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用語解説 List 7




神話大系【しんわたいけい】

 人類が認識した自然現象や文化の出来事を元にして、『世界の始まり』などの起源や存在理由を語るために結びつけられた物語のことである。

『神話』として語られているものには、それに基づく『何か』がある。

 自然現象だったのか、あるいはその時代に何かを成し遂げた人物がいたのか。

 超自然的なものから形而けいじ上的なものまでが『神話』として紡がれ、現代に至るまで語り継がれている。


神代【しんだい】

『神話』の元となった伝承や逸話などを遡った際に必ず生き止まりに当たる。遡ることのできない地点にまで及んだとき、そこから先を『神代』と呼ぶ。


万有神話【ばんゆうしんわ】

 これは『神話大系』に分類されていない。

 神話は『起きた出来事』が物語として紡がれたものである。だが、万有神話は物語として紡がれていない。

 この世界がどのようにできたのか。

 これを神秘的な視点からではなく、物質的な視点で考えたときに行き着くものが万有神話に当たる。

 それは、空の果て。

 星々が輝く、あの空の果てにある虚空で『何か』が起きた。

 それは真の『世界の始まり』を意味している。

 自然や文明を『世界の始まり』に結びつけて紡がれた物語が神話だが、万有神話はそれ以前の世界を構造する物質の話になる。

 よって、万有神話はどちらかといえば科学的な側面が強い。


ドヴェルグ【どヴぇるぐ】

 北欧スカンジナビアで語られる妖精の名前で、小人ドワーフの一種である。

 北欧スカンジナビア小人ドワーフは『鍛冶匠かじしょう』であるとされていて、北欧神話大系内でも数多くの武器を作り出している。

 これは『錬成ドヴェルグ』としてウッドロイの家系に代々受け継がれてきている素質がある。

錬成ドヴェルグ』は稀有けうな技術である。

 ウッドロイ・フォーチュンがこの素質があるのは、妖精の子孫というわけではない。

 あくまで『ドヴェルグ』という妖精がいたと神話上では語られているが、実際にはそういう手際のいい職人が民族間にいたということである。

 それ素質が途絶えることなく血脈が継がれてきたのはウッドロイ・フォーチュンという人物である。




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