6/29。
朝起きたら15.6℃! 前日より冷えてました! ツイートに「底冷え」とありましたよ。空は曇り。
男子バンガローに泊まっていた地元の方の自転車に、言われた通り熊鈴を返しまして、7時半に出発。最初のツイートが6時17分なんで、結構ワタシとしてはさくさく出た方でした。
というのも!
この朝は、食料が殆ど無かったんですよ…… スティックミルクティーとかは持ってたので湯を沸かして多少腹に入れたけど……
雄大な光景を見つつ走っていたのですが、実に腹が減ってた次第。
何とかセコマを見付けてイートインコーナーで写真撮ってたのが8時12分。「黒ごまチーズクリーム」と「ジャムとクリームのサンドイッチ(パンもいちご色)」を前にようやく人心地ついた様です。黒ごま~は100円でこのチーズクリーム! とお気に入りの一つに。サンドはその後はまるで見ませんでした。
こういう失態があると、だんだん「食料確保」が重要な日々の課題となるのよ。
なお、この地域では比較的ホットシェフ+イートインのあるセコマがあったけど、それ、後で思うと結構レアな地域でしたよ……
なおこのセコマの前に「馬服も洗える!」コインランドリーがありました。さすが……! ぐぐったら「馬着」とあるものが製品には多いです。おそらくでかいし厚いんでしょうねえ……
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走っている時の周囲の風景を結構この日は写真に撮ってるんですが、まあ何処もかしこも雄大。
植生では、「笹はあるけど竹は無いんだな」ということに気づき。
竹細工を何となく一年くらいやってまして、その時に得た知識「寒冷地には真竹や淡竹や孟宗竹は生えない/だから東北地方とかの竹細工には根曲り竹等の細いものを使う」ってのを思い出しましたよ。
全体の風景がまるで違う理由の一つに、普段ワタシが暮らしている東海地方では当たり前にどさどさ見られる植物群―――竹やぶだの、葛の葉の蔓のわさわさしているもの―――が全く無いということがありました。
その葛の部分に当たるのがやっぱりフキですか。逆にうちの辺りでは見たことが無いですから。竹やぶに当たる部分が針葉樹になるのかな。これもうちの辺りでは「群れ」ではそうそう見ないものですから。
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道は相変わらずアップダウンの繰り返し。
とはいえ、海沿いはまあ緩やか。海風はまあまあ吹いていたので、
で、この辺りはともかく木造下見板張りの家? なのか小屋? なのか。昔からずっとそのままの様なものが多かったです。ツイートで「元は黒?」と記しているところを見ると、黒が褪せた様に見えたものが多かったのかも。
下見板張りの小屋というと、どうしてももう少し明るい色のペンキのイメージがあるんですが、そういうのがまるでなくて、皆同じ色だったのが印象的でした。これは道東から道北にかけてよく見られたもので、だんだん目が慣れてきた模様。
そして道路。
到着した日から「この矢印は何?」とか「そうか信号は縦なんだ」とか思いつつ走っていたんですが、イエローセンターラインに凸凹が実に鮮明だったのにこの頃ようやく気付いて。「あーそうか、『道路は雪をむねとすべし』なんだなー」と。
雪が降って道そのものが見えなくなった時のための矢印、真っ直ぐだと積もってしまうので張り出した標識や縦信号、ラインの色が見えなくなった時のための凸凹…… なるほどなあ、と思いました。何せワタシの住んでいる辺りときたら、3センチ積もったら「大雪」と表現する地方です。ここまで違うとは思っていませんでした。
あと違うのが「土」。
これは単に日高地方がそうだった、というだけかもしれないんですが、「ごく普通に庭先に作っている畑の土がもの凄く黒い」ことにびっくり。栄養分多い!? と。普段赤土系や白っぽい砂系が多いワタシの周辺からすると、無造作にこういう色の土があることに驚きです。
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11時くらいに小休止。山が一度崩れたのか、唐突に部分的に木が無くて草ばかりの斜面がある辺りに目が行って写真撮ってました。
その後またひたすら右手に海を眺めつつ、「苫小牧から100キロ」という看板に「おおっ!」と思ったり、打ち寄せる波の音に「すげえ風……」と思ったり、どっち現れたハマナスの群れに元気だなー、と思ったり。
13時時点で民宿を一軒発見。ここではメモ的に写真撮ってました。
その後もの凄く香りの良い白い木の花にうっとりしてこれも写真ぱちぱち。
そして14時少し過ぎに目的の「ゲストハウスMASAGO」https://www.gh-masago.com/を発見。近場にセブンイレブンもあったので安心。
ただ建物に近づいても、まだ閉まっている様で。15時からの模様。
隣の方? がとりあえず自転車を置いておけばいい、ということを言ってく
れたので、貴重品入れだけ持ってラーメン屋のほうへ。
そう、このゲストハウスは「ゲストハウスとラーメン屋と銭湯」をやっているという面白い場所だったのです……
ともかくゲストハウスに入れないので、「遅めの昼食」ということで、ラーメン屋に。
初「北海道のみそラーメン」は濃厚でした…… だしが凄く効いてる……! いやまじ。餃子と一緒に注文したんですが、満喫。
ともかくそこで今日泊まるということを告げて、15時辺りに開けてもらいました。
中はまあぴかぴか。びっくりする程。
この日のお客は風邪ひきさんらしい男性と自分くらいしか、この時点では居らず。八人入る女性エリアを一人じめさせていただきました。
ちなみに後でそこのホムペを見ると、なるほどと。
>2018年1月、北海道日高地方にある海辺のまち「浦河町(うらかわちょう)」に、「ゲストハウスまさご」がオープン。銭湯兼ラーメン屋の2階にある、長年町民に親しまれてきた家族風呂を改装し、地元のクリエイターの手によってぬくもりある空間に生まれ変わりました。
それより過去の記事になると、ラーメンとサウナの店になってるんですよね。それを前年改装したということで。ちょうどいい時に来た! と思いましたわ。
そしてさっくり銭湯へ。頭の斜め上にある固定シャワーとか、押すと温度が一定のお湯が出てくる蛇口(この言い方も何だが)とか、かごとか、昔うちの町内で通っていた共同浴場を思い出させてくれるものでした……
そして服が洗濯ぎりぎりのところに来ていたので、できるだけ取れるものはそこで取ってしまい。
走って汗はかいてるのに二日ぶり…… の風呂にすっきり!
びっくりしたのは、銭湯の入り口とラーメン屋の「奥座敷」がつながっていたこと。しかもそこにあったのは「椅子とテーブル」。え? と目を疑いました……
近所の女性達が集まって食べてた模様。
その後ランドリーの場所を教わり、一気に洗濯!
でかい! でかすぎる! と普段使わない規模のものに驚きつつ、ともかく洗剤不要、ということで放り込み。その後着ていたものもトイレで取り替えて少量洗いに!
この間ツイッター見てたり、好きな書き手さんの小説を読みふけったりして時間を潰し。
ほかほかの洗い上がりの洗濯ものに、実にすっきり!
それにしてもこの晩の記憶が殆どありません。記録は大事。記憶のカギなんだから。
ううむ。買い込んだパンとか食べたとは思うんだけど。
なお部屋の中は暖房? が効いていて、20℃確実に越えてました……
翌日は近場のアポイ山麓ファミリーパークキャンプ場です。