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29.猿払村・さるふつ公園キャンプ場→宗谷岬→稚内・ゲストハウスモシリパ

 7/17です。

 夜中のツイがこの日はあったので(笑)。


>寝落ちしてふっと起きてトイレにでたらすげえ最果て感。オホーツクの波の音と、木すらない空の見え方がちとばかり(荒野ではないが)キリコ感。

そして足元が冷えてたので120リットル袋に寝袋突っ込んだらすげえ‼効くわ‼


 キリコとはあれですよ。「装甲騎兵ボトムズ」ですよ。果てしない荒野を行く的な感じを夜中だと受けてしまったんですなー。

 そしてこの寝袋への処置がそののち。


>おはよーさんです。

結露のことを失念してました。馬鹿😅

カラスが多いですわー。


 ……つまり確かに暖かくはなった! その代わりビニルと寝袋の間に結露が!

 よく考えれば判ることじゃないですかーーーーーー!

 でもまあ、この朝の気温が15℃台だってことを考えると、そうしたくなった自分も判らないでもない。久々に冷えた訳ですよ! ずっと17℃台だったから。

 まあこれが4時半くらい。とりあえず起きて干しました……

 で、7時15分あたりに出た訳ですが、ピーカン。青空にホタテリスペクトなトイレの白い屋根のアールがもの凄く! 映えました。映えすぎて写真のコントラストがおかしくなってる程です。

 目標は宗谷岬と稚内! ついにここまで!

 昔学生の頃、稚内は二度来てるんですが(笑)、宗谷岬には行ったこと無かったんですね。列車旅行する時にバスを使うという手段を取らなかった自分がー。

 それでやや早く出立する理由としては、風向きが心配だったということがあります。

 オホーツク北上は素晴らしき追い風。だけどそこから稚内まではどうなんだ?

 ここがまだ今一つはっきりしなかったので、その心配兼ねて、はよ出た方がええよなー、という感じで。



 8時前のツイート。


>猿払というかそのあたりの発展の仕方にちとびっくりしたから後で調べよ。セコマでこんなに雑誌が並んでたのも久しぶりだ。


 そう。まだこの時点では猿払がお金持ち村ということ知らなかったんですね。

 だけどセコマに入った時「何じゃこの雑誌の揃いようは!」とマジでびっくりしたんですよ。セコマの広さそのものは滅茶苦茶あった訳ではないんですが、雑誌が。

 何となくそういうところで違和感があった後に、通る町並みの家々がもの凄く新しい! そして奥さん達が外で立ち話をしている! つまり専業主婦!(決めつけてはいけないが)

 このもう宗谷岬近い場所でこんなにぴかぴかの住宅街があるとは!

 でもまあ予想はついていて、やっぱりホタテか? と一応の考えるだけの結論が出たのがホタテ加工工場のでかいのが二つあった時。いや~いい香りが漂ってきましたよ。

 稚内でゆっくりしてから調べたらやっぱりホタテでした。ようするにこの村は相当裕福だということも。

 だからこそ村営農場があったり、道の駅が豪華だったり、移住者求む状態だったりしたのかな、と思いつつ。


 そんでもこの辺りが裕福だと左派のつけいるスキが生まれにくいからありがたい。

「自衛隊さんありがとう」看板もあったりして。

 何となく回ってみての憶測だけど、ともかく「寂れているなー」という印象のとこに左派政党のポスターががんがんに貼られたりしている。ちょっとその辺り気になったんですよね。

 まあウチの町も保守だろうけど、ポスターはまあ色んなのがばしばし貼られてるしなあ。過疎化してるから。



 そしてしばらくは平地で楽しく脇のもこもこし出した山とか珍しがって楽しんでたんですが、甘くはなかったですねえ…… 上り下りの連続でした。

 けどともかくこの日は「絶景!」の連続で、登り出しの8時半くらいから、海に出るまでの10時15分くらいまでともかく写真をよく撮ってたんですよ。

 何というかこの日横通ってきた宗谷丘陵のイメージは「ブロッコリ」でした。ワタシ的には。目の詰んだ緑がもこもこ。実際はなだらかな緑なんですが、何となくそれまで見てきた場所とは木々の生え方が違うんですね。

 グーグルマップの航空写真の方で見ると実に面白いですよ。238号線は東浦漁港の辺りから山側に入って行きます。そしてどんどん北上していくと、写真の緑がもの凄く面白い模様になっていくんですよ。

 そんな中ですよ。何かもう上り坂でも、口ぱかっとあけてぼーっとしながら自転車引いて歩いてる自分とか想像つきますわ…… そして隙あらば絶景を撮りたがってる自分が!

 遠くにウインドファームとか見えてきたり。そういうところで対向車線で自転車が通り過ぎて行くんですよ。

 ちなみに道ですれ違ったり向こう側に見かけるのは…… やっぱりバイクが多いですが、たまーーーーに自転車を見ました。まだ若者のシーズンではなかったからでしょうな。バイクでも自転車でもたまーに手を挙げてくれます。たまにですが!



 そうこうしているうちに11時近くになって、到着!

 宗谷岬です。

 いやー来てしまいましたよ。

 最北端の碑のところでは、自撮りは手だけしました。まあ甲から関節までと、それ以降の焼け方の違いが凄まじい! あとはこれ自体の造形が綺麗だったので、色んな角度から。

 一応たまには記念写真、といきたかったんですが、どーしても観光客団体が入ってしまう! なかなかそれは、なあ……

 海がこれでもかとばかりに凪いでいて、空の色がそのまんま映されてました。

 水も透明度高くて、小さな魚が一杯居るのが判った程です。

 樺太が写るかなー、と撮ってみたけど、ぼんやりとしたものが写ってるだけで…… 謎。でも実にいい天気で! この翌日来た人々は天気が悪かったらしく、……本気でラッキーだった様です。


 一応30分くらいその辺りで浮かれていたんだと思います。

 でやっぱりここでごはん食べておかなくちゃね、ということでまあ手近な食堂で帆立ラーメンを。塩系のさっぱり味でした~ 

 しかしまだ二度めじゃないですか(笑)。北海道のラーメン。



 その後「おー滅多にに見ない自衛隊の車ぁぁぁっ!」←この辺り駐屯地近い。とか、「え、雷注意報?」とか思いつつも。


 さてここで宿泊地にちょっと悩みました。

 稚内市街近辺には二つキャンプ場があります。

・道立宗谷ふれあい公園オートキャンプ場

・稚内森林公園キャンプ場

 当初は前者に泊まって翌日稚内に行こうかな、と思っていました。

 ですがこの心配していた宗谷岬~稚内市街までの道が恐ろしく快適で! 静かな海を横目にのん~びり~行っても「まだこんな時間!?」状態でした。

 そうなったら、「……こりゃこれしかないかな」と思って、以前からツイッターで存在は知っていた「ゲストハウスモシリパ」に連絡することに。ここは少し前まではYHでした。で、その昔ワタシが稚内に行った時に泊まった場所です。何でもオーナーが代わってゲストハウスに改装したとか。これでいいんじゃね? と電話を。

 部屋はある、ということでそのままちゃーっと稚内市直行。

 15時15分くらいのツイートでは「先にランドリー」とか言ってますね。ここで副港市場とか知っていれば温泉に! ……次の楽しみに(略)。


 ところで稚内市内に入ってしまえば森林公園キャンプ場は? とも言えるかもしれませんが。

 ここは無茶苦茶キャンプ場までの距離が…… 一本道で長くて…… 坂なんですよ……

 ちょっと泊まろう、というよりはきっちりキャンプしよう、とか滞在しよう、っていう気でないと行く気力は無い…… 

 ゲストハウスは女性専用ドミトリーでだいたい4000円くらい。ラウンジにはお好きにどうぞ、のコーヒーと紅茶もありました。のでセコマの「ベーコン&チーズクリームフランス(塩こしょう)」118円と「もち麦入りロールパン」65円「ふんわりシューこっぺパンホイップ」100円をそこで美味しく。ともかくセコマはパンの種類が実によく入れ替わるんですよ!

 コーヒーは牛乳持っていなかったことを実に悔やんだ! 



 そして室温はやっぱり25℃でした。何でだ(笑)。外の方が快適……


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