「マヂで勘弁してほしいわ」
「本当ね。いつまで立っても子供の時のままなんだから困っちゃうわ」
「本当だな。おい、コーくん飲み物くれよ」
「お前は店に戻れよ」
うひぃぃぃぃぃ!!
コーくん今日もバリかわいぃれしゅうううううう!!!!
「戻れよと言われてもだな。どうせ戻ったら怒られるわけだろ? それなら長くサボった方がお得に決まってるだろう。そんなこともわからないのかコーくんは」
「何で上から目線なんだよ」
きゃわきゃわのきゃわ!!
上から目線に聞こえちゃったのかな?
ごめんねぇ、かわゆいからいじめたくなっちゃうのーん!
んー! コーくんと二人きりになりたいからセラのバカをどうにかせんといかんにゃ!
「コーくんでは話にならないなセーちゃん飲み物ちょうだい」
「何がいい? 紅茶でいいならすぐに入れるわよ」
はよいけっ! のけっ! コーきゅんの周りに飛ぶコバエが! 殺虫剤を撒くぞこらっ!!!
サラのボケが階段を上がっていった。
しゃあ! うらぁ! コー様と二人きりやないかぁい! さいこぉぉぉぉぉぉぉう!!!!
FUUUUUUUUUUU!!!!!!!
「そうだ。偶然、店から持ってきたクッキーあるから皆で一緒に食べよう」
「お前のところ食品も扱ってんのかよ」
「これは仕入れ品だ。買取とかはしていない」
「そらそうだろ。食品なんてリスクしかないもん買取したくねぇもん」
嘘っぴょーい! 店に置いてませーん!!!
コーきゅんがクッキーを食べてるところ見たいぃぃぃ!!!!
食べられてるクッキーになりてぇ!
いや! クッキーカスでもいい!
私というクッキーがコーくんに咀嚼されるのを想像しゅるだけではぁ……ちあわせ!!!!
「ミール、お前って本当にいつも無表情だよな」
「そうでもない」
「いや、そうだよ。今だって無表情の塊みたいな顔してんぞ」
「今は満面の笑みだぞ?」
「どこがだよ!」
ごみぇんねぇぇぇぇぇ!
コーくんがこの世に生きてくれてるだけで笑顔ニコニコなんだよ?
だってコーくんは私の神様なんだから!
んーちゅ!
んーちゅあ!
んーーーーちゅちゅちゅ!!!!
「元が可愛いんだからもっとニッコリした方がモテるぞ」
「別に他の人にモテようとか考えてないし」
「さいですか」
あぁぁぁぁぁぁぁぉ!
コー神様に可愛いって言われたよね!
今言われたよね!!!!!
ぴゅあぁぁぁぁぁぁぁ!!
ありがとうございます! ありがとうございます!!
なんて神々しい存在なの!
死んじゃう!
このままじゃ幸せすぎてちんじゃうにょおおおおおお!!!
ちっ! セラ(毒虫)が帰ってきやがった。
マジで空気読んで樹海とか行って帰ってくるなよこいつ。
なんなん?
あ? やんのかこら?
「熱いから気を付けてね」
「ありがとう」
「セーちゃんの紅茶は大好きだ」
てめぇが生きてることは許されねぇけどなコーくんに気軽に話しかけてんじゃねぇよ。
「あら、ありがとうミール」
うるせぇ。黙れ。
「コーくんクッキー開けてくれ」
「お前、昔からこういう蓋開けられないよな」
「いっつもコールに開けてもらってるわよね」
「力ないんだ」
これこれこれこれこれこれこれ!!!
コーくんの二の腕みちみちみちみち!!!
おっとこらすぅぅぅぅぅいいいい!!!
もうだいちゅきなよ!
だいだいだいだいちゅきちゅきちゅき!!
ごめんにぇぇぇぇぇ!!!
いつも無表情でごめんにぇぇぇぇぇ!!
だいちゅきすぎてあいちしゅぎてどうしていいかわかんにゃいのぉぉぉぉ!!!
「そう言えばミールこの前可愛い洋服見つけて!」
だ!
ま!
れ!