、入園した時からだから6年も付き合いあるのに、わしにはずーと偽名で接しておったじゃと!?


「今さらか!!」


 いや、そうじゃない!

 諜報活動をする時の身分詐称は重要じゃ。

 それを教えてくれたということは、つまるところわしに気を許してくれておるという意味じゃ。

 今ものすっごい気だるい感じで言われたけど、まさかこんな簡単に教えてくれるとは!?


「あっさり言うんかい!!」


 えーい! いちいちツッコむのも面倒じゃ!

 幸か不幸か目の前にはピザの空箱が置いてある!

 あとわしは例によって寺川殿の太ももに座っておるから、すぐ後ろを見れば寺川殿の顔面じゃ!

 箱にこびりついたチーズを手に取り、それを寺川殿がかけておる部屋用メガネのレンズに塗りたくってくれるわ!

 さすれば掛け心地の良さそうなそのメガネの視界を一瞬だけでも奪うことができようぞ!


「ふん!」


 わしはコントローラのスタートボタンを押し、進行中のゲームを一時停止する。

 そしてそのコントローラを脇に置き、右手の人差し指を前に伸ばした。

 箱にこびりついておるチーズの気持ちの悪い感触が指先に伝わったところで、反転じゃ。


「よくもー! わしの純心をー!」


 んで振り返ったら、寺川殿に右手をがしって掴まれちゃったわ。


「どうした?」


 さらには寺川殿が武威を放ちおった。

 さすれば、わしも武威で応戦じゃ。


「んぎぎ……ぐっ!」


 10歳のわし。

 前世のわしに比べればまだ6割ほどしかその力が戻っておらんが、すでに前世のねね様よりは数段強くなっておる。

 武威を極限にまで高めそれを腕力に伝えれば、このチーズが寺川殿のメガネに届くこと間違いなしなのじゃ!


「ぐぎぎ……」


 いや、待て!

 このわしが押されとる?

 しかも、左手も掴まれ、挙句は寺川殿に馬乗りにされ、マウントポジションまで取られてしまった。


「おい! どうした? 男の子がそんなんでいいの? ほら! 頑張らないと、右手のチーズがあなたの顔を襲うわよ!」

「ぐっ! ちょ……待って。悪かった。寺川殿……? 悪かったから、ちょっと落ち着いて! だから、わしの顔にチーズ塗りたくるのは……許して」

「“悪かった”? 違うでしょ? こういう時、なんて言うんだっけ?」

「ご、ごめんなさい……申し訳ないです……もうしません……すみませんでした……」


 この悪魔、わしに謝罪の言を強制しときながら、わしを許す気などもとから皆無じゃ。

 謝罪を言い終わった瞬間に、わしの右腕を掴む手の力を強めおったわ。


「ほーれほーれ!」

「やめ……やめ……」


 そんでわしの顔、自分で手に取ったチーズでぐちゃぐちゃにされちゃった。


「ぐわー!」


 その後わしは顔を汚された屈辱と、武威の力争いに負けたショックで、しばし呆然とする。

 2分ほど経ったところで意志の強さが戻り、その心力を利用して壁際の棚に置いてあるウェットティッシュまでなんとかたどり着いた。


 ごしごしごしごし……っと!


 いやはや。顔をぐちゃぐちゃにされるだけで、あれほど心が崩れるとはな。

 アンパンのヒーローもこんな気持ちなのじゃろうか……?


「きゃはは! 力戻ったぁ?」

「あぁ。心力も戻ったし、顔の皮膚もすべすべじゃ」


 顔に爽快感が戻るのを確認したわしは再び寺川殿の太ももに戻る。

 さて、ゲーム再会じゃ。


「よし。じゃあこの敵を撃墜すればいいんじゃな?」

「えぇ。そいつ倒したらステージクリアーよ。次の任務に移るから、私も復活できる。がんばってね」


 この切り替えの速さ――しかもわしだけじゃなくて、寺川殿も似たようなリズムで喜怒哀楽を切り替えおる。

 わしは漫才というものもテレビでよく見るけど、大きなオチをこなした後にわずかに生まれる沈黙と、次のフリを始めるための声の変調。

 あんな感じじゃ。

 まぁよい。

 このノリが、わしと寺川殿がこの5年間繰り返してきた――いや、前世からも続くわしらのコミュニケーションじゃ。


「よし! 寺川殿に再び栄光ロードを走らせてやるぞ!」


 その後わしは再びゲームに集中し、鋭い動きを見せる敵将機を見事撃墜したところで、ゲームは次のステージへと進んだ。

 寺川殿も復活し、いざ出陣!

 と、その前に機体の種類と搭載する武器の設定じゃ。

 次の戦に先立ち、わしはポチポチとコントローラを操作しながら武器を選ぶ。

 ついでにまたまた寺川殿に話しかけてみた。


「なぁ、寺川殿?」

「んんー?」

「最近、康高の様子はどうじゃ?」


 ちなみに康高もわしが通っておった幼稚園に通うておる。

 んで偶然か必然かはわからんけど、康高の所属する足軽組の担任先生は寺川殿じゃ。


「んー? 康高君? 別に何もないよ。元気だし、素直に言うこと聞くし。いい子だよ。犬みたいな顔も可愛いしね」


 わんわんではない。タヌキさんじゃ。

 いや、それは個人の主観じゃな。どっちでもよかろう。


「実は……相談があるんじゃ」

「おっ、どうした? あと次の任務は海上戦だから、あなたの機体に対戦艦魚雷も装備して」


 この方……わしの相談を真面目に聞く気あるのか?


「あいわかった。寺川殿は?」

「私は護衛の敵空軍機を潰すのに専念するから、対空ミサイルだけ積んでおくわ」

「でもそれじゃ片方が撃墜されたら、その後面倒なことになるぞ?

 両方とも魚雷と対空ミサイル積んで、敵機撃墜も2人で行って。そんでその後に2機でじっくり敵戦艦を潰しにかかった方が……」

「じゃあ、そうしましょ」

「承知」


「じゃなくて、康高の件じゃ! 前にも言ったであろう? やつはどうも転生者っぽいのじゃ。しかも家康じゃ。

 それにさっき寺川殿の本名がそれほどはっきり前世を匂わせておるということを知って確信がいった。 康高の名もそういうことなのじゃろう?

 しかも最近家康っぽい言動が多くなってきておる。わしとしても対応に困っておるところじゃ。

 幼稚園ではどうなのじゃ? 寺川殿の意見を聞かせていただきたい!」

「うーん。別に目立った言動は……ないかな。どっかの誰かさんと違って……」


 ぐさり……


 わしのもろいハートに何かが突き刺さった音がした。


「強いて言えば、先週ウンチ漏らしちゃった子がいたんだけど、その子に対する康高君の優しさが異常だったってことぐらい……かな?」

「ほれ見たことか! 三方ヶ原じゃ! 三方ヶ原で信玄公に追われた時の醜態を記憶に残しておるのじゃ! だから似た境遇のわっぱに過剰な同情を見せたんじゃ!」

「落ち着け! そもそもあの子はまだ4歳だから、三方ヶ原での記憶なんて持ってないはずでしょ?」

「そんなもんわからんぞ!? わしみたいなパターンだったら全てを覚えておるはずじゃ。前世のあやつだって、わずか4歳で薬に興味を示したわけではなかろう。なのに我が一軒家城の常備薬の在庫管理に徹底しておる。前世の記憶があるとみても間違いではなかろうぞ!」

「うーん。そう言われてみると……でも……あの子……あっ、その前に。佐吉? 2時の方向から迫ってきてる機影の群れ。頼むわね」

「ほいきた! 承知!」


 ……


 その後30秒ほどわしらはゲームに集中する。

 敵の戦闘機をあらかた片付けたところで、寺川殿が口を開いた。


「あの子、他の子より甘えん坊なのよね」


 それは重々知っておる。

 さっきも康高が泣きわめいて止まらないから少し話してあげてという電話が、母上からかかってきたところじゃ。

 まぁ、その電話のついでに母上が寺川殿に挨拶などしておったからそっちが本命だと思うけど、康高が泣いていたのは確かじゃ。


「あなたは一応、園児としてしっかりしている方だったし。他の転生者も園児の頃から比較的しっかりしてるし。そう考えると……うーん」


 ん? ちょっと待て。

 今すごいこと聞いた気がするぞ?


 わしは慌ててゲームを中断し、背後を振り返る。

 寺川殿が教えてくれないからわしの予想だけど、これから30半ばに差し掛かろうという寺川殿の顔の皮膚は、近くで見つめると若干歳月を重ねた影響……いや、やめておこう。

 そうじゃなくて、他の転生者? 園児?


「寺川殿? 寺川殿はわし以外にも転生者のわっぱを受け持ったことがあるのか? あの幼稚園で?」

「うっふっふ。それは内緒。あなただって他の子にばらされたくはないでしょう?」

「それは……そうじゃな。うん。つまらぬことを聞いた。すまない」

「まぁ、近いうちにあなたも会うわよ」

「ん??」

「いえ、こっちの話。それで……私の見た感じ、康高君は転生者の可能性を否定できないけど、あなたと同じタイプじゃない。それだけは断言できるわ。それにもし彼が徳川殿だと判明したら、例外としてあなたに真っ先に教えてあげる。あなたの家で大変なことが起きないように。その方がいいでしょ?」

「……そうじゃな」

「でもあの子が徳川殿だったとして、それがわかったらあなたはどうするの?」

「……わからん……弟として可愛いとも思う。でも家康だったらその場でぶっ殺したいとも思う。だけど父上や母上の気持ちも無視できん。わからないことだらけじゃ」

「ふふふ。それだけ悩んでいるなら大丈夫ね。佐吉? よく考えて。徳川家康と石田三成。この2人が兄弟のような繋がりを持っている。あの戦乱の世の締めくくりを飾った二大大名よ。こんなコンビ、他の勢力からしたら恐怖以外のなにものでもないわ。あの子が徳川殿だとしたら、絶好のチャンスじゃない?」


 ……そうか。そうともとれるのか……。

 平和主義者っぽい現代のねね様が、わしの性格を理解した上でこのような血気に富んだ未来を提案してくださった。

 それもなかなかに嬉しい。

 でも……。


「そうじゃな。でも……寺川殿?」

「ん?」

「気持ちは嬉しいけど……その……。わしの前で家康に敬称を付けるのは止めてくれんか?」


 もちろん、わしは前世のねね様の晩年についてもすでに調べておる。

 大坂の陣。

 わしが敗れた関ヶ原の戦いの14年後の冬と、その次の夏に起きた戦じゃ。

 2度にわたる徳川幕府の侵略を受け、豊臣政権が滅亡した戦いじゃ。


 でもねね様は殿下がお亡くなりになった後、すぐに豊臣政権の一線から退いておられる。

 なので大坂の陣――というよりもっと前の、関ヶ原の合戦が起きた頃には、豊臣家は淀殿とそのご子息であらせられる秀頼公が幅を利かせておったから、大坂の陣の頃にはわしらの知っている豊臣家ではなくなっておったのじゃ。


 関ヶ原の戦い以後も生きておられたねね様だけど、そんな豊臣家にはなんの愛着も持っておらんかっただろう。

 わしに近しい武将たちは関ヶ原でわしもろともことごとく粉砕されておるし、その後の豊臣家は一度家康の下僕になり下がった阿呆どもが名を連ねておったからなおさらじゃ。


 まぁ、大坂の陣の時には家康の企みに気づいた阿呆どもの一部が再び豊臣方についたというけどな。

 流石に阿呆すぎじゃ。

 せめて幕府が開かれる前に動き出せよ、と。

 わしとしてはその阿呆どもを小学校の廊下に一列に正座させて、各々2時間ぐらいずつ罵倒してやりたいぐらいじゃ。


 そもそもわしらは本能寺の変の後、織田家の領土と権限を食いあさっておる。

 それが戦国の世じゃと殿下も口々に言っておったし、たとえ戦国の世の終末期といえども同じことが豊臣家に起きることも十分予想できたのじゃ。

 なので若い時にそういうを直に見てきたわしらが、豊臣家の存続に固執するわけはない。

 盛者必衰。

 そんなもんなのじゃ。

 わしだって石田幕府開きたかったしな。


 でも、わしより一世代後に生まれた秀頼公はもちろん、わしよりおよそ10歳若い淀殿は違った。

 人間というのは幼い時に物心を手に入れ、10代で自分というものを手に入れる。そんで20代で社会というものを知る。

 それは現代でも同じだろうけど、淀殿が20代になった時の世は豊臣家が北条さんとこの征伐を終え、殿下の一時的な天下統一が成り立とうとしておったところじゃ。


 世が安定してきた時代に社会というものを知ってしまったから、淀殿は勘違いしたのじゃ。

 そろそろ戦乱が終わるから、今のままの力関係で平和な時代になると。

 なので豊臣の中にいる自分は安泰だと。


 戦乱が一気に収束していったあの時代における、わしと淀殿。

 世を知る時期が10年違うというだけで、価値観に大きな差が生まれたのじゃ。


 “まだ戦乱”か“もうすぐ平和”か。


 正解はもちろん前者じゃ。

 わしら政権の中枢におったものはまだまだ油断できる状況じゃないと見ておった。

 淀殿の目に見える天下は後者だったのだろうな。


 そういうのをわかっておらんかったから淀殿は無駄に豊臣家の威光の存続に固執し、そのせいで無駄な喧嘩を徳川に売ることとなった。

 結果、あのような結末になったのじゃ。


 おそらく絶対的な豊臣家の栄光を当然のごとく信じていた淀殿の、死に際における徳川への恨みは相当なものじゃっただろう。


 でもねね様から見た大坂の陣は違ったろうな。

 あぁ、これで戦乱の世は終わる。

 これが最後の下剋上だなぁ、と。

 もっともねね様がかつて豊臣政権の中枢にいたことは確かな事実だから、感慨深い気持ちも多少は生まれるだろうけど、それだけじゃ。

 怒りなど感じなかっただろうし、わしがねね様の立場で大坂の陣を見ておったとしても多分似たようなもんじゃ。


 それに、調べたところによるとねね様が持っておられた1万5千石の領土は関ヶ原の後に家康から保障され、それどころかちょっと増やされたらしい。

 さすれば、わしの予想は1つ。

「徳川幕府を開きました。でも徳川の世のためには豊臣家が邪魔です。なので、ゆくゆくは豊臣家を潰そうと思うのですが、ねね様の石高を加増しますのでお許しください。もう秀吉公の頃の豊臣家じゃないですし、いいですよね?」

 ――と、家康からねね様にこのような打診があり、それをねね様が承諾したと考えられるのじゃ。


 前世の家康とねね様だって結構長い付き合いだったし、なんだったらねね様は信長様の配下であった時の殿下に連れ添って、織田の同盟者だった家康に会うておる。

 わしより付き合いが長いと言えよう。

 家康も豊臣家には敵意を示しつつも、ねね様には変わらぬ敬意を持っておったのじゃ。

 だからねね様たる寺川殿が家康を徳川“殿”と呼ぶのも至極当然なのじゃ。


 でも……。


 家康はわしを罠にはめ、殺した張本人じゃ。

 戦乱の世がどういうものであれ、それだけは許すわけにはいかん。

 理性も何も取っ払った上での、ただのわしの怨みじゃ。


 でも……。


「じゃあ、家康“君”ならどう? それならいいでしょ?」

「ぐっ……」


 ねね様には敵わんな。

 さすればこの件は2度と持ち出さんことにしよう。


「じゃあ、それでいい。それだったら……」

「うん。そういうことで。さっ、戦いを続けましょう!」


 その後、わしらは再び戦闘機飛び交う戦場で暴れまわった。

 2時間ほどしたところで寺川殿から入浴の誘いを受けたけど、それもどうかと思ったので断り、わしは遅れて独り湯を楽しんだ。

 んでお次はゲーム大会の第2部。夜も更けたところで、“ホラーゲーム祭り”じゃ!




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