*フェリー予約
さてそれで北海道に行く! と決めた訳ですが。ここでその「行く」までが問題で。
行くのはまず、名古屋港から出るフェリーに乗る。仙台経由苫小牧行き。
これは決定事項でした。5/13に6/25のフェリーを予約した時点で物事がスタートしたのです。その日に医者の予約を入れてありましたから。
そして何と言っても、ここで利用した「太平洋フェリー」にはWEB割というものがあるのです。ここは二ヶ月前から予約を取るのですが、一ヶ月前以前に入れると半額! これはでかいです。
あとワタシが行こうと思った時期は最も安い「A期間」でした。この年ですと、2019年5月6日~7月24日ですね。
するとざっと計算しても、二泊三日の船旅が自転車込みで片道1万円くらいになるのですよ!
ただその名古屋港へ行く手段が!
ロード等の自転車においては「輪行」という手段があります。折り畳んで電車で一緒に行くものですね。これなら当日に出ることができます。荷物を先に送っておくということもできますね。
ただママチャリはその構造上それができません…… それ故に頑丈、といえばそれまでなんですが!
……ということで、ともかく長距離荷物積載運転の練習も兼ねて、三泊四日余裕をもって「名古屋行き」もやってみることにしました。
*訓練キャンプ
これは5/31に決行しました。一番近くてリーズナブルなキャンプ場がある「渚園」です。
近場に住む友人その2はもっと色んなとこで練習積んでからにすれば? と実行する! と言ったところ助言をくれました。
ですがこっちも知っていたんですよ。残念ながら近場、海側でこの場所以外にリーズナブルなところは無かったのです。
静岡県というところは伊豆半島以外の海側のキャンプ場はともかく少ないです。
海岸線は無茶苦茶長いのに、相良・御前崎・静波の三つだけで、しかもそれが高い!
フリーサイトでもオートキャンプ並みの料金を取られるようなところでさすがに「練習」はできません。
それにそもそもが「安く、でもある程度安全な」宿泊のためのキャンプです。物凄く設備が整ったところに行っても仕方ないのです。とはいえ実のところ渚園は相当良い部類です。
この冬も仕事の帰り道で一休みしつつ「どのくらい人が入ってるかなー」と見ているのですが、週末になるとともかく人がやってきます。年末年始は三日ずつ休みがあるので「ゆるキャン△」の様な年越しキャンプは無理ですが、1/4はずいぶんとテントが張られていました。
普段でもスポーツ施設やイベントが行われる場所で、強い風さえなければ! 良いところです。ええ、強風地帯でさえなければ!
閑話休題。
ともかく行っておずおずテントを設営。一応木がある近く…… と適当に決めて。
最初と違って一応グランドシートを敷いてはみたものの、なかなか形が取れず。できた時には見事に傾いていました。まあグランドシートの方が小さいというのも今となってはわかりますが。
ともかく設営してからは辺りを散策してました。外で本を読めたらいいんですが、残念ながら眼のことを考えるとそれはできず。
そして隣のひとが熱心に焚火をしていたのに触発されてか、自分もともかくやってみようということに。
この時期は竹細工に集中していましたので、その残骸が大量にありまして(笑)。燃焼実験自体は家で少しやってみたことがあるんですが、焚火という感じにするまでやったことはありませんでした。
竹は細工用に割く段階で物凄く不要な部分が出ます。この時使わなかったものを庭に放置しておくと、やがてからっからに乾きます。これが実に良く燃えます。この時はレジ袋に詰め込んでいきました。
使ったのは簡単な筒型ロケットストーブです。コンパクトに! ということでネット型ではなくこちらを入手していました。小枝を燃すのにも向いているということもありました。
それで湯を沸かし、……鍋が真っ黒になったので、ケトルはバーナーで湧かしました。お茶を飲む程度で、あとは持ち込んだベーグルや果物を食べて。
ちなみに、放置しておいた竹の燃焼効率はレジ袋半分で三時間というところです。よく乾いていないと当然ですが煙が出まくります。
で、格別することも無くなってしまい、何だか早く寝ることに。
……ただ、ここで誤算が。
ここの常夜灯はもの凄く明るかったのです。直撃する位置に設営したのは間違いでした。一度目が覚めてしまうと光が目に入って寝付けないタイプの自分としては厳しく。
この時、設置場所には本当に気をつけよう、と心から思いました。もしくはどうしようもなかったら目隠しをしよう、と。
とはいえ、外で夜結構遅くまで起きてやってはいる他のキャンパーも居た様ですが、中ではそのことが気にならないあたり、このテントは悪くないと思いました。
そして翌日。
当時のツイッターの写真の時刻が「 04:37:23」。
この時刻で一目瞭然なのですが、日の出前に目がさめてしまってそのまま眠れなかったのです(笑)。
で、暇だったので朝焼けを見たり、この時持ち込んだランタンではどうか、とかアイマスクやマットが要るか、とか考えていました。
この時にはまだ太陽光電池のランタンを持ってきていたのですが、……これは残念ながら自分には暗かったです。そして周囲の人々の夜の灯りの強さも眺めていたので、単三電池の使えるランタンの一番明るいものにしよう、と決めたのでした。
その後近場に住む知人(前述とは別人)がやってきたので、コーヒーを淹れて少しビクニック気分と洒落込んだり。
まあ寝ることはできるな、と確信した訳です。