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10.厚真・大沼野営場→新冠・判官館森林公園キャンプ場

 6/28。

 目覚めたのは4時半くらいでした(笑)。

 いやまじ日の出と共に目が覚める、です。夜は木々がざわざわざわざわざわ…… そして朝はカエルだの鳥だの声がまた非常に。

 この時点で17℃。もの凄い湿度でした。

 寝る時にはフリースの上着+足にブランケット巻き付けという状態だったんですが、まあ実にぬくぬく。

 朝食用に買っておいたパンを食し~ のたのたと撤収作業に。

 と、やはり撤収作業していた沼側に場所をとっているバイクのおにーさんが車体をがたんと! 手を貸して欲しい、ということだったので、ちょいと。

 実際のとこ林間部は平面なとこは無かったので、ワタシも自転車を置く位置を何度か変えました。



 出立。1046号線をしばらく行った後、235号線へ。

 しばらくして道の駅「むかわ四季の館」に到着。9時くらい。広い!

 ワタシは車移動もまずしないので、道の駅の規模というものがよく判っていない部分がありまして。東海道沿いのそれを考えていたらまるで違いました。

 ちなみにそこには温泉があるから入りたいなー、と思いまして。

 ただ時間が判らないので、その場に休んでいた年季入ったライダーさん達と少し喋り。

 彼等も判らない様だったので、中の売店の入り口で店を出してる方に聞きました。……早すぎでした。10時からとのこと。

 とりあえずその売店でサーターアンダギーを買いました。つか北海道で何で沖縄菓子を買ってるんだ自分、とその時も相当自分にツッコミ入れましたがね。

 ただあれは実にカロリーがあって腹持ちがいいんですよ…… 

 その後、セブンかセコマか忘れましたが、とりあえず「この先必要ないだろーな」と思ったものを自宅に送り返しました。

 ただし自宅そのものは留守なので、お隣宛に。後の道中でお礼を送ろう、と思っていました。時々郵便物とか無いか見てほしい、と頼んでおいたのですね。

 ちなみに送ったのは、前日の結果、必要無いと思った焚き火道具一式。湯を沸かすのは固形燃料と五徳だけでいいな、と。そして固形燃料が尽きたらバーナーのみにしようかと。

 あと「要るかな?」と思って持っていた重い上着。どうやらこの地方でこの気温だったら他でも要らないよな、という大体の予想がついたので、送り返すことに。



 それからずっと235号線を東に。天気はひたすらくもり。

 ツーリングマップルによると「道の両側牧場点在」とありました。

 確かに「牧場が両側に~」と真っ直ぐな緑に木々が並んでる写真と共にツイートしてます。居るのは馬! サラブレッド街道です。門別競馬場も見えてきて、「あー、『銀の匙』の世界だー」と実感しました。

 「野宿によく使われる」と聞く、小屋になっているバス停もここで初めてご対面。

 自分としてはアップダウン続くなー、という印象だったんですが。確かに「むかわ」から「日高門別」あたりまでは200000分の1地図で、等高線が道をあちこち横切ってます。

 日高門別を過ぎると、やがて海沿いの道に。

 ……ただしやっぱりアップダウンが(略)。そういうところはもう下手に立ち漕ぎとかして安定を崩すのは怖いので、容赦無く降りて歩いて上っていました。本当にこれだけ地図では海沿いにあるというのに、何でこんなに!……と。

 まあ北海道はそんなものだよー、といういい洗礼になりました。



 到着は15時頃でした。

 判官館森林公園なんですが、最後の500mは心臓破りの坂…… 

 というか、森林公園系のキャンプ場は必ず高台だよね! ということをここを皮切りに後に思い知らされることに。

 持ち込みテントで一泊600円。

 手続きの際に、管理人さんから少し先にある「レ・コードの湯」を勧められたんですが、……さすがに疲れすぎ+この心臓破りの坂をもう一度上りたくない、ということで二日続けて風呂は諦めました。……洗濯も心配になってきてましたが。

 ともかくそれなりによさげなスペースを選んでテントを張り、お茶を飲むべく湯を沸かしていたんですが。

 唐突にここで管理人さんから「バンガローに移動して欲しい」と言われまして。熊の目撃情報があったということ。

 早々まじですか! と思いつつ、テントをばっさり畳み、マトモに使えばそれなりの料金がかかる4~5人向けバンガローに移動。女性はワタシ一人だったので、まあ一棟独り占めしてしまいました。まともに泊まると5600円です。

 バンガローも色々ある訳ですが、ここのは新しく、二段ベッドがあって床もぴかぴか。流しもついていて、こりゃラッキーと思いましたわ。まあ実際は下手に汚してはいけないな、ということで床に寝袋だったんですが。

 電気が取れたのはありがたかったです。単三電池式の充電器を持っていたんですが、なかなかこれも勿体ないというか、よく入らないというか。 

 男子の方には土地の方が泊まることに。こっちには、「夜トイレに行く時にはこれを使ってくれ」と熊鈴を貸してくれました。

 またこの土地の方が実にいい音が良く鳴る鈴を持ってまして! ともかく熊鈴の重要性をしっぽりと話してくださいました。

 後になってから、何でチャリダーの人々がでかく音楽流して走っているのか意味が判りました…… 要はそれが鈴の代りなんだなーと。

 考えてみれば、この日走ったルートは「海が見えてはしゃいでいた」位だから半分は山だったわけだし、鹿注意と狐とかの注意もあったし、何と言っても「銀の匙」の舞台の地方…… で……

 ……ともかく屋根付きの場所で充電もできて~ ということだったので、次の日の宿を探す作業に。235号線をどんどん東に行くのですが、キャンプ場が、三石海浜公園では近すぎるし、親子岩ふれあいビーチまでは遠すぎる。その更に向こうのアポイ山麓ファミリーパークキャンプ場に翌々日泊まりたいのだから、その間……

 と探していたら、浦河でゲストハウス発見。翌日はそこに泊まって洗濯もしなくては! と意気込んだ訳です。

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