人生寄り道した方がいのかもしれないなと思う。
私は無駄なことが大好きだ。
寄り道がとにかく大好きだ。
調べ物をしていると派生していって、
別なことを調べ出して調べ物が止まらないことがある。
趣味はいろいろチャレンジしてみる。
合わなければ中断する。
気が向いたら再開する。
熱中することもあるし、無理だと思ったら無理しない。
なんでもとにかくやってみる。
私の人生は寄り道ばかりだ。
私はどうにも、最短距離を進むことができない。
たとえばではあるけれど、
何かに対して成功までの最短手順的なもの。
それがどうにも私に合わない。
無駄な努力と言われても、
とにかくまずは自分でやってみて遠回りをする。
そういう性分なのだから仕方ない。
とにかく遠回りをする性分だ。
私の人生は、曲がりくねった曲線だ。
直線で進むようにはなっていない。
無駄と言われる経験をたくさんした。
おかげで失敗談には事欠かない。
初対面の誰かとの話のつかみに、
雑談としていろいろな経験から話題を引き出し、
そこから失敗談につなげる。
とにかく私には失敗談が多い。
私はそれを笑っていいものとして話す。
笑うことはいいものだ。
緊張が解れる効果があると思う。
最初から本題に入るよりも、
こうして回り道をしてから本題に入った方が、
お互い話しやすくなるものと思っている。
私の失敗談がつかみになるのならば、
いくらでも失敗談があるのでどんどん使う。
人生の回り道をして、
いろいろな経験を重ねていくと、
ちょっとやそっとのことでは動じなくなるし、
懐が深くなるような気がする。
ある程度のことならば許せるようになる気がする。
まぁ、気がするだけではある。
ただ、他人の失敗は許せるようになったように思う。
私もたくさんの失敗をした。
たくさんの経験をして、
無駄と言われることもたくさんした。
遠回りとされることも山ほどした。
その度にもっと効率よくと言われたけれど、
できないのだから仕方ない。
これが私の生きる道だ。
人生もだいぶ過ごしてきて、
かなり遠回りをしてきた実感がある。
同じ時間を生きるならば、
最短距離が成功としてはいいのかもしれないけれど、
私は、同じ時間を生きるならば、
たくさんの経験をしたいなと思う。
人生は有限と言われていて、
無駄なことをしている時間はないと言われたけれど、
私はあえて無駄なことをしたいと思う。
会いたい人に会いに行きたいし、
思いついたら旅行に行きたいし、
映画も見たいし本も読みたいし音楽も聞きたい。
趣味をもっと増やしたいし、
誰かを助けることもしたいし、
勉強ももっとしてみたい。
やりたいことはたくさんある。
これだけやりたいことがあると、人生はあまりにも短いかもしれない。
遠回りしているうちに死んでしまうかもしれない。
私は、それでもいいような気がする。
人生というものを、好きな道を選んで進めた。
曲がりくねった曲線の遠回り。
平坦な道でなく、とにかく変な道を歩んできた。
それが私の人生だと胸を張って生きて、そして満足して死にたい。
どれだけ道半ばであろうとも、
私は私の選んだ道を歩んできた。
その事実だけで、私は人生を誇れる。
無駄なことも多かったかもしれない。
失敗も多かったかもしれない。
それのすべて私の豊かな経験になる。
私の人生はもう少し続くだろう。
その人生にもたくさんの回り道をしよう。
遠回りをたくさんして、
楽しいことをたくさんしよう。
全ては私の選んだこと。
私は選んだ道を後悔していない。
多分これからも後悔することはないだろう。
私は私を生き切って死にたい。
私はしたいことをすべてやって死にたい。
次は何をしよう、今度は何をしよう。
決めたらすぐさま行動しよう。
無駄まみれの私の人生は、
曲がりくねった楽しい人生だ。
今までもそうだし、
多分これからもそうだろう。
人生の回り道や寄り道は、これからもたくさんだ。
変な道を選んで進もう。
それが私の生きる道だ。