私、レイラ=フォードは頭を抱えていた。
「――っというわけで、お主には悪いがステラはワシらで
いつものカフェのいつもの席、違うとしたら別の世界に移動したはずなのにヨーコがいるくらいであとは何も変わらない。
そしてそのヨーコから聞く話はやはり頭が痛くなる話だった……。
あの時そういう意味で言ったわけではないのに勝手に
あの子とも百年以上一緒に旅をして、自分の妹のように思っていたし、考えることも以心伝心の仲だと思っていたけど……。
ステラを失ったのは大きいけどそれ以上に
「それにしてもお主の
「時間を止めてバリアが出せない間に攻撃するなんて、そんなバグ技みたいな方法よく試す気になったわね。しかも予行練習なしで」
「シキはワシに時間停止という能力や
「話を聞いてると、そのシキって子はユキナの陣営なのにユキナはよく許したわね」
「ユキナ自身がどう思っておるかは知らぬが、シキ自体はユキナ個人を
「確かにシキって子が自分の近くにいれば私も
思わず
「いずれにせよ、元々私はあの世界にはもう戻るつもりはないと思っていたからちょうど良かったわ」
「ちょうど良いとはどういうことじゃ?」
「