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第33話 2人だけの秘密

指先が震えた。覚えていない。


何で今隣にべったりと碧央がいるのか。

1番後ろの座席で聞こえもしない経済学を学んでいる。


授業なんて考えず、ただ静かに机の下で指を絡めて手を繋ぐ。


本当はお互いに、ずっとこうしたかったんだ。


教授が板書してる間にノートでお互いの顔を、隠して熱いキスを交わした。

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