朝焼けの空をいつものようにホテルの窓から覗いていた。
碧央の隣で見るこの空はもう2度と見ることが出来ないと思うと悲しくなった結愛は、すやすやと眠る碧央の横で静かに泣いた。
ワンナイトと分かっていても、受け止められない想いがあった。
後ろ髪を引かれるように結愛はホテルの部屋を出て行った。