“冬”の季節がやってきた。アタシは目覚めて直ぐに希死念慮に囚われて動けなくなっていた。その身体を奮い起こして足早に街を出て、森の中に拠点となるキャンプ地を作る。それで限界だった。
あとは“冬”が過ぎ去るまで待つしかない。この日記はどうなるのだろう。わからない。
今日はこの辺で終わらせる。もう身体が限界だ。
天に光を。地上には実りを。アナタに祝福を。
この折り鶴が届いた顔も知らないアナタ、おやすみなさい。夢魔に夢を侵されぬよう、祈っておくね。