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第5話

 どういうことだろうか。

 陽慈璃による手術は三十分で手早く終わった。

 ぐちゃぐちゃに潰れ、壊れた手首と足をそれぞれ肘と膝から切断して、別に用意されたモノと接続する。

 本来なら何十時間もかかるだろう。

 だが、木偶の部品は切り口に当てると生き物のように、自ら互いを求めて付着していた。

「君がここまで考えなしだとは思わなかったよ」

「俺がこんな状態だとは、思わなかった」

 陽慈璃に反抗するように、壱樹は答えた。。

 やれやれと、陽慈璃は苦笑しながら息を吐く。

 手足は見た目、すっかり人間のそれも、壱樹のモノだった

 上着とズボンを脱がされた姿で造られたベッドに座った。

「ほら」

 目の前に久宮が、畳んだ衣類とその上に棒付きの飴を四つ載せて差し出してきた。

 無言で受けとる。

 真新しいパーカーと七丈のズボンだ。それも強化繊維製。

 パーカーだけ羽織り、飴を一つ、口に入れる。

 木偶が本体の身体にも、ダウナーの効果はあるようだった。

 落ち着いたような深い息を吐く。

 久宮は凹んだように、ソファに一人座っていた。

「どしたー、久宮?」

 返事がない。

 陽慈璃に視線をやると、肩をすくめられた。

「わかんないのかい?」

「どこまでかが、わからない」

「全部だよ」

「あー、そうかぁ……」

 壱樹は参ったという風に空に視線を漂わせた。

「それでも、君から説明しなよ。自覚があるのかどうか」

 陽慈璃は冷静に、促した。

 要するに、遠回しに謝罪しろということだ。

「いや、アマテウの話がでたしな。久宮の古巣でもあるんだろう? どうせなら、典馬を殺っちまおうと思ってね。久宮は狙われてるけど、まだ手が伸びてないじゃん? なら今のうちにと思って解莉のところに行った。あいつなら知ってるだろうってね」

「いきなり本丸を潰そうとしたか」

「無謀もいいとこだよ」

 陽慈璃と久宮は口々に、呆れた言葉を口にした。

「手っ取り早いじゃないか」

「わかったよ。あたしのこと気にかけてくれたのは嬉しいけど、二度と一人で行動しないでね 凹んでいた久宮は今は逆に不機嫌だった。

「ああ、わかったよ。てか、あのデカい木偶はなんだったんだ?」

「あれは、ベルナという典馬の木偶兵器だよ。自家製だそうよ。てか、ズボンはいて」

「あー、はいはい。じゃあ、典馬も祇術できるのか?」

 七丈のズボンに足を通して、壱樹は聞く。

「少しなら、扱えるね」

「てか典馬のやつ、久宮を狙いに来ないのはどうしてだ?」

「見つかってないから」

 簡潔に、久宮は答えた。

「そうなの?」

「今ばれてるのは、この陽慈璃のラボだけだよ」

「しかも奴は、あたしには興味がないらしい」

 笑いながら陽慈璃は言う。

「あいつが露夢衣をぶっ壊すまで、どれぐらいかかると思う?」

 壱樹は二人に尋ねた。

「破壊するはずなのに、ソラの連中を集めてたというのが、気になる。あそこは露夢衣に干渉して支配しようとする連中の集まりだ」

 陽慈璃は考えながら口を動かした。   

「今は多分、準備期間なんじゃないかな。今までのように、単なるテロじゃらちが明かないと思ったんでしょ」

 久宮が結論をだす。

「……思ったんだが、典馬の奴はどうして露夢衣を破壊しようとしているんだ、久宮?」

「ナチュラル・ボーン・破壊王の考えることなんか、わかんないよ」

「動機がつかめれば、揺さぶりをかけることもできるはず」

「それはいいんだけどね。アマテウの件、忘れないでいてよ」

 陽慈璃が口をはさむ。

「あくまでやらせる気かよ」

「だから、任せるから忘れないでねっていっているの」

「あー、ああ」

 立ち上がり、壱樹は軽く頭を掻くと、ドアに向かった。

「久宮、行くぞ」

「はいな」

 機嫌の悪かった彼女だが、もうすっかりと気分を変えたらしい  

 壱樹が今度行くのは、交治新聞社と決めていた。




 交治新聞社は中央区のはずれにあった。

 統治機関関連やオフィス街がある中心地からかなり離れて、電飾の看板も少ないさびれたところだ。

 もっとも、他の場所と違って半壊したり老築化した下級市民が住んでいるわけではないので、閑静な場所ともいえる。

 壱樹と久宮は、典馬について知りたいと正直に言うと、一人の記者が喫茶店に連れて行ってくれた。

 小汚い中年が出てくるかと思っていたが、爽やかな身なりで礼儀正しい青年だった。

「はじめまして。私は砂規(すなき)。典馬担当の一人です。お二人はどういった理由で、典馬の事を?」

 小さな喫茶店の席で、彼は二人に名刺を出すとともに名乗った。

「色々ありまして、今はお話しづらいです」

 壱樹は迷うことなく、適当に流した。

 信じたのか、砂規は一つうなづく。

「最近の事件は知っているかな。芽倉市での大規模テロだ」

「詳しいことはわかりませんが、そのせいで、南西部が今、孤立していると聞いてます」

「そうなんだ。芽倉市で起こったのは、今間までの反統治コミュニティのおこした事件を比べると、何十倍もの規模だよ」

 目を輝かせて語る。

 一見、まともそうだったが、やはりどこか感性がおかしいらしい。

「典馬の過去とか知りたいです」

「育成史だね。ある程度は掴んでる」

 壱樹の質問に、喜んで砂規は喋り出した。

「生まれはフフカ・コミュニティだ。本拠は今孤立中の南西部にある。フフカ・コミュニティは、露夢衣で異端視されている祇術師にすら白眼視されるような異常な祇術を使う人たちが集まっていたコミュニティだよ」

 久宮もいたというコミュニティだ。

 もっとも、彼女は名ばかりの状態になったときに入っていたらしいが。

「どんな祇術です?」

 陽慈璃を知っているだけに、壱樹は異常な祇術というものに興味が出た。

 マスターがコーヒーを三人分置いて、カウンターから奥に引っ込む。

「それが、堕天使が使うものとそっくりらしい。典馬はその祇術で生まれたんだ。

「堕天使の祇術……?」

「ああ、フフカ・コミュニティは、堕天使のコミュニティと一部繋がりがあった。そこで学んだのだろう。少なくとも、彼らは堕天使たちを崇拝していた」

 露夢衣に落ちた、天からの堕天使。彼らは、当然、露夢衣の住人たちとは別存在だ。

 パッケージ化された魂にも関わりがあると言われている。

 少なくとも、彼らは露夢衣を本来自分たちの物であると信じていた。

「典馬は、堕天使たちから露夢衣を代表する新しい人間と認知された。典馬は彼らにとって、希望の星なんだよ」  

「典馬は木偶なんですか? 人間なのですか? 最近、人間が木偶だったという話が多いので」「人間だよ。人間よりも人間だ。確かに、最近は木偶が多いがね。典馬は正真正銘、人間。どうしてかというと、魂を持った存在とされているね」

「魂も? まさか、天から?」

 露夢衣の空の上には、幾億万の魂がパッケージ化されて浮かんでいる。

 誰が、どうしてそうしたのかはわかっていない。

 この人工都市に住む人々には、魂が無いとされていた。そんなものは必要ないという。

 余りに非科学的だと。

「天からのモノかはわからないが、多分そうだろう」

「まぁ、そうだとして。典馬が露夢衣の破壊を企てているということは、堕天使の意思だと考えていいのですか?」

「良いだろうね。典馬は彼らの意思の元にある。というか、彼らの意思から逃れられないんだ。可哀そうなことにね」

 最後の事に、壱樹は複雑になった。

 久宮も晴れない顔をしている。

「今、都市の南西部は、無法状態なんだ。露夢衣もこれを放っておくわけには行かないでいる。近々実力行使が始まるよ」

「けど、南西部の人たちも黙っていないんじゃないですか?」

「そうだね。やれやれだよ。僕らもまた忙しくなる」

 そう言うと、砂規は立ち上がった。

「君たちも典馬に興味があるというなら、何かあったら連絡してくれると嬉しいね。それじゃあ、また」

 彼はテーブルに硬貨四枚とと札一枚置いて、店から出て行った。




 帰りのロープウェイは相変わらず人が乗っていなかった。

 露夢衣上空は大量に張り巡らされているために、混む路線と空いている路線の差が激しい。

 壱樹は当然のように、人の多い線には乗らない。

 二人だけのゴンドラ内は、意識した沈黙が下りていた。

 壁に背を持たれてしゃがんで飴を舐めている壱樹は、うつむいていた。

 彼は人前から去ると、そんな姿勢をよく取っていた。

 反対側で久宮は窓の外を眺めている。

 相変わらず暗いひとだと、壱樹を思いながら。

「……でなぁ、久宮?」

 先に口を開いたのは、壱樹だった。      

「ん? どーしたの?」

 振り向いた久宮は、出来るだけ自然な優しい笑みを浮かべる。

 壱樹は見透かすように目だけで見上げる。     

「アマテウには、手を出さない」

 ポツリと言った。

「どして?」      

 久宮は少し考えが、結局、何か言うよりは、聞いていた。

「……別に」

「……ねーねー、どうしてー?」

 ワザと壱樹の正面にしゃがみ、顔を覗き込んでくる。

 ニヤニヤと笑ってやがる。

「典馬を殺ればいいことだろう? アマテウは俺も世話なってたし」

「ふーん」

 笑みを止めずに、久宮は横に立ち上がった。

「じゃあ、いいところに連れて行ってあげるね」

「あ?」

「次の駅で降りて、別のに乗るから」

 楽し気な久宮に、何か言おうという気は起こらなかった。 

ただ少し、ダウナーな飴の効果が鬱陶しい。




 那緒の姿は飲み物の自動販売機の前に立っていた。

 無糖のコーヒーのボタンに行きかけた指が止まる。

 ここはオレンジ・ジュースか?

 隣でしゃがんだ青年が俯いたまま、肩を揺らしていた。

 激しい呼吸を無理やり包み込むかのような姿だ。

 ちらりと目をやった登賀の膝近くにある取り出し口に、ミネラル・ウォーターのボトルっが落ちてくる。

「ほら」

 差し出してやると、振るえる手が伸びてきた。

 明かりの乏しい路地では何かに汚れて真っ黒に見えるが、滴るものは鮮血だった。

「生身の身体というのも、不自由なものだと思わない?」

 登賀はもう顔もやらずに、加えて買ったオレンジ・ジュースを腰に手を当てて飲む。

「……ああ、思うね。どこかの奴がいつも咥えてる飴が欲しいところだよ」

「あれは、生身用じゃないし、外付けの部品みたいなもんだもんねぇ」

「まったく……奇怪殺しも楽じゃない」

 彼らを自警団の半ば壊れかけた四輪が通りすぎる。

 続いた、まだ、まともそうなもう一台が目の前に止まる。

「君たち、ここらで騒ぎが起きたらしいが、何か見なかったか?」

 中年のいかつい男が中に乗ったまま、声をかけてきた。

 中には彼と、もう一人の運転手が乗ってるだけだ。

「何があったんです?」

 振り向いて、登賀は知らぬ顔を見せる。

 典馬は身体を隠すように一層、縮めた。

「うん、説明はちょっと難しい。それよりも、ここから逃げたほうが良いだろう。どうだ、隣街まで載せて行くぞ?」

 冷たい夜の空気は、辺りは四輪のエンジン音と軋み以外、不思議と澄んで静かだった。

「……しらないおじさんについて行かないように言われてるので……」

 登賀は少女らしく、せいぜい怯えた表情を作った。

「いいから乗れよ?」

 男は軽い調子で繰り返す。

 顔を上げた典馬は、同時にのっそりと立ち上がって、無言で後部座席に座った。

 仕方がないので登賀も隣に乗る。

「よし、行くか」

 車内は異様なほどに無臭だった。

 エンジンが一度、がなって路地をライトで照らしながら進みだす。

「……そっちのにぃちゃんは随分と怖がってるようだが、どうかしたのかい?」

 助手席からバックミラー越しに声をかけてくる。

「うん、ちょっと具合が悪いみたいなの」

 登賀が代わりに返事をした。

 無言の典馬が片腕を垂らすと、指先から落ちた赤い雫が床を点々と染めだした。

「なぁ、なんか変だと思わないか?」

 ニヤニヤとしながらまた男が言う。

 運転手は黙ったままだ。

「どう変なの?」

「いやぁ、殺人事件が起こったって聞いたんだけどなぁ。無いんだよ、死体が」

「街まで送ってくれるんじゃないの?」

「探さなきゃならないんだ。死体をね」

 男はまだいやらしい笑みを浮かべていた。

 その顔がだんだんとのっぺらいモノに変わって行く。

「丁度、男が一人必要なんだけど、この際だから、女の子も加えようか」

 出来損ないの人間もどきと言った容姿の木偶が、助手席に座っていた。

 運転手も同じ姿だ。

「……へぇ。それなら、丁度いいんじゃないか?」

 典馬が言うと、彼から薄い姿の血まみれな姿をした男が剥がれるように、シートに抱きついた。

 助手席の木偶にしがみついた男は、そのままシートをすり抜けて木偶の中に入ろうとする。「なんだ!?」

 汗を拭いた典馬は、柄から二股に別れた刃を持つ小刀を手に逆さに握って腕を回し、助手席の木偶の首を隙間に埋めるようにしてシートに打ち付けた。

 小刀の中央のネジが回転し、そのまま首を挟み砕いた。

 ごとりと足元に頭部が落ちると、それは薄かった姿の男と同じものに変わっていた。

 典馬は引き抜いた小刀をそのまま運転席の木偶の側頭部に突き刺す。

 今度は刃が開き、木偶の頭の中を破壊する。

 四輪は制御を失い、塀に寄りかかるように車体を引きずり、やがて失速していって、電柱にぶつかったところで止まった。

「……あっぶないなぁ」

 登賀は小さな身体を運転席のシートにしがみついたまま、息を吐いた。

「やることは終わった。さっさと帰る」             

「今ので、奇怪は死んだの?」

「死んだ。木偶に本体が入って同化したからな。普通に人間として首がもげれば死ぬ」

 登賀には、いまいち典馬が奇怪狩りをするのが理解できなかった。

 一緒にいて一通り見ればわかるだろうと踏んでいたが、無理だった。

「今の奇怪はどこの何かなぁ?」

 車から降りるのに、身振りで典馬を促す。

 彼は四輪から路地に足を下ろして、電子タバコを咥えた。

「と、あるところの少年だなぁ。木偶そのものも、ついでに奇怪だ」

 登賀は考える風だった。

 元統治委員としては、確かに認めがたい存在なのだ、奇怪というものは。

 露夢衣を管理・維持する統治委員は、発生しないはずの異常が、奇怪だという認識である。

 だが、ソラ・コミュニティの者である登賀は知っていた。

 奇怪の原因が、天に散らばる魂のパッケージに関係していることに。




 南西部が孤立して、二週間は経った。

 この間、幾つもの街を管理していたのは、登賀である。

 少女の姿を取った元統治委員は、典馬から借りたベルナをモデルに、地域を構築・改造していた。

 天上のロープウェイに届くかどうかとという高さで、一つのものとして見える複雑な形をした建造物が、南西部に建てられつつあった。

 人々の不満があるはずだったが、何をしたのか、典馬が全て押さえてしまった。

 登賀も典馬も独立地域に仕立て上げた南西部を、それだけにしておく気はなかった。

 いずれ中央部を破壊し、統治機関を潰すつもりなのだ。

「統治委員会の実力行使って、いつになるんだ?」

 陽慈璃の部屋で、話を聞いていた壱樹は疑問を口にした。

 説明を途中遮られた彼女は不快がることなく、彼に目をやって首を傾げた。 

「多分、もうすぐだと思うよ」

「そんなモノ、連中は持っていたっけ?」

「言っちゃった以上は、どっかかからか持ってくるでしょう」

 壱樹はふーんと鼻を鳴らして返事をすると、ダウナーの飴を口の中で舌をつかって回す。

 その時に紛れてしまえば機会があるかもしれない。

 久宮からの目が痛い。

 ちらりと顔を向けると、ソファの横で、ジト目で見つめ続けている。

「変なこと考えてたでしょ?」

「……ああ、ロープウェイの時、パンツ見えてた」

「そっちじゃないよ! てか言ってよ!」

「言ったら蹴られそうとか思って」

「当たり前!」

「久宮、壱樹はもっと変なこと考えるかもしれないぞ」

 陽慈璃がにやけて言う。

「うっわー……」

 久宮が身を引いた。

「いきなり、なに酷いこと言い出すんだよ、陽慈璃よ」

 壱樹は呆れたようだった。

「バタフライ・シーカーがまた現れたけど、興味ない?」

「……へぉ、面白そう」

 つい、口だけの笑みを浮かべてしまう。

 アマテウがこだわって依頼してきたバタフライ・シーカーだ。

 気にならない訳がない。   

 冷蔵庫から、疑似ビールを取って来ると、陽慈璃の檻の傍に立った。

 彼女は、文字列と映像を目の前に移動させてくれた。

 久宮が背中に乗るように持たれてきて、首の枠から覗き込む。

 場所は南西部と書かれていた。

 犠牲者は統治委員関連ではない、少年だった。

 年齢から住所、所属するところ、全てのデータが無かった。

 ただ少年とわかるのは、首を落とされてセットで映った画像のおかげだ。

 壱樹は背筋に冷たいものが走った。

 自分の反応に驚く暇もなく、冷汗が噴き出すとともに、胃が持ちあがってくるかのような吐き気に襲われ、口を手で塞いだ。

「あらら。壱樹が珍しいね」

 陽慈璃は軽く驚いたようだ。

「……南西部で殺られたのか」

 どうにか落ち着かせようと飴を舌でまさぐりつつ、壱樹はやっと言った。

「そうだね。バタフライ・シーカーがあそこで現れるというのは、珍しいと思わないかい?」

「確かにな。何が目的なんだか、またわからなくなってきた。まぁ、どっちにしろ、奴が南西部にいるのと、アマテウが関係してるとしたら、行ってみないとなぁ……ああぁ!?」

 いきなり久宮に後ろから首を腕で締められる。

「ちょ……なんだよ……!?」

 必死に声をしぼりだして抗議した。

「いや、何か急に衝動が」

 久宮は涼しい声で言いつつ、力を緩めようとはしない。

「ちょ……待て……」

 視界がぼやけ、意識がすぅっと落ちていった。 


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