7/8です。
17℃で湿度82%…… 雨降ったので仕方ないですが!
雨と結露でフライシートと本体がべったりしていたのですが、ちょっとこの天気では晩成温泉の様に乾かしてから行くということは無理っぽく。霧というか小雨というか。それがずっと続いていたのですね。
で、何だかいつまで経っても変わらないので、9時近くになって出立しました。いつもの半分の距離だということでのんびり。
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川湯温泉に関しては「聞いたことが無い」レベルだったので、まあ「良ければいいなー」気分だったんですが、案外この日は「ただ走る」以外のことができました。
とりあへずまずは、走り出してからすぐに、ホタルブクロの小型の様な花が綺麗~と写真を撮っておりました。竜胆の様な色。
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走り出して1時間程辺りでは、ナビ指定からはちょっと離れた道を走ってたのですが、亀裂の中にコケが生えていたので滑りやすくて怖かった……
コケが生えているあたり、亀裂ができてからもう長いのかな、と想像も。白線も相当消えかけているし……
花もまた微妙に変わりつつ。ずっと見てきて薄い黄色しかなかった小花が集まったものに、ピンクの入ったものが!
更に1時間程行くと、亀裂…… というよりはアスファルトに穴が空いたところにフキの生えかけが! これがあの無茶苦茶でかい葉にいつかはなるんだろうなー、と思うと何となく感慨深いものが。
と同時に、やっぱり北海道の原生草は非常に強いものだと思うのですね。
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で、お昼になる前に着いてしまいました……
ホテル・パークウェイは川湯温泉駅のすぐ近くで、「川湯温泉」一帯からは2~3キロ離れた場所にあります。それにしても早すぎた(笑)。
http://www.h-parkway.com/
ということで、とりあえずお昼に、ということで、何かありそうだったので駅舎のほうに。
駅そのものは無人なんですが、wiki。
>現在の駅舎は1936年に新築された二代目のもので、駅舎内には出札口や待合所のほか、駅の事務室・貴賓室に当たる部分にレストラン「オーチャードグラス」が入っており、「駅員さんのソフトクリーム」と称するソフトクリームなどを販売している。
駅舎には足湯も併設されており観光客や地元の人が訪れる。この足湯はかつては現駅舎とともに建設された旧トイレで、駅前に新トイレが完成した際に、ログハウス調の外観を買われて足湯にされたものである。
御料地が町内にあったため駅舎内に貴賓室を設置していた。当時の貴賓室は保存され食事ができる。
この「駅前の新トイレ」がまたちゃんとして綺麗でウォシュレットつき。
後に公衆トイレを散々見ることになるんだけど、ともかくここ同様、一度入るとこれが実にしっかりした建物なんですね。
我々東海地方の人間にしてみれば、公衆トイレというのは入り口に戸は無いのが普通なんですが、こちらではがっちりしたものがついています。こればバス停もそうなんだけど、どうも一種のシェルター的な役割をしているのではないかと。何かあった時に飛び込んでしばらく時間を潰さなくてはならない時に手洗い場の辺りで待てるくらいの広さがあるんですよ。
まあそれでトイレの後、食事ー、と思いまして「オーチャードハウス」に入った訳ですな。ステンドグラスが非常に綺麗です。
入って左手にカウンターがあって、そこで食事する人も居ましたが、ワタシはでかい相席テーブルに陣取ってハヤシライスを。美味しかったー。名物のビーフシチューは高いし一日10食限定ということで、まあ(笑)。
ただし食後のアールグレイティーはちょっと謎でしたが(笑)。
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パークウェイでとりあえず荷物を預かってもらって、チェックイン時間まで「川湯温泉」エリアへと散策しようと出発。2~3キロならまあ、と思った辺りがw 軽いしw
と言っても、観光というほど観光する様な能力が少ないし、土産買っても仕方ないし、ホテルに温泉があるからその場ではどうよ、というのもあったので、ふらふら回って終わりでしたが。
こういうのも行っておけばよかったかな? と思ったりも。再び昭和30年代レトロ!
ただし一応自転車屋に行ってチェーンとか見てもらいたいなあ、という狙いはありました。レンタル自転車があるくらいだから自転車屋があってもおかしくないんじゃね? と。……案外その辺りは微妙でした。
で、ちゃーっ、と走っていきましたら、空気に実に硫黄の匂いが!
そりゃ当然だ! 左手に硫黄山があるからだ!
湯気が出まくっておりました。そらゆで卵的匂いがする訳だ、と凄く納得。
周囲は緑が美しく、気分よく自転車をちゃーっと走らせ、「川湯温泉」エリア内に。観光マップをもらっていましたので、それ見ながら。とりあえずセコマに行った辺りは何ですが。
温泉街はだいたいまとまって色々あるんですね。大鵬記念館がセコマのすぐ近くにあったんですが、それはまあ外から見るだけで(笑)。好きな人は好きだろうな。
で、これはこの時期から聞き始めたんですが、「自転車がいかれたら何処で見てみらいます?」という質問。
まあ「銀の匙」的世界では「自分で直す」とか言いそうなんですが、皆が皆そんな訳ないので、きっとそれなりの回答があるんだろうと。
とりあえず「EZOライダーハウス」へ行ってみたんですが…… ちょうど自転車を扱えるスタッフが留守で無理でした…… 残念!
まあこれはちょっと愚痴ですが、やっぱりちょっと「ライダーがよく居る場所」は独特の雰囲気がありまして、長居しづらく…… 地元にもライダーズカフェがあるんですが、どうしても近づけないんですよね。絶対話が合わない! と。
もっとも、後に網走でもろ「自転車屋」!ってものがあっても何かその時の気分で入れなかったするんだからこっちのメンタルの問題でもあるんですがね。敷居が高いってのは。
そんで結局はセコマで買い出し。ジャンプ買ってくあたり(笑)。
買い出しと言えば、ニベアを朝出る時に買ってました。手の日焼けがとんでもなくなっておりまして。
ワタシの格好は基本長袖シャツ+長いスカート+黒い着圧ソックス+タイツ+バイザー+布で、気温によって風を通す/通さない+枚数重ねるという方法だったんですが、まあこれでどうしても紫外線から隠せない場所が一つ。それが手の甲だったんとですが、さすがに焼けてぼろぼろになってきたのでまずい! と今更の様にニベア塗りたくりましたよ…… 効きました…… 焼けるけど、乾燥は防げるというか。
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そして戻ったんですが、まだ30分くらいある! ということで、駅周辺の花を撮りまくり。朝と違ってどんどん晴れていい天気になってきたので、緑を見ても花を見ても実に綺麗。
オレンジ色の百合とか、青い小花、アカツメグサの接写、マメ科らしい花、それに白いホタルブクロ的な花と。少しずつだけど、それまで見たものがあれこれあって楽しく。そもそも何で撮るかと言えば、「ワタシの地元にはない!」というものばかりなんですから。
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>今日のお宿。八畳和室素泊まり、基本4500円たす入湯税で実費5000円くらい。温泉はともかく行くまでのどこでも入れる。トイレ共同だけどちゃんとタオルとかつくしたしかなまんぞく。のんびりするぞ~
と写真入りツイートしたお部屋。
真ん中にテーブル。扇風機がついて、確かに家族とかで来る「温泉旅館」だなあ、と。和室は便利。それこそ何人にでも使えますからね。何か長期滞在したくなる様な部屋でした。
窓から見ていたらそのうちバスが数台。社内旅行かな、と思って眺めて。後で洗濯とか風呂とかで移動する際に結構数人で同じ様な部屋に布団が敷かれてるのが見えて「おお……!」と。
後でホムペみると、一泊二日でも結構な料理が出るようで。単純に旅行だの、「しばらく滞在したい……」と思う方々にはこの辺りってのはいいのかもしれないと思いましたわー。湯治っすよ。
ただ室温が25℃だったのは何故(笑)。
外はも少し涼しかったんですが、何か前のゲストハウスでも思ったんですが、冬は20℃夏は25℃にしておくという法則でもあるんでしょうか?(笑)