ここまで終焉の天秤をお読みいただきまして、ありがとうございます。
第一章では、創星の加護者それぞれの信念や、生き様を見せつつ、メイとハルキ、二人の邂逅や、国に忍び寄る悪意との激突を見せた事により、第ニ章では、キャラ同士の掛け合いも少し深いところまでお見せする事が出来たんじゃないかなと思います。
遂に直接対決となった諸悪の根源の二人。回を追うごとに加速していく物語。今後もドキドキするような展開になるよう、彼女、彼等の物語を紡いでいく予定ですので、今後ともよろしくお願い致します。
では、第ニ章登場キャラクター編。いってみましょうか。
♍【乙女座の加護】
Ⅵ 個体名:カルア・ヘルメス
通り名:精霊の番人 種族名:エルフ
出身:エレメンティーナ国
見た目は可愛らしい少女だが、実は長く生きている元気なエルフの女の子。
鴬色のぴょんぴょん跳ねるツインテールに紅と橙を織り交ぜたような美しい瞳、露出度の高い新緑をイメージしたビキニのような衣装に可愛らしいスカート、先端に宝石を嵌め込んだ両手で抱える程の大きな杖を持つ。
エルフの国、エレメンティーナにてエルフの女王に仕え、守護者の白猫と共に世界の豊穣を見守っている。果実は小さめ。
能力名:豊穣の祈り<本編では名前未公開>
豊穣の祈りを大地に捧げる事で、様々な属性を司る精霊を召喚する。
Ⅵ‐② 個体名:カーネリアン 乙女座の守護者
種族名:精霊 <精霊女王>
エルフのカルアへ加護を与えし乙女座の守護者。猫のような気紛れな性格をしており、普段は白猫の姿をしている。カルアと共にエルフの女王に仕え、かつては黒猫トルマリンと行動を共にしていた時期もあるようで。
本来の姿は純白のボンテージスーツに身を包んだセクシーな白猫娘であり、戦闘時は精霊女王らしく、無詠唱で各属性の高位魔法、各種結界術を自在に扱う。エルフの国で採れる桃、
「やぁセクハラ黒猫。数百年振りかな?」
「人間の国を陥れ、エルフの国を手に入れようなんて、百万年早いさね!」
♑【山羊座の加護】
Ⅶ 個体名:スミス・クロノス
元トルクメニアン騎士団長 種族名:人間
出身:トルクメニア国
トルクメニア国にてかつて最強と謳われた元騎士団長のおじいちゃん。今はトルクメニア国にて、王家の執事として、パテギア王女や王子の教育係を任されている。王女を通じ、ハルキのなんでも屋へ国に蔓延る闇を粛清する依頼をしていた張本人は彼だったようだ。
MEMO:
力の神髄は山羊座の加護……であるが、まだ彼の加護は明かされていない。今分かる力は、ブラックオニキスのコピー能力により披露された強力な剣戟のみ。鍛錬により積まれた技量だけでも分かる彼の強さは、まだまだ計り知れないぞ。
「ま、そういう事ですじゃ。フォッフォッフォ!」
Ⅶ‐② 個体名:ブラックオニキス 山羊座の守護者
種族名:???
突然王女姿で現れた彼女。その正体は、燕尾服を身に着けた大人しい性格の僕っ子。ブレアという名でスミスが護る王女様の監視他、国を揺るがす闇の監視をしている。その正体は山羊座の守護者であり、自身の姿を他人の姿へ変化させる特殊能力を持つ。サンストーンとの親交が深く、サンストーンの推薦により、今回メイのパーティとして、迷宮探索へ同行した。
能力:影写力
自身が指定した相手の姿と能力をコピーする。特別な加護の力や、自身の魔力を超えての力を扱う事は出来ないが、その者が持っている魔法や結界、
第ニ章では、メイ、サンストーン、スミスのコピーを披露した。
書簡を届けたり、対象を監視、護衛したりと有能な聖星鷹。本来はブレアの星獣であるが、パテギア王女にも懐いており、スミス、パテギア王女もよく利用している。
「トルクメニアン国、王宮執事を務めております、ブレアと申します。以後お見知りおきを」
Ⅲ‐③ 個体名:マイ・アークライト・ヴェガ
種族名:人間
マスターが上級悪魔として潜んでいた喫茶ショコラ。第一章で人気ウエイトレスとしてメイやクレイとも絡んでいた彼女。彼女はとある国の人体実験――
ルルーシュに目をつけられてしまった彼女はオパールの能力により悪堕ちし、クレイと望まない形での再会を果たし、メイによって裁かれる事となる。
能力名:
種別:疑似星 属性:聖
星の輝きを集めた竪琴を掻き鳴らし、光の旋律で魔を捉える。
悪堕ちしてしまった後は属性が反転し、血塗られた竪琴は闇の旋律を奏でる事となってしまった。
♏【蠍座の加護】
Ⅴ 個体名:ルルーシュ・プルート 種族名:上級悪魔
出身:ルーインフォールト国
憎しみ、欲望に満ち溢れた人間の血肉を嗜み、デザートとして脳味噌を口へ含む彼女。今回遂に彼女とメイ、ハルキ達が対峙する事となった。
普段日傘をさし、優雅な貴婦人の格好をしている彼女。その正体は瑠璃色の肌に腰までかかる赤紫色の美しく長い髪。妖艶な美貌を強調するかのような胸と局部のみ覆った黒光りする防具とガーターベルト。赤いマニキュアを塗り、ダイヤモンドのように磨かれた鋭い爪。毒を含んだ蠍の尾を持つ上級悪魔。加護の力で対象を凍えさせ、今日も対象へ恐怖という名の快感を与える。
能力:
種別:加護 属性:氷
自身の
「凍える程の
Ⅴ-② 個体名:オパール 蠍座の守護者
種族名:邪神
アルシューン公国の迷宮にて黒竜を暴走させ、冒険者達を悪魔化させ、エルフの国まで陥れようとした幼女。その正体は、死神と並ぶ強さを誇る邪神だった。光の具合によって蒼や翠、虹色に色彩が変化する不思議なドレスに身を纏い、今日も彼女は甘い物を食べつつ、自身の玩具を探す。
能力:
彼女のくりっとした丸い赤と蒼のオッドアイが妖しく光る時、対象の欲望を暴走させ、人間を悪魔化させてしまう。
★メイの力で魂を刈り取ったルルーシュの首と体躯を国へ持ち帰り、
「面白くなって来たねぇ~~。折角だから、もうちょっと遊んじゃおっか?」
――蒼き瞳と紅き瞳を妖しく光らせ、蠍座の守護者は無邪気に踊る。
第2章はここまでとなります。
第3章以降ですが、こちらも少しずつネオページ様でも公開していこうと思っておりますので、
お楽しみにです。