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右爪を振るってきた。ユウリは合わせて風扇を叩き込む。
爪と扇がぶつかり止まった。ユウリはたんっと右足を踏み込み、がらあきの腹部へと左足をぶち込む。
蹴りは見事に命中した。
ほぼ同時、「
間髪入れずに
「一丁上がりだ! 次はどいつだよ! どんどん来やがれ!」
声を張り上げると、二体が横一列になって迫ってきた。
「
円弧軌道で雷は飛んだ。二体を真横から貫き、電気ショックでもって地に沈める。
(動きは速いし、初見の相手だし油断はできない。けどどうにもならないってほどじゃあない。頼りたくはないけどフィアナもいるし、なんとかなる!)
希望が見えたユウリは、戻ってきた
ユウリは振り返り、今度は上手投げで放った。先ほどの一体に当たると、バチチ! という音とともに墜落した。