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用語解説 List 2





魔法【まほう】

 魔力を燃料として引き起こされた超自然的な現象のこと。

『魔力の貯蔵ちょぞう』や『魔力の出力』は遺伝に左右されることが多い。

 魔法という現象を起こす際には『どんなふうに火をつけるか』をイメージする必要がある。それが曖昧あいまいだと思った通りに魔法にならない。どんなふうに『魔力を消費するのか』も重要で精神状態や体調にも左右される。

 この区分をわかりやすいように『記号のようなもの』を杖で描く者もいれば、言葉を詠唱えいしょうする者もいる。

 この魔力をそのままエネルギー状態で出力することも可能ではあるが、これは『魔力の貯蔵』や出力の微細な調整ができる才能に恵まれている者だけの荒業である。


魔法使い【まほうつかい】

 魔法使いの歴史は紀元前二五〇〇年以前になる。

 元々は職業だった。魔法自体は人から習って訓練することで身につく技術。魔法の習得には素質が必要で、いくら訓練しても見につかない者もいる。遺伝に左右されることが多い。

 魔法の悪用は厳しく禁じられていて、違反者には厳しく残酷な制裁が行われることになる。現代では科学技術の発達に伴って、魔法は実用的な技術とはみなされず、すたれつつある。


アミュレット【あみゅれっと】

 防犯魔法。非致死性魔法。

 鉱石こうせきを扱ったペンダントのようなもの。その鉱石の中に魔法が組まれている。

 体温、心拍数、時間帯などを感知して条件と一致していれば発動する。発動時には打ち上げ花火のような強烈な閃光と爆音を周囲に放つ。


短絡【しょーと】

 鳩原はとはら那覇なはが扱える数少ない魔法的な技術。

 魔法を解読した上で、魔力を循環じゅんかんさせる回路かいろの致命的な箇所になる『結び目』と呼称している部分に魔力を放出する。ほんの極局所に対して。

『結び目』が焼かれると魔力が循環できなくなって魔法が発動しなくなる。

 なお、鳩原那覇は魔力出力が極めて少ないからできる芸当である。魔力の出力を雑にやっても放出し過ぎることにならないためである。本人は『誰にでもできる』とは言っているが、本人ほど簡単ではない。




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